アベノミクスの大失敗がもたらした輸入インフレと悪い円安
異次元の金融緩和→円安→国内の資産が外資に買われる・輸入資源が買えない→異次元の金融緩和を止めないと日本経済が潰れる!!
シャーマンエコノミクス(祈祷師経済学)の罪と罰
企業物価指数は、企業
同士が売買するモノの価格動向を示す。
公表している全744品目のうち、上昇は437品目で、
下落は216品目だった。プラスは8か月連続。
輸入物価指数(円ベース)の上昇率は前年同月比38・0%に達し、過去最高水準にある。
変化率は今年初め、マイナスだったが、コロナ禍からの景気回復で上昇に転じ、
8月以降、3か月連続で30%を上回った。
石油・石炭製品や鉄鋼、木材などの上昇が目立つ。
原材料価格の上昇基調は当面続きそうだ。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国による
「OPECプラス」は各国の増産要請に応じず、
原油価格の高止まりが想定される。
金融緩和策の正常化を目指す米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに向かえば、
円安・ドル高が進むと見込まれている。
国内企業が小売価格を引き上げるのは、簡単ではない。
総務省が発表した9月の消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合が
前年同月比0・1%増と横ばいが続く。
コロナ禍で消費は低迷しており、値上げに踏み切れば、
売り上げの減少が懸念される。
コスト高が企業業績を圧迫しそうだ。
転載以上
この物価上昇はアベノミクスの成果では断じてない。
逆にアベノミクスの予見された失敗による副反応です。
「2%物価目標達成」ではないんですよ。「景気回復無き悪性インフレ」で
1970年代にアメリカを苦しめたスタグフレーションの再来です。
拙ブログの読者様拙著の購読者様が誤解しないように。
何百回でも連呼します。岩田規久男元日銀副総裁、日銀のボード(委員会)にいる
「リフレ派」と自称するインチキ経済学者が「2%物価目標達成を達成した」と
自分の手柄だと言い出すと危険なので。
同志社大学の服部茂幸教授は「偽りの経済政策」岩波新書で
「リフレ派」の「シャーマンエコノミクス(祈祷師経済学)」についてこう喝破しています。
「雨乞いは必ず雨を降らすことができる。何故なら雨が降るまで雨乞いするからだ」
超良書です。ご興味のある方は一読をお勧めします。
岩田副総裁が5年の任期中、自分の政策の失敗を如何に詭弁で言い訳してきたか、
徹底的に検証しています。
従って岸田首相のアベノミクスは成功したとの国会答弁は「政治的発言」です。
以上