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片目のダヤン氏寄稿| 「もう一歩だったサムライブルー」2 転載不可

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続きです。

本題に入ります。「もう一歩だったサムライブルー。その戦略なき戦術と傭兵部隊を構築できなかった司令官不在の果て」を。

今回の日本対ベルギー戦(2-3で負け)。

マスコミもネットも友人・知人たちの評価の大半は、「よく頑張った。ご苦労様。感動ありがとう(この日本語表現は文法的に誤り)」に集約できました。

一方、私は全く別の次元からこの試合を観察していました。それは、日本が属した「16強」と日本が属せなかった「8強」との間には、大きな乖離(互いに叛き、離れること)が存在したこと。例えば、「現実論と理想論の乖離」や「戦略と戦術の乖離」。如何でしょうか。

 

ここで、私は一部の元サッカー選手の自称評論家たちが唱和する「テクニカル(技術面)とフィジィカル(身体面)は、世界と互角。次回は期待デキル」等の楽観論には全く、与(くみ)しない。何故なら、幾ら理想論を掲げても現実論の「壁」には永遠に到達しないからです。勿論、その壁を打ち破る術(すべ)も未だ、習得していない。

 

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ここから、ちょっとサッカーを離れて海運業界との比較対照を行います。先ず、日本と違って北米(カナダ・アメリカ・メキシコ)の中でもアメリカは、開かれた社会(open society)であることをアタマの片隅に入れてください。

時代は1990年代前半で、場所は出張先のNYCマンハッタン。

 

その当時、親しかった同僚のアイルランド系アメリカ人がこう云ってくれました。「今晩、タイムズ・スクエア近くのシーフード・レストランで会合(海運業界)がある。あのエム*(マースクラインを示す)も来るぜ!」

*当時の業界隠語は、エスがシーランド社。ピーがピーアンドオー社(P&O)だった。

 

この当時でもマースクは、業界のトップを走っていた。なお、日本側のマースク社員の陰口は、「デンスケのシモベ」(デンマーク野郎の子分の意味)だった。そして、そのレストランの会合は、立食形式だったことも覚えている。おまけに、参加者は60名前後で、全員白人。黒人は一人も居なかったし、黄色人種は日本人の私だけ。

 

こんな時、読者の方も経験されたと思うのですが。異人種は絶対的に彼等から「質問攻め」(be grilled/peppered with questions)に遭う。

それも役職から収入、家族構成や貨物動静まで訊かれました。そんな彼等の厳しい洗礼(baptism)を終えると、一人の初老の男性が私のソバに近寄って来ました。「キミは英語が上手いネ。アメリカの大学で勉強したのかい?」

私が彼の顔を凝視すると、ポップスグループ「アバ」の左側のオトコを老けさせたような顔付き。そう、典型的な北海(North Sea)付近に生息する北欧人の風貌。

 

私は彼をカラかってみたくなったので、「アメリカの大学ではなく、アバ*で英語を勉強しました」すると、これが大いに受けて彼は、破裂顔「キミがこのワシに聞きたいこと。何でも謂ってくれ給え」このへんが外人って、面白い。だって、日本人ならこんなコトって、無いでしょ?

名刺交換をすると、彼はマースクライン本社の上級筆頭副社長(senior vice president)だった。また、このマースク。同族会社で企業合併や企業買収を繰り返して、急成長している多国籍企業体であることも当時の業界人の間では、有名だった。

 

*本当は、スウェディッシュ・エロティカ(Swedish Erotica/北欧の裏エロビデオの意味)と謂いたかった。でも、こんなところで外交問題に発展することが、嫌だったので。それから、最近判ったコト。日本人が英語を話せない理由の一つを限定列挙します。

それは、日本語の助詞(てにをは)を英語の前置詞に上手く変換できないから。上記の(~で)は(BY WITHFROM)ではない。INであること。「私はアバで英語を勉強しました」は、(I studied English in ABBA)

 

それと、米朝首脳会談でシンガポール空港に着いた黒人元バスケットボール選が着用していたT-シャツの言葉。(Peace starts in Singapore)「シンガポールで平和が始まる」のではなく、「平和は(この)シンガポールから始まる」の意味。資産的・物理的にも時間が取れる方はこの夏、英和辞典の英語前置詞用法すべてを記憶してください。

 

私は咄嗟に、彼にこう質問した。

「次に企んでいることは、何でしょうか?」(What are you engineering the next time?)

そして、この時の同僚の仕草も忘れられない。私に向かって、左目をウィンクしたこと。これはアメリカ人特有の仕草で、「ヤレヤレ!」とか「凄いな、オマエ!」って感じ。その上級副社長はこう語った。

1990年度中にアメリカの海運会社を1~2社飲み込んで(swallowed up)で、ヨーロッパでも2010年までに同じことをする。聡明なキミ(私のコト)なら、船社名を云わなくても判るだろう?

