五輪疑獄③検察vs安倍晋三

岸田首相は「確信犯」か?

岸田総理は「確信犯」ではないか?

内閣改造では骨格では「統一教会の濃厚接触者」は外しましたが副大臣、政務官クラスの人事は敢えて「濃厚接触者」を選んで登用して、世論の火達磨にして「晒しもの」「公開処刑」にしているのではとすら思えます。杉田水脈がその典型例です。

 

火刑に処せられている萩生田光一

安倍晋三死後、清和会は人材が払底(ふってい)しましたが、生前の安倍晋三と重鎮の森喜朗の一致する10年後のホープが萩生田でした。

彼を潰すことによって清和会安倍系をジェノサイドできる。福田系が分派し分裂したら少数派閥です。

 

岸田総理は「生首」を取るのは嫌な人

堀内 詔子(のりこ)ワクチン担当大臣の時もそうでした。答弁能力のない堀内大臣を一か月近く国会で晒しものにしましたが、本人が辞表を出すまで待ちました。

画像は堀内ワクチン担当大臣 更迭ではなく3月末で期限が切れる五輪担当相と言う内閣府特命大臣の人数制限(上限20人)超過を表向きの退任理由とした温情人事

 

安倍国葬の予定日の9月27日の意味

先程紹介した番組の佐藤記者の発言で閃きました。岸田さんは9月27日より前に臨時国会を召集することは無いのではないかと見ています。私の予想の根拠は「国会議員の不逮捕特権」です。

 

元検事若狭勝弁護士の感想

電通のドン高橋治之の逮捕、高橋、青木前会長宅、電通本社、AOKI本社のガサイレ、若狭氏「普通、資料読みに9月末までかかるはずなのに逮捕が異様に早い。秋以降はいよいよ政治家かな」元東京地検特捜部の検事が言うのだから可能性は高いでしょう。

 

検察が狙う「首相経験者の3人」とは?

安倍晋三

後は元朝日新聞記者の佐藤章氏の主張に沿って紙芝居したいと思います。「安倍晋三VS検察の死闘」「広島大規模買収事件」河井案里陣営に1億5千万円振込むも半分の8千万円が安倍事務所に還流。「とり半疑惑」

第二次安倍政権、「安倍―菅ラインと検察の死闘」・・・佐藤記者のまとめた年表です。ちょっと年表の字が小さいですが。

https://www.youtube.com/watch?v=SMrg1OHv5RU

特ダネ!安倍晋三亡き後、元首相経験者にも逮捕の可能性が・・・東京五輪の逮捕劇は高橋・元電通専務で終わらない!検察の反撃が始まった。元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊

 

2020年8月安倍晋三突然の退陣

6月末から盛んに健康不安説を流し、自邸から慶応大学病院に通うのをわざわざマスコミにリークして写真まで撮らせていました。

画像は慶応大学病院を出る安倍晋三総理(当時)2020年8月17日

それにしては慶応大学病院の「診断書」は結局無かった。

あの時昭恵未亡人がTV取材に「昔から仮病の晋三て言ってね」と無邪気に笑っていたのが印象的でした。

 

逮捕逃れの為の突然の退陣だったのか?

2020年5月「官邸の用心棒」黒川弘務東京高検検事長の定年延長と検事総長就任を狙った検察庁法改正が世論の猛反対で廃案、黒川の検事総長就任を断念。その後黒川は賭けマージャンで失職。

画像は黒川広務検事長辞職のニュース

6月河井夫婦逮捕。

この頃から検察は安倍晋三の逮捕のチャンスを窺っていたと言うのが「佐藤説」です。現職総理の逮捕が現実的に可能かどうか過去の憲政史に先例が無いので私にはわかりませんが。

 

安倍晋三が前例のない五輪一年延期に拘り一年後コロナ禍での開催を強要したのはなぜか?

安倍晋三はIOC会長のトーマス・バッハとの電話によるトップ会談で五輪史上過去に前例のない一年程度の延期を決定しました。2020年3月30日、正式に開催予定日は2021年(令和3年)7月23日から8月8日、パラリンピックについても同年8月24日から9月5日に開催することで合意しました。

当時の安倍晋三にとっては6月17日に通常国会が閉会すれば河合夫妻が逮捕されることは予定されており、「窮余の一策」が「官邸の守護神」と呼ばれ第二次安倍政権の数々の刑事事件を不起訴にして握りつぶしてきた黒川広務東京高検検事長の定年延長を検察庁法改正で実現し改正後、黒川を内閣人事局の専断で検事総長に就任させて、「広島大規模買収の公職選挙法違反」で自分の逮捕を阻止することが「最大の命題」でした。

