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平成・大相撲大動乱

【平成大相撲大動乱】シーズン2 大相撲に八百長は有るのか?①

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このシリーズを書き始めて、参考文献としてある書籍を購入した。

新版「週刊ポスト」は大相撲八百長をこう報じてきた

「週刊ポスト」編集部・編

出版、小学館

P19

「長年『週刊ポスト』は角界の八百長を追求してきたが、私たちが現役の頃も、一部には八百長相撲は存在していました。(中略)しかし、今の利k氏達の相撲はあまりに露骨。八百長だと疑われても仕方がないような相撲が多すぎるのです」

「私もこの世界で50年やってきたのだから、土俵の動きを見れば八百長をしているかどうかはすぐに分かります。どうして稽古もロクにせずに本場所で8番も9番も勝てるのか不思議に思っていたら、案の定、そういう力士は、津日の場所は2番程度しか勝てない。そんな力士は番付を上がったり下がったりのエレベーター力士などといったりするが、エレベーターに失礼です。エレベーターは上で止まったり、途中停止もできますからね」

(いずれも9月24日号)

 

P20

たとえば、元大鳴門親方の告発記事について協会が『週刊ポスト』を刑事告訴し、後に東京地検が「嫌疑不十分」として不起訴としたとき、読売新聞はこう報じた。

<相撲協会によると、不起訴の理由は記事の中で証言していた元大鳴門親方が死亡、記事が真実である課などの確認ができなくなったため>

元・大鳴門親方と後援者の橋本成一朗氏の怪死、そして不起訴の至った経緯については本第三章、第五章に譲るが、協会が『週刊ポスト』を告訴したのは、もともと告発者である元・大鳴門親方が死亡した後のことである。むしろ告発者の死を“好機”とみて動いた不届き者こそが協会だったのだ。つまり、この記事の論理は完全に破たんしているのだが、それでも大新聞は「協会による説明」を垂れ流すだけだったのである。

 

 

購入した理由は、現在大動乱となっていて、先行きの見えない大相撲について、何らかの答えを見出すためには、「公然の秘密」となっている、「大相撲と八百長」「大相撲とヤクザ」「大相撲と薬物」の問題に、触れずに素通りすることは不可能だと思ったからだ。

しかし、九州の最南端から、東京に取材に行っても、角界にコネもつてもないし、大赤字になるだけだから、情報は、オープンソースに頼るしかない、ということで、検索の末、購入し、熟読したのが本書である。

★私は、個人的には、かなり昔から、「大相撲に八百長はある」と思っていた。

小学校の頃から、家族と相撲中継を見ながら、子供心に、不思議な取り組みや、不思議な昇進が有ることが、記憶から離れなかった。

私が中学の頃、初顔の横綱が、画面に登場した、しこ名は「琴櫻」というらしい。

毎日見ていたのではないので、当然ながら、大関から昇進していたという事実を知らなかった。

一緒に中継を見ていた祖父が「この男は、30過ぎて横綱になった珍しい男じゃ、入門前に柔道が強かったらしい」と解説してくれや。

新横綱としての取り組みは覚えていないが、その時私が思ったのは、「ふ~ん、相撲って長くやっていれば、いつかは横綱になれるんだ」という違和感だった。

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《琴桜(先代佐渡ヶ嶽親方・故人)は作られた横綱だった》

「週刊ポスト」は大相撲八百長をこう報じてきた➃「週刊ポスト」編集部・編

P67

琴桜の仕掛けが最後の仕事

運ということなら、力士生活の晩年んみなって横綱のチャンスをつかんだ琴桜(現・佐渡ヶ嶽親方)は幸運な人といわれてきた。大関のまま終わるのかと思われていたのに、47年九州場所、48年初場所に14勝1敗で連続優勝して横綱に昇進している。

相内氏はこの横綱・琴桜誕生にも手を貸している、と次のように語るのだ。

「あの時、48年初場所の前にあのノッポのKが、当時は幕下だったと思うけど、俺のところへ使いに来てね、“うちの大将が用事がある”というんだ。琴桜の家に来てくれ、ということだったが、場所を迷ってね。相撲診療所の近くだったが、ようやく俺が辿り着くと“初場所のことを頼むよ”と琴桜にいわれた。

彼は自分でも“横綱になっても短命かもわからんが、昇進のチャンスだからな”ともいっていたね。俺も考えたんだ。彼は名大関のまま終わった方がいいのか、それとも短命で危ない橋を渡ってでも、最高位を名乗った方がいいのかとね。結局、彼の情にほだされて、俺はこの48年初場所の琴桜の八百長を仕組んだのだが、じつはこれが俺の中盆としての仕事の最後になった。それだけに印象深いんだ。三横綱を作るのにかかわったと前に行ったが、その3人の横砂の人、Zが琴桜なんだ。

千秋楽に近い方から逆に数えて、三番は確実に俺が工作を請け負ったからね」

 

週刊ポストが「角界浄化キャンペーン」として「八百長撲滅」のための、信頼できる角界関係者に証言を求めて、連載を始めたのは1980年5月からとなっている。

丁度、横綱北の湖が衰え、千代の富士が台頭し始めたころだ。

その、最初の告発者となったのが、元十両四季の花だ。彼は引退までの10年間「中盆(なかぼん)=八百長の仲介者、工作人」として、数々の八百長工作の仲介者として、活躍し、八百長を依頼する力士から一目置かれてきた力士だった。

