※この記事は12月19日にXに連続投稿したものをブログに編集したものです。
植田日銀政策金利引き上げ30年ぶり高水準 サナエノミクス半壊(笑)
https://www.asahi.com/articles/ASTDL2HFVTDLULFA00GM.html?msockid=2f53bb3316ba63c921a8ada317f362af
日銀が利上げ決定 政策金利0.75%、30年ぶり高水準に
朝日新聞 有料記事 西尾邦明 土居新平2025年12月19日 12時19分
画像は朝日新聞の記事から、図中の青線、青丸は筆者が記入した。
日本銀行は19日の金融政策決定会合で、1月以来、7会合ぶりに利上げし、政策金利を0.75%程度に引き上げると決めた。
米国の関税政策が経済に与える影響は限定的で、来年の春闘でも高い賃上げが続くと判断した。経済と物価の状況に応じ、今後も利上げを続ける姿勢だ。
銀行間でやり取りする短期資金の金利(無担保コール翌日物)の誘導目標を0.5%程度から0.75%程度に引き上げる。
9人の政策委員が全員一致で決めた。政策金利が公定歩合だった1995年9月以来、30年ぶりの高い水準となる。
住宅ローンの変動金利や企業の借入金利、預金金利などが幅広く上がることになる。(転載ここまで)
植田総裁、高市政権に屈せずに利上げを断行
画像は利上げ決定を受けて静岡朝日テレビの番組で怒りをぶちまける高橋洋一 論理は荒唐無稽(笑)
私は今回の利上げを高く評価したいです。これでサナエノミクスは半壊です。御愁傷さまでした(笑)
安倍晋三は再登板した時に白川総裁に圧力をかけて辞任に追込みました。高市も高橋洋一に唆されて猿真似をしましたが大失敗しましたね(笑)
9人全員一致の意味 リフレ派政策委員の屈服
日銀HPより
利上げは政策委員9人の全員一致で決まりました。9人の中にかつて大失敗した「アベノミクス」を主導した「リフレ派」と呼ばれる経済学者集団の残党が一人いました。
専修大学教授の野口旭です。彼が反対しなかったという事は「アベノミクスの失敗」を素直に認めたという事だと思います。
内心不服でも「多勢に無勢」で大勢に従ったのかもしれませんが、野口の本心はわかりません。
野口は11月末には利上げに同意していた
日銀の野口審議委員、利上げ「政府の物価高対策とそごない」
日経新聞 金融政策 2025年11月27日 18:48[会員限定記事]
日銀の野口旭審議委員は27日、政府が物価高対応を含む経済対策を策定してすぐに日銀が利上げする場合の政策の整合性を問われ、「大きな問題になっているのは物価対策だ。政策意図にそごがあるとは考えていない」と述べた。物価が上振れするリスクを抑えようとする日銀の利上げが政府の動きと矛盾しないとの認識を示した。
大分市で講演した後に記者会見した。(転載ここまで)
来年で任期を迎える野口の後任人事はリフレ派を補充すべきではない
岩田規久男を総帥とする「リフレ派と言う経済学者集団(博士号未取得者やエコノミストが多い)」はアベノミクスで国民経済を焼け野が原にした「A級戦犯集団」ですから
自民党の安倍派の裏金議員達と何ら変わる所は有りません。
ですから来年の3月末で任期が切れる野口の後任は「リフレ派ではない真っ当な経済学者」にすべきです。
人事権は総理大臣に有りますが、来年の3月に高市政権が無くなっているかもしれないし、たとえ政権が存続していても「無理な人事」を
押し込む体力がもう残っていないと思います。
利上げ後の円安加速の責任は高市早苗にあって植田総裁ではない
今回市場関係者のほとんどが金利は上げても0・75%が限度と読んでいました。
利上げしなければ投機筋から円を売り浴びせられて一気に200円台まで持っていかれていたと思います。
マーケットの指標を視れば投機筋は高市政権が「トラスショック」の二の舞いになると読んで強気で円を売り浴びせている最中である事は明らかです。
投機筋相手には為替市場でドルを売り向かうしかない
http://www.kabupro.jp/edp/20250619/S100VWHB.pdf
ゆうちょ銀行が2025年3月末時点で米国債を約28兆円も保有しています。
今年から日本郵政グループの運用方針が大幅に変更され外国債から国内債に大きくシフトするとメディアにリリースされています。
ですからこの28兆円の米国債を債券市場で全額叩き売らせればよいだけです。
市場での米国債の売りは為替市場でのドル売りの円買いと全く同じ事ですからこれ以上の円安は阻止できロット(売買規模)が巨大なので円高にも誘導できます。
有価証券報告書を見ると既に昨年一年間で約1兆5千億の米国債を市場で売却した実績があります。
米国債売却後にもしアメリカ政府から文句が出れば
日本政府「ゆうちょ銀行と言う民間企業がやったことですから」とすっとぼければよいのです(笑)







