岸田訪朝と6月解散の可能性②  日朝交渉の本質は「対米問題」

岸田総理の決意

※https://www.youtube.com/watch?v=jcH69vfA2vk

 

「アメリカの協力を得ながら」と言う点が重要

岸田総理は既に4月の訪米時に、バイデン政権の「日本の対北朝鮮交渉の事前の意思確認」を得ていると思います。

その見返りが批判も浴びていますが「対ウクライナ戦後復興費用9兆円の」拠出なのだと思います。

 

アメリカとの「事前合意」無しに日本政府の首脳が訪朝するとどうなるか?

画像は1990年9月の「金丸訪朝」

この時、金丸信自民党副総裁は訪朝し金日成主席と「日朝合意」を行いました。

この日朝合意の内容は紙に書かれて残されてはいませんが、早期の国交正常化と戦後補償としての1兆円の供与だと言うのが定説です。

その後1992年8月に東京佐川急便からの5億円の闇献金が発覚して議員辞職し失脚しました。

その半年後の1993年3月には10億円強の脱税事件で逮捕され公判中の1996年に死亡しました。

金丸は訪朝前にアメリカのジェイムズ・ベーカー国務長官から「北の核開発疑惑」について金日成に釘をさすように言われていましたが、北側のマスゲームなどの国を挙げての厚遇に舞い上がって、すっかり忘れてしまい、おまけに1兆円の供与の約束をしてしまったことに当時にブッシュ政権は激怒したと言います。

画像はジェイムズ・ベイカー元国務長官 2016年にも日本と韓国の核保有の可能性には断固として反対した。

実際に北朝鮮は既に寧辺(ニョンピョン)核施設でプルトニウムの再処理実験を始めていましたから、日本からの1兆円の供与は核開発資金に使われるのは火を見るより明らかです。

アメリカは金丸はもう自分達の言うことを聞かなくなったうえに、北の核開発=アメリカの安全保障に対する直接的脅威に協力したと判断しました。

金丸の①闇献金②脱税の情報はCIAからの国税庁と検察庁へのリークがきっかけだと言われています。

この様にCIAは日頃から自民党の政治家のスキャンダル情報をよく把握しており、失脚させたい時にタイミングを見てカードを切ると言われています。

他にも日朝国交正常化が果たされれば、韓国に続き北朝鮮も「円圏=日本の経済圏」に入り大日本帝国の復活に繋がることを極度に警戒しています。

その為に日本の首脳の「訪朝」と「日朝首脳会談」の実現には、事前に「十分過ぎるほど」のアメリカとの交渉と合意が不可欠だという事です。

その意味でも「岸田ーバイデン」と言う日米両首脳の良好な関係と家族会の訪米してのアメリカ側の説得の成功は、過去の日本の総理や自民党の首脳の失敗の轍を踏まずに

成功する可能性が高いと私は考えています。

 

 

 

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