出版のお知らせ「韓国が日本を喰い続けた時代」

【読者の皆様へ】電子書籍出版のお知らせ

前書きより、

この度、拙ブログに投稿したシリーズ「中曽根康弘研究」をまとめて、電子書籍「韓国が日本を喰い続けた時代」を出版することにしました。

出版の動機は、

昨年2019年11月29日、中曽根康弘元総理が101歳で死亡しました。

その時の、マスメディアの取り扱いがさも「大宰相」が死んだかのような「フェイク報道」に強い「違和感」を覚えたからです。

率直に言えば、「反安倍」で凝り固まったマスゴミが、中曽根を「過大評価」して、暗に「安倍総理批判」をやっていると感じました。

約5年弱、総理を務めましたが、その間「一貫して田中角栄→竹下登らの経世会に担がれた傀儡政権」でした。

第一次安倍政権(2006年9月26日~2007年8月27日)

第二次安倍政権(2012年12月26日~現在)

の様に、自民党総裁選に勝ち、国政選挙で6連勝した自力で政権を掴んだ総理とは違います。

私にとっては、物心ついた時には既に中曽根は自民党の議員でしたが、あらゆる意味で「永田町の評判」は最悪でした。

「風見鶏」と呼ばれて、嫌われましたが、特定の政治家が悪口を言っているのではなく、「自民党という村の住民」がほとんど悪口を言っていたので「人間性」に起因するものでした。

7年の長期政権を築いた佐藤栄作総理が勇退すると「ポスト佐藤」として「三角大福中」が総理候補だと言われました。

三・・・・・三木武夫

角・・・・田中角栄

大・・・・大平正芳

福・・・・福田赳夫

中・・・中曽根康弘です。

 

「中選挙区制」の当時は派閥の領袖が、合従連衡(がっしょうれんこう)を繰り返して「数の論理」で総理に成っていた

《田中角栄の唱えた3個の「M」》

権力は「数」、数は「金」です。

➀権力は、Might

➁数(多数派工作)はMajyority

③金(政治資金)はMoney

です。

わかりやすいですね。

「小選挙区比例代表制」の今と違って、政治に金がかかった時代です。

従って「最大派閥」を維持する領袖が総理に成るか「キングメーカー」になる時代でした。

「ポスト佐藤」が言われ始めた1971年ごろの中曽根は自民党で最小の弱小派閥の領袖でした。

彼が総裁候補に挙げられたのは

➀東大法学部卒

➁官僚出身

この2点だけだったと思います。

「三角大福中」は全員が総理に成りましたが、5人の中で一番最後でした。

しかも、当時、最大派閥の「田中派」を率いた田中角栄が、中曽根を「担ぐ」ことによってやっと総理に成れました。

角さんには、当時、自分が抱えていた「ロッキード裁判」を有利に動かすには中曽根しかいないという判断が有ったと言われています。

総理に成るまでは「風見鶏」と呼ばれて侮蔑され、総理退陣後は「皮肉」を込めて「大勲位」と呼ばれました。

総理経験者は皆、「大勲位」という勲章の受賞対象になるのですが、受賞されるのは普通は死後です。

生前に、大勲位を受賞したのは中曽根だけですが、それには、角さんの「中曽根を大勲位=大総理に仕立てて、ロッキード裁判で「恩赦」を出させよう」という思惑もあったと言われています。

中曽根の功績の一つに「国鉄の民営化」が有りますが、これは、そこそこ評価してもよいと思います。

「過激労働組合」に職場を「人民管理」され、毎年、巨額の赤字を垂れ流し続けていました。

民営化することで「経営を合理化」し、「極左労働組合員」を解雇する。

国鉄を民営化してJRとし、同時に、極左過激労組を潰して「日本社会党」の勢力を弱める。

当時は「行革」=行政改革によって、「増税なき財政再建」をしようという、極めて真っ当な経済政策でした。

「国鉄民営化」の経済効果は着実に出ています。

その点は評価してもよい、私が採点するとしたら「百点満点の55点」で及第点です。

小泉チョン一郎の「経済学的裏付けのない「郵政民営化」」、結局現時点で失敗は明らかですが、あれよりはましです。

 

《中曽根康弘は「過大評価」され過ぎている》

安倍総理が横綱とすれば、せいぜい「関脇」クラスです。

昨年、中曽根の死が報道されると、最も敏感に反応し、大きく扱ったのは韓国でした。

韓国の掲示板Naverでも「韓国と日本が最も関係が良かった時代の日本の総理と言ってノスタルジーに浸っていました。

それはそうでしょう。

中曽根康弘―全斗煥ラインで、膨大な金額の経済援助をしているのですから、それは、我々、日本国民の「血税」から出たものです。

勿論、中曽根のことですから「対韓経済援助金」を「中抜き」したり、キックバックもうけていたでしょう。

 

《韓国の「反日感情」を「上書き」した中曽根》

韓国の最早「カルト宗教」と化した「反日感情」には二層あります。

➀戦前36年間の「植民地統治」

➁朴正煕→全斗煥→盧泰愚と三代続いた「軍事政権」を自民党の「タカ派」「親韓議員」が物心両面で援助したこと。

特に、韓国の「軍事政権への援助」は、現在の大統領の文在寅らの「従北左派」の勢力に相当な「恨み」を買っています。

全斗煥は「光州事件」と言って、全羅道光州市の「民主化デモ」を軍を出動させて、無慈悲に鎮圧しました。

朴槿恵前大統領の実父の朴正煕の「北朝鮮の工作員」の容疑の有るものは、逮捕して激しい拷問を加えたり「戒厳令」を施行して「人権弾圧」に近いこともやりましたが、それほど今の韓国人には恨まれていません。

何故なら、彼は「金に執着」を持たずに、家族や親族とともに「私腹」を肥やすことはしなかったからです。

韓国民にとっては「恐ろしい独裁者」であっても「清廉な政治家」でもあったのです。

しかし、全斗煥は違いました。

実弟を中心に「一族で不正蓄財」していたのです。

➀光州事件の虐殺者

➁汚職政治家

という評価です。

その「一族の不正蓄財」の原資となったのが、中曽根が全斗煥に行った巨額の経済援助です。

★その意味で、中曽根は「韓国国民の反日感情」を「上書きした」といってよいでしょう。

私が、中曽根の総理としての成績に、辛口で、100点満点の55点しか与えないのは「対韓外交」でのマイナス評価が大きいからです。

歴代の自民党総理の様に「妓生接待」は受けていただろうし、韓国に愛人がいたり、朝鮮人の血を引く隠し子がいる可能性だってあります。

その意味で、現在50歳未満の読者に「等身大の中曽根康弘」を知ってもらいたくて、昨年、ブログでシリーズで連載したのですが、「更なる拡散」を目的に、書籍化しました。

過去記事の再編集なので、「無料」にしたいところですが、過去にも触れたように、Amazonの「システムの都合上」登録最低価格の99円で出版しますので、「無料キャンペーン中」に振るってダウンロードしてください。お友達やご家族の間への、本の貸し出しもできるようにしておきます。

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韓国が日本を喰い続けた時代

 

 

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