四季の花が、本書P67で、述べているのが、「最後の大仕事が琴櫻を横綱にする工作だった」という告白だ。

琴桜は、昭和48年初場所に、大関として、二場所連続優勝して横綱に昇進した。

琴桜は、昇進した初場所前に、直接四季の花に「初場所をよろしく頼むよ」といったらしい。

 

★「千秋楽に近いほうから逆に数えて、3番は俺が工作した」と断言している。

「工作した」ということは、琴桜と対戦する4人の力士に「琴櫻に、「必ず負ける」という確約を取り付けた」ということだ。

★要するに、琴櫻が、「負ける」と確約した力士から、「勝ち星」を四季の花を仲介として買ったわけだが、彼によるとその当時の、「星の値段」は横綱クラスで、20万円が相場だったというから、琴桜は、「優勝の代金」として、20万円X4力士で、80万円を使ったことになる。

★四季の花の「八百長工作」は、芸が細かく、「負け方」まで指導していたという。複数の力士の「星の「貸し借り」=今場所は俺が負けるから、来場所は俺に勝たしてくれという約束」

まで、巧妙に操作していて、緻密で複雑怪奇である。その辺に興味がある人は、是非本書を取って読むことをお勧めする。

 

《この本の資料的価値は「検察のお墨付き」》

週刊ポストが、1980年にスタートし、1997年まで続いた。

その間、最も衝撃的な告発者となったのが、元大鳴門親方(関脇高鐵山)の一連の告発の連載である。

私も本書で、大鳴門親方と元北の富士後援会副会長の橋本氏の告発内容を読むと、あまりにもリアルで「鬼気迫る」ものを感じた。

しかし、この二人は、ポストの「八百長告発連載」について、2週間後に東京の外国特派員協会での講演を準備中の1996年4月14日、奇しくも同じ日、同じ名古屋の病院で、原因不明の病気で急死した。

★そして、二人の死を待っていたかのように、一か月後、日本相撲協会は、週刊ポストの出版元の小学館を相手取り、名誉棄損で刑事告訴した。

 

《東京地検は相撲協会の訴えを「嫌疑不十分」で不起訴とした》

★「不起訴」になったということは、週刊ポストの連載記事が、八百長力士の実名を挙げ、十分に時間をかけた取材と、豊富な物証に支えられており、全くの虚偽となる証拠が見当たらないということだった。

「不起訴」という結果は、訴えた協会側が「勝てなかったけど引き分けに持ち込んだ」ということではなく、「事実上の負け」ということである。

★ロッキード事件ではないけれど、ポストの連載で実名を挙げられた番付上位の力士たちは、それこそ「灰色高官」ではないけれど、世間から胡散臭い目で見られ、一生十字架を背負うことになるだろう。

 

《八百長告発の歴史》

その嚆矢(最初の矢)となったのは、当時作家だった石原慎太郎が、昭和38年秋場所の千秋楽の大鵬対柏戸の横綱決戦に、「八百長有り」と日刊スポーツ紙上で物言いをつけたのが始まりだ。

疑惑の大一番 大鵬VS柏戸

 

私は、未だ物心ついていないので、その一戦は見ていない。

これに対して、相撲協会は即座に告訴した。

この状況を見て、財界人の永田雅一氏(当時大映会長)が、石原に、相撲協会の武蔵川理事長(元幕内出羽の花)と直接会って話すことを勧めた。

 

《八百長の存在を認めた武蔵川理事長》

「週刊ポスト」は大相撲八百長をこう報じてきた➂「週刊ポスト」編集部・編

P54

「文部省も真相を究明せよ」

もう一度、石原慎太郎氏の話の戻る。石原氏に二子山理事の「故意による無気力相撲、八百長工作などありえないし、過去にもなかった」という発言をつ立ててみると、次のような話がでたのだ。

「それはおかしなことだと思うよ。僕が八百長を指摘した時に当時の武蔵川理事(元幕内・出羽の花)は“残念ながら八百長については否定しません。ただ、八百長を協会がさせているように考えられては困る”と、このようにはっきり言っているのだ。

 

会見での武蔵川理事長の発言

「残念ながら八百長は否定しません。ただ八百長を協会がさせているように考えられては困る」

そして「協会がやらせているようなニュアンスの部分は訂正してほしい」・・・・石原氏談、ポスト取材

石原氏は、「僕は協会に謝ったわけじゃない。八百長を協会がやらせているという確証を持っていなかったから、記事のその部分を訂正したら、協会が訴えを取り下げたんだ。」

★八百長の存在を認めつつも、言わば「組織的関与」は否定したわけだ。

 

《理事によって見解が異なる「八百長の有無」》

週刊ポストが、連載中に、監察委員の二子山理事(初代若乃花)に取材した。

一問一答形式ではあるが、核心部分に触れる理事の回答を記載する。

八百長相撲(協会は敢えて、そう呼ばず「故意による無気力相撲」と呼ぶ)の有無について、

二子山「ないし、かつてもなかった、絶対あり得ない」

★ここまで、断言し、その後はプロレスと比較しての、プロレス侮蔑発言と、検察も認めた「四季の花告発」も頭から否定している。

この一問一答は、事前にポストから、質問内容を知らせてあり、二子山の回答は事前に十分に準備した「組織防衛用の回答」としか思えない。

二子山の回答は、常に強面で、ワンパターンで門切り型の、中国の報道官の発言によく似ている。

続く

 

 

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