「神話化される拉致問題」その聖域と真偽
昨年7月8日、安倍が銃撃されこの世を去ってから、「安倍ー菅時代10年間」不動の正義と報道されていたものが全て疑わしくなり蓮池透さんの本を買って読んだ。

出版が2015年12月、安保法制も通りモリカケは翌年2016年でいわば「安倍の全盛期」この本が出版された時は
①時の最高権力者を真っ向から批判する蓮池さんを心配する声
②蓮池さんの人格を攻撃する声の二派にわかれた。
今から考えれば森喜朗の訂正要求を撥ねつけた女傑、野間佐和子が率いたさすが講談社、よく出版したものだと感心する。
画像は野間佐和子。

安倍晋三神格化を確定させたエピソードの真偽
小泉訪朝時の安倍「金正日が拉致を認めて謝罪しなければ席を蹴って帰国しましょう」巻末の著者との対談で青木理が当時外務省の大洋州局長だった田中均に確認したところ「そんな発言は記憶にない」とのこと。

安倍は帰国した蓮池薫さんらの北朝鮮帰還を一度も止めなかった
世間では田中局長が北との約束通り帰還を促し、安倍が体を張って阻止したことになっているが。
実家に同居していた実兄の言うことの方が正しいと思うのが普通だろう。
中山恭子は最初から選挙での票狙いだと思っていた。

この本を読むと主にYou Tubeのネトウヨ系番組で「絶対悪と戦うヒーロー設定」の出演者達の俄かには信じ難い意外な素顔がよく描かれていて不思議と納得する。
現時点で当時を思い返して検証すると著者が嘘を言っているとは思えない。
御興味のある方は是非御一読をお勧めする。些か衝撃的ではあるが。
以上