「「親朝鮮」総理誕生のトリック」改訂版出版に当たって

改訂版出版に当たって

「政党・政治②「親朝鮮」総理誕生のトリック: 自民総裁選の盲点」

本著「政党・政治②「親朝鮮」総理誕生のトリック: 自民総裁選の盲点」は約2年半前の2020年9月9日に出版したものです。

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時代背景は2020年8月28日に故安倍晋三元総理が二度目の辞任記者会見をし、その後9月14日の自民党総裁選で菅義偉前総理が選出される過程を、自民党総裁選の現行のシステム、細かい規則を調査、検証しながら「自民党総裁選のシステムとしてのバグ」を摘出したものです。

当時は筆者は極めて熱心な安倍支持者でした。しかし、7年8か月と言う超長期の第二次安倍政権が終わり、官房長官として「楽屋裏」一切を仕切った大番頭の官房長官、菅義偉が総理に就任後、次々と矢継ぎ早に打ち出すネオリベ(新自由主義)政策に大いに疑問を持ちました。何故なら菅義偉政権は「キングメーカー安倍晋三」の傀儡政権で有り、その事実上の継承政権でもあったからです。

翌年2021年の早春に、アベノミクスの「国民に対する公約」とその結果の大きな矛盾、経済政策としての致命的な大失敗に気付き、安倍支持は完全に「卒業」しました。

その経緯は、ツィッター等で折に触れて述べてきましたが、既刊の拙著で「安倍晋三に騙されてきた事実」を書籍に残すことは、「事実と異なる政治評価」を残すことになるので、今回、本著の全体を見直して、該当箇所の大幅な削除をしました。

折しも、序文執筆中の現在、国会参院予算員会では、総務省の愛国官僚有志から、「放送法の政府解釈の違法変更」の極秘文書が野党議員の手に渡り、安倍総理―磯崎総理補佐官―高市総務大臣(肩書はいずれも2014年当時)の共謀事実が暴露され第二次安倍政権の「政権ぐるみの違法行為」が事実として確定されたところです。

今後も、第二次安倍―菅の10年政権の「政治的不法行為」が多く白日の下に晒されるでしょう。

2023年3月26日

伏見顕正

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