Good Loser(グッドルーザー;引き際の良い者)としての石破総理
昨年末に予想して当たったことと当たらなかったこと
昨年、2024年年末の御挨拶と本年の予想は、御挨拶記事としては異例の長文レポートとなったので、本年出版した甲辰の年シリーズ第三巻に織り込みました。
②の石破政権の3年は、結果的に外れましたが、「石破おろし」と言う50日間抗争を
粘りぬいた末に「Good Loser(グッドルーザー;引き際の良い物)」として退陣を表明しました。
「臨時総裁選(前倒し総裁選)」に向けての幹事長の「森山マジック」は十分に勝機のある「勝てる布陣」だったので残念ですが、
退陣の決断の真相は本人と一部の最側近の人達しか知り得ない事なので、様々な憶測がありますが石破前総理が完全に政界を引退した時にでも
回顧録として書けることは明らかになると思います。
お盆過ぎから熱気を帯びてきた「石破辞めるなコール」
「石破おろし」は参院選の投開票日、7月20日の翌日から「反日カルト裏金議員集団」を率いた麻生太郎ー茂木敏充ラインの主導で始まり、
臨時総裁選の可否を問う9月8日の前日の9月7日の石破総理の退陣表明で終わりました。
しかし、8月のお盆過ぎから全国で「石破頑張れ」「石破辞めるな」の声が澎湃(ほうはい)として起こり、
リアルな世界での「官邸前デモ」やXでは#(ハッシュタッグ)のツィデモまで起きました。
20年ぶりに日本人に蘇った「正気」と「判官びいき」
判官贔屓(ほうがんびいき)とは
第一義には人々が源義経に対して抱く、客観的な視点を欠いた同情や哀惜の心情のことである。
それに因む形で、「弱い立場に置かれている者に対しては、あえて冷静に理非曲直を正そうとしないで同情を寄せてしまう」という心理現象を指す。・・Wikipediaより抜粋
Wikipediaは「客観的な視点を欠く」と随分と「突き放した」定義をしていますがこの「敢えて敗者や弱者に同情を寄せる」と言う日本人の国民気質は、アングロサクソンを筆頭とする西洋文明や、ユーラシアでは中華文明、ロシア文明、インド文明にもない「世界で唯一日本人の美質」だと私は昔から思っています。
私はこの現象を見て、「日本人に正気が戻ったな」とこの国の現状と将来に「かすかな安心感」を感じました。
外国勢力が介入した「石破おろし」と2005年の郵政政局
20年前、2005年の小泉純一郎の「郵政イカサマ解散」では小泉は父祖の地の李氏朝鮮の宮廷権力闘争の様な日本人離れした「エゲツナイ選挙戦」を繰り広げました。
「郵政米営化」に反対した「愛国議員」に対して「造反議員」と言うレッテルを貼り、あろうことか刺客まで差し向けたのです。
帰化人二人、人格破綻者一人の「クノイチ女刺客議員」3人組
画像は「女刺客候補」として2年間の落選生活から国会に復活した高市早苗と愛国議員の滝実(まこと)滝は小選挙区で敗れるも新党日本で比例復活した。
実は高市にとっては「渡りに船」の刺客としての「国替え」でした。2年前の2003年の衆院選奈良1区で民主党の馬淵澄夫に比例復活もできずに大敗していたからです。
小選挙区時代の「一区現象」
1区現象(いっくげんしょう)とは、1996年以降の衆議院議員総選挙の小選挙区において、都道府県庁所在地が存在する1区で自民党候補が対立候補に敗北する現象のこと。
・・Wikipediaより抜粋
地方の県庁所在地は人口が多く、浮動票や無党派層が多いです。初当選から「女を売り物」にして当選を重ねた高市は40歳を過ぎた容色の衰えと
1994年衆院選の公約破りの新進党から自民党への鞍替えで、公明党支持者を怒らせたのは地元では有名な話です。
また日頃からの虚言癖と常態化した「恩を仇で返す行為」で人望を失ったので奈良1区と比べ創価票が少なく天理教のある奈良2区に移り、
専らカルト宗教票(天理教、神奈我良の会等)や解放同盟票頼みと言う「組織票」選挙に依存した楽な選挙戦を戦える「渡りに船」の国替えだったのです。
尚、高市が転出した後の奈良1区は「希望の党騒動」で馬淵澄夫が落選した2017年の衆院選を除き地道な市民活動を積み重ねる馬淵(民主党→立憲民主党)が現在も再選を重ねており自民党に議席は戻っていません。
「”カイカク”のヒロイン」と言うあさましい女刺客たち
「小泉郵政イカサマ解散」で一番、質(たち)が悪かったのは、電通とTVが面白おかしく「クノイチ」とはやし立てた「女刺客議員」達です。
その中には、小池百合子、高市早苗、片山さつきがいました。
小池は日本新党、高市は新進党からきた「外様議員」で、ムラ社会で「外様に冷たい」自民党では頭角を現すためには、どんな「汚れ仕事」でも喜んで引き受ける必要がありました。
二人とも半島系帰化人と言う共通項があります。
片山さつきは生まれつき組織と言うものに適応できない「人格破綻者」で高橋洋一同様の「財務省アウトレット官僚」でした。
この三人が今、一人は都知事三期目、一人は「まさかの総理」残りの片山は二階派で総スカンを喰らって、後足で砂をかけて出て行って、安倍派に移ったとたんに安倍晋三が暗殺され、再度「自民党内に居場所のない議員」となっていたところを、総裁選での「高市一転賭け」と言う博打が当たって、財務大臣の椅子を射止めました。
しかし2005年の郵政選挙の時は、この三人は、「”カイカク”のヒロイン」扱いで、私は、この三人の為に落選の憂き目にあった愛国男性議員3人に対して、メディアで「同情の声」や「励ましの声」と言う判官びいきが起きないことに「日本人の美質」が失われたのかと当時は嘆いたものです。