 

そう謂えば、柴田翔の短編小説の中にこんなくだりがありました。上司から会社の事業計画を聞かされ、主人公は舞い上がってその将来の自分の役職名をその上司に尋ねる。しかし、その回答は予想外だった。「キミに居て欲しくないから、話しただけなんだ!」

 

私も同僚も暫くの間、呆然とその場に立ち尽くしました。私は気を取り直して、その1~2社に固執しました。

その数社の選出方法、具体的にはどうやって?」

この時は、同僚も私に向かって最早、ウィンクはしなかった。そして、この北欧老人の仕草も忘れられない。ヒトを射るような目付き。眼光人を射るかも?

「互いに競わせて弱らせる。それがウチの戦略」(Compete each other and weaken them. That is our strategy)

事実、マースク社は1997年から2008年までに以下の強行的買収を行った。勿論、決して紳士的買収ではない。

 

●シーランド社(SEALAND)の買収。この会合から4年後。

●APL社(American President Line)の買収。この会合から6年後。そして、直ぐにマレーシアのNOL社に売却。現在このAPLは、フランスCMA CGMの傘下。

ここまでがアメリカ。

P&O(Peninsular & Orient)イギリス国籍とNedlloydオランダ国籍の合併後、買収。

 

これがヨーロッパ。つまり、「買収相手を互いに競わせ・弱らせてから飲み込む」こと。

だから、戦略なき戦術ではなく、「戦略ありきの戦術」が白人種の基本的なビジネス観。日本人は彼等に勝てるだろうか?

それで、サッカーに戻ります。お待ちどうさま。これで、よく冷えたビールをまた、グラスに注いでください。

 

私は、日本対ベルギー戦の後半で、原口と乾が2点を入れた直後。何故、典型的な明治顔(所謂、盗人顔)のアモーレ長友を引っ込めて本田を投入しなかったのか?これこそが、この試合の大きな敗因と理解しています。

一方、不味さだけが取り柄のワッフルとチョコレート野郎のベルギーは、その直後に3人枠を使い切った。正しく、「戦略ありきの戦術」に他ならない。だから、早稲田は戦略を立てられない・戦略を練り直すことができない牛丼集団と、巷で謂われる。

 

それと、8強に勝ち残った国々を表記したい。勿論、伏見さんの読者なら、一目瞭然かも?

●「ウルグアイとフランス」

●「ブラジルとベルギー」

●「ロシアとクロアチア」

●「スウェーデンとイングランド」

 

如何でしょうか。

上記の何れの国家もIMF(国際通貨基金)やBIS(国際決済銀行)への出資ランキングに一致するモノでもありません。

そう、「カウンター・インテリジェンス」(対諜報防止活動)や「カウンター・テロリズム」(対テロリズム防止活動)に秀でた国しか、サッカーでは勝てないのです。何故なら、サッカーはスポーツの中でも最も意外性(un-expectedly)に富んだ競技だからです。

 

勿論、誰が何時イエローカードやレッドカードを取るか?その試合中、選手も観客も視聴者の誰一人さえも予測できない。

即ち、イギリスの底辺下層階級で生まれたこのスポーツは、非連続性と非連動性を併せ持つ「テロ行為」に他ならないのが私の持論。

 

最後に、日本代表引退を表明した本田圭祐選手へ。

私が、貴殿のコトを知ったのは、4/10付けツッターでした。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の電撃辞任で、貴殿が発した言葉。(It’s never too late)「決して遅すぎることはない」の意味。正直、私は唸りました。

 

長年、英語を用いた業務に携わって来た者にとって、「直ぐに転用できる言葉」と「習練を積まないと置換転用できない言葉」の区別は、容易に尽きます。そして、私は後者を「難解な経営書や哲学書を原書で読んで、その内容を把握できた者」と「相当なインテリから教わって、習得できた者」の何れか一方に分類します。如何でしょうか。

 

私は、貴殿が希望する引退後の企業経営には、反対の立場です。何故なら、貴殿は未だ、次世代を担う若手選手にバトンを渡していないからです。私の願い・希望は、引退後にイギリスに渡り、大学に再入学または編入のカタチで、「軍事学」と「兵站学」を専攻して学位を取得して頂きたい。

 

その理由は、私の持論でもある「サッカーは非連続性と非連動性を併せ持つテロ行為のスポーツ」に他ならないからです。ここまで読んで戴けたら、その前の私のNYC時代のエピソードにも興味を抱いたハズ。

聡明なキミなら判る。日本代表監督に就任しなさい」

そして、そのターゲットは2022年ではなく、2026年のカタールカップで。

「聡明なキミなら判る。2022年はある事情でワールドカップが開催されないから」

勿論、キミの小学校時代の夢も実現可能。ワールドカップで日本はブラジルに2対1で勝利する。

それと、これもキミには楽勝の言葉。

(Be careful what you would wish for. You just might get it)

では、片目のダヤン

 追記に続きます。

 

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