2000年から続発した自民党保守本流政治家の不審死

「ナイ&アーミテージ」コンビ結成直後の2000年4月に現職総理の小渕恵三が急死、後を追うように6月にキングメーカーだった竹下登が病院で不審死しました。
森喜朗と言う腐敗政治家→小泉純一郎と言うアメリカにとってベストな売国奴が総理になりました。
2006年橋本龍太郎元総理不審死

2006年7月1日、夜中に腹痛がして病院に運ばれたらいきなり開腹手術で大腸全部と小腸の一部を切断されたことによる失血死。1997年の「米国債発言」も危険視されたが人気と実力があり「愛国政治家」だった橋龍が小泉の後に復権されるのがアメリカにとって怖かったのでしょう。
その死の直後に、後顧の憂いの無くなった小泉純一郎は安倍晋三を9月1日に後継指名したのです。
2002年10月 石井絋基議員殺害事件

国会の爆弾男として有名だった民主党議員ですが清廉を絵に描いたような例えば「裏金」の様なスキャンダルと縁のない野党政治家でした。
彼の死の直後に竹中平蔵が金融担当大臣になってウォール街が儲かる様にりそな銀行とUFJ銀行を潰してインサイダー取引で儲け融資先の優良企業をハゲタカに叩き売りました。
既刊の拙著に詳しく論証してありますので御参照下さい。

トランプがハーバート大学を弾圧する一つの理由
画像は左からズビニュー・ブレジンスキー 右は御存知、ヘンリー・キッシンジャー

学問の自由に対する侵害は許せませんが戦後のアメリカ帝国の対外的覇権主義、侵略主義、を「精緻に理論家」し軍事介入の正当性を理論づけし時の政権内で推進したのがこのハーバートの著名すぎる二人のユダヤ系国際政治学者です。ですから「戦争を嫌う」トランプの思想から見れば単に「反エリート」と言うだけではないと思います。
ブレジンスキーの慧眼
ブレジンスキーは1997年の著作「ブレジンスキーの世界はこう動く;21世紀の地政戦略ゲーム」で「アメリカはNATOを使いウクライナを梃子にしてロシアを封じ込める」と言うアメリカの取るべき地政学戦略を主張していますが同時にそれに対するロシアからの反作用についても述べていて、25年後のウクライナ戦争の勃発を予見しています。
1997年はソ連崩壊後、エリツィン政権が無謀にも市場経済に舵を切った為に、クリントン政権が送り込んだジェフリー・サックスらのネオリベ(新自由主義)勢力に国富を食い荒らされてロシア国債がデフォルトに陥った年です。
エリツィンの側近でモスクワ市長だったプーチンはエリツィンの大失政を横目で見ながら、ブレジンスキー→ポーランド人(ロシア嫌い国家)→ハーバート大教授と言う連想で解釈し、個人的に親しいトランプに恨み言を話してトランプの「ハーバード嫌い」に影響を与えた可能性もあると思います。
参考文献

戦後80年とは「アメリカ帝国の衰亡」が延々と不可逆的に続くこと
ナイの悔し紛れの遺稿(笑)
「長い米国の世紀の終焉」と題しトランプ大統領による威圧的な外交や関税政策は米国の魅力に基づく「ソフトパワー」減退につながり「長期的には敗北戦略だ」と喝破した(転載ここまで)
結局ポール・ケネディの「大国の興亡」が正しかった
画像は1588年のアルマダの海戦

ポール・ケネディはスペインハプスブルグ王朝はフェリペ2世の時に帝国を拡張しすぎた結果4度も国家破綻(バンカロータ;デフォルトの更に上を行く国庫支払い停止宣言)した挙句やけくそになって日本よりも小国のイングランドに大艦隊を送って大敗し長い斜陽の後、皇帝位をフランスのブルボン朝に盗られて滅亡しました。