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無限拡散:エジプト『カイロ大学』とは、戦前のスパイ養成学校の『陸軍中野学校』
《「不正」「腐敗」「賄賂」のまかり通る軍事政権国家エジプトと軍が運営するカイロ大学(怒)》
表面上は「中東のハーバート大学」と呼ばれる国立カイロ大学は、例えて言うと、日本の東京大学を、戦前の工作員(スパイ)養成学校の「陸軍中野学校」が、全学部と大学組織を管理しているようなものです。
それが、今に始まったことではなく、戦後、イギリスの植民地から独立し、1952年にエジプト共和国を建国した
軍人出身のナセル大統領の頃から、68年間、70年近くも続いている国です。
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陸軍中野学校
諜報や防諜、宣伝など秘密戦に関する教育や訓練を目的とした大日本帝国陸軍の軍学校(実施学校)で情報機関。かつての所在地は東京都中野区付近で、校名の中野は地名に由来する。偽装用の通称号は東部第33部隊。
校風
学生は軍服を着用せず、また任務の性質上、一般人のなかでも目立ちにくいように普段から平服姿に長髪でいる事が推奨されていた。
そのため、里帰り時には親から軍人にあるまじき姿を叱責され、スパイとして教育を受けている以上は親にも理由を明かせず、言い訳もできず苦労したと言われる。
卒業生の著名人には、有名な小野田寛郎少尉がいます。
小野田寛郎(おのだひろお)
1922年3月19日 – 2014年1月16日)は、日本の陸軍軍人、実業家。
最終階級は予備陸軍少尉。陸軍中野学校二俣分校卒。
情報将校として太平洋戦争に従軍し遊撃戦(ゲリラ戦)を展開、第二次世界大戦終結から29年を経て、フィリピン・ルバング島から日本へ帰還した。
金正日の実父 金策
また一説には、「北朝鮮論」で書きましたが、北朝鮮の「金王朝」2代目の金正日の実父の金策こと「畑中理」がここの卒業生の可能性が強いと、元航空自衛隊空将の佐藤守氏は主張しています。
《40年前に「中東和平」が成立し「戦争のリスク」が無くなっているのに「軍事政権」を続けるエジプトは「異常な国」》
中東和平(キャンプ・デービット合意) カーター大統領の仲介
概要
1978年9月、アメリカ大統領のジミー・カーターが、エジプト大統領のサダト、イスラエル首相のベギンをアメリカメリーランド州にある大統領山荘(キャンプ・デービッド)に招待する形で三者会談が行われた。
エジプトはサダトの大統領就任後、アメリカと急接近し前年にはイスラエルへ訪問するなど第四次中東戦争以来の緊張関係の解消を目指していた。
この合意に基づき、翌1979年3月にエジプトとイスラエルの間で平和条約が締結され、シナイ半島はエジプトに返還された。
合意内容
1 平和条約の締結協議の開始
2 シナイ半島からのイスラエル軍の撤退、エジプトへの返還
3 パレスチナ人の統治について協議を開始
オスロ合意 ビル・クリントンの仲介
オスロ合意
1993年にイスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)の間で同意された一連の協定。
正式には暫定自治政府原則の宣言(ざんていじちせいふげんそくのせんげん)と呼称する。
アメリカ大統領のビル・クリントンの仲介で主に以下の二点が合意内容とされている。
1イスラエルを国家として、PLOをパレスチナの自治政府として相互に承認する。
2イスラエルが占領した地域から暫定的に撤退し5年にわたって自治政府による自治を認める。その5年の間に今後の詳細を協議する。
1979年の「キャンプ・デービット合意」と1991年の「オスロ合意」によって、事実上、イスラエルと周辺アラブ諸国の「戦争の危機」は無くなりました。
イスラエルの占領地域からの撤退
ヨルダン・・・・・ヨルダン川西岸地域からの撤退と占領地の返還。
シリア・・・・・・ゴラン高原からの撤退と返還
PLO・・・・・・「ガザ地区」を割譲することによって、そこに「パレスチナ自治政府」を建国させる。
《周囲がみな「敵国」のイスラエルが気前よく占領地を返還したのは「核」の保有をアメリカに認められたから》
元公安調査庁第二部長の菅沼光弘氏がよく著作で述べています。
世界には公表できないけど、イスラエルが既に核兵器を保有しているのは「公然の秘密」だ。
そうでもなければ、周辺アラブ諸国に、4回にわたる中東戦争を勝ち抜いて、血で贖った占領地帯を返還するはずは有りません。
「オスロ合意」の時に、ビル・クリントン大統領が、「密約」として、イスララエルに「核開発と核の保有」を認め、周囲のアラブ諸国もそのことを認めたのでしょう。
「核保有」は「世界帝国のアメリカ」の「アメリカ皇帝の大統領」が認めたら可能なのです。
私は、今秋11月の大統領選で、トランプが再選されたら、安倍総理に対して「日本も核を持つように」と指示すると見ています。
他の、西側先進諸国、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、カナダなどの首脳も1968年(昭和43年)以来、52年以上、世界第2位の経済大国の日本が核を持たないこと自体が「不自然」だと言っているようです。
※「エジプトの腐敗と異常」と「エジプトと北朝鮮との友好」へ続きます。