国会閉会翌日の6月18日に河井夫婦が逮捕されると、さかんに「健康不安説」がマスコミにリークされて「2度目の突然退陣」の舞台設定準備が始まります。

7月から「霞が関」は定期の人事異動のシーズンに入ります。法務省、検察庁も例外では有りません。

そして8月28日の「予定通りの突然の退陣劇」と言う世論に対する「不意打ち」、その後は「永田町」は「自民党総裁選と言うフェスティバル」のシーズンに突入して9月16日の菅義偉政権成立まで、新任の林真琴検事総長は動きが取れませんでした。

一年延期された五輪は2021年7月23日、コロナ禍で世論や多くの国民の反対を押し切って「無観客」で強行開催されました。

一年前の自民党総裁選で安倍はかつて「禅譲」を公言して忠誠を誓わせた岸田政調会長を裏切って官房長官だった菅義偉支持で党内を固めました。

一年延期後の五輪も日程的に「霞が関・法務省・検察庁の定期人事異動のシーズン」の7月にぶつけています。

安倍晋三にとっては「自分の逮捕を免れる」為には、「世論に耳を傾ける」岸田より「世論に聞く耳持たない」菅義偉の方が好都合だったのです。

日本全国を覆ったコロナパンデミックの下で、世論や多くの国民が「強行開催」に反対する中、安倍晋三自身がツィッターで「五輪開催に反対する人は反日だ」と呟いて、戦前の「五輪反対者=反軍思想=非国民」と言う空気を醸成したのには驚愕しました。

全ては菅義偉と言う「傀儡政権を通じた国政の私物化」と「地検特捜部による逮捕逃れと言う保身」でした。

黄緑の枠で囲んだのは私ですが2021年夏もこの「政治スケジュール」では「首相経験者」の大物政治家の逮捕は日程的に無理ですね。

ただ一年前に五輪を中止して地検に逮捕されていたら、一年後の「非業の死」は無かったという見方も多いのは事実です。

 

検察人事に手を突っ込んだ政治家がどんな目に合うか思い知らせてやる(某検察幹部)

検察庁法改正は安倍晋三ー菅義偉ラインで進めたことは明白です。

https://mainichi.jp/articles/20200515/k00/00m/010/319000c

「今までにない動き危惧」「検察も十分議論を」 “ロッキード”松尾元検事総長ら会見

毎日新聞 2020/5/15

「検察官として一番大事なのは自主独立。特定の検察官の定年延長の問題が出てくること自体、今までにない動きで危惧している」。かつての検察トップ、松尾邦弘元検事総長は記者会見で、険しい表情で強い危機感を示した。
松尾氏はロッキード事件で、若手ながら贈賄側の商社幹部の取り調べを任された。首相退任後もなお強大な影響力を持つ元政権トップを捜査し、緊迫した現場に身を置いた。

法務省と捜査現場のいずれも経験が長いバランスのとれたトップとして検察内で高い支持を集め、多くの現役検察官からの信頼も厚いとされる。

松尾氏は、改正法案が成立すれば、特定の検察官にだけ恣意(しい)的に定年延長が認められる恐れがあるとして「政権が検察に影響を与える余地がある」と強調。「検察内部でも十分議論してほしい」と要望した。

(毎日新聞)

 

画像は検察OBを代表して検察庁法改正に抗議声明をする右から松尾邦弘元検事総長と清水勇男元最高検検事

 

昨夏から検察は一年かけてじっくり捜査できたらしい

五輪の強行開催でチャンスは失ったものの、怪我の功名で東京地検特捜部は「五輪ー電通ルート」を徹底的に捜査する時間的余裕が出来たのです。

検察は五輪閉幕直後から事務官らを総動員して銀行口座の動きから納税証明書に至るまで徹底的に内偵を進め逮捕に向けて「証拠固め」をしていたそうです。

 

検察が3人の元首相に辿り着く為のルート

佐藤記者は優秀な記者ですが「反自民」なので多少は割り引いて聞く必要もあるかとは思いますが、話を聞くと極々常識的なルートです。

8月中に「閣僚経験者の政治家」を一人逮捕する予定。この人物の可能性が高いという佐藤氏の予想でしたが9月3日現在ではもっと大物の名前が取りざたされているものの政治家の逮捕は未だ有りません。

根拠は五輪組織委員の高橋治之は「9億円の使途不明金」を組織委から貰っている。これはフランス検察も追及して竹田恒和JOC委員長が事情聴取を受け辞任に追い込まれました。

更に高橋治之容疑者はAOKIからも2億5千万の金を貰っている。合計11億5千万円が自民党の大物政治家に「裏金」として回っているのではないかと言う「筋読み」です

 

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