※この記事は「2025自民党総裁選」として9月8日にXに連続投稿した者を加筆しながら分割してブログに纏めたものです。
林芳正官房長官出馬の意向表明

https://www.sankei.com/article/20250908-GOYPHWXP2FLCJBWQB2KC2FXXOE/
林芳正官房長官が出馬の意向 岸田文雄前首相にも伝達へ 自民総裁選
産経新聞 2025/9/8
自民党の林芳正官房長官は、石破茂首相(党総裁)の退陣表明に伴う党総裁選に出馬する意向を固めた。複数の関係者が8日午前、明らかにした。
午後には岸田文雄前首相や松山政司参院議員会長ら旧岸田派幹部に伝達し、理解を求める。
林氏は同日午前、官邸で記者団の取材に対し「前回も一緒に戦った仲間とよく相談をしたい」と述べた。
林氏は昨年9月の総裁選に出馬し、立候補した9人のうち4位に入った。松山氏ら旧岸田派議員が中心となって支援した。(転載ここまで)
前首相と参院会長への伝達が午後なら既に推薦人20人は集まっているのでしょう。昨年同様、微力ながら応援させて頂きます。
林芳正氏の意外なキャラ;日本よりも海外の方が知名度が高い?
昨日、France24と言うフランスの国際放送を見ていて驚きました。「ポスト石破」の候補の話題でしたが。

フランスでは小泉進次郎の次に有名らしい

東京特派員が「9月6日にある元政治家の出版記念イベントに参加したら現役の官房長官と話す機会があり、彼も立派な次の総理候補です」と進次郎の次に紹介して高市早苗は林さんの次でした。
2分19秒当たりです。彼は政策に明るく英語も堪能だと誉めていました。
元政治家って誰だろう?
画像は林芳正氏Xアカウントの投稿より引用

柳澤伯夫元厚労大臣の出版記念パーティーだったんだ。懐かしいなあ。御年90歳の元大蔵官僚出身の政治家。
元々宏池会で岸田派になる前の古賀派の政治家ですね。
柳澤伯夫元大臣と言えば

この本です。回顧録と言うよりもがっつりした内容の学術論文でしたが戦後の金融システムと銀行法の変遷がよく分かります。
小泉内閣の金融担当大臣の時にアメリカのブッシュ政権の圧力で竹中平蔵に交代させられた無念さと、りそな銀行の不良債権は竹中平蔵がフレームアップ(でっち上げ)した事を婉曲に批判しています。
林新総理誕生を「催促」する立民の役員人事

立憲民主党の新幹事長が「立民国対族のドン」の安住氏に決まりました。
これは「次の自民党のカウンターパートは再び森山幹事長にしてくれ、石破政権時と同様にやろう」と言うメッセージに他なりません。
「もしそうしなければ毎回、国会終了時に内閣不信任案を提出しますよ」と言うブラフでもあります。
森山幹事長が担がない新総裁は選ばれても新総理としては「流産」するだけ
野党第一党の立民と丁寧かつ綿密な「国対政治」ができない役員陣(幹事長、政調会長、国対委員長)でなければ先ず衆院で予算が通りません。
「衆院の予算先議権」が憲法で定められているから本予算も臨時予算も通らなくなります。
森山幹事長ー坂本国対委員長ラインでなくては野党との折衝はできない
画像は石破政権下の2024年11月の臨時国会国民民主党の榛葉幹事長、古川国対委員長と協議する森山ー坂本コンビ。

高市早苗が新総裁では森山ー坂本コンビは党務や国対を引き受けないだろう
既刊の拙著で扱った2023年3月の保守分裂を惹き起こした「奈良県知事選事件」の確執と遺恨があります。

未読で御興味のある方はどうぞ。

奈良戦争の構図
対立関係は下記の様になっています。詳細は拙著をご覧ください。

今回の総裁選のテーマは「高市YesかNoか」(後藤謙次氏)
統一教会の復活を認めるか否か、安倍派裏金脱税議員の大臣や党役職への復帰を認めるか否か
「早苗いれば国滅ぶ」それを阻止できるのは林芳正氏だけです。高市早苗研究全3巻読まれています。セット買いがお得です。
