領土紛争は金で解決するのが賢いと教えてくれたアメリカ大統領
グラント将軍と明治天皇
ユリシーズ・グラント 天才的な将軍として南北戦争を勝利に導いたが、南軍に要求した無慈悲な「無条件降伏」は敵の死に物狂いの抵抗を生み
民間人を含めた戦死者を無駄に増やし、これが現在に至るまでアメリカ帝国の戦争遂行方針の「悪しきテンプレ」となっている。
無条件降伏に追い込まれた南部諸州は未だに恨みを忘れずに「南軍旗」を大切に保管している。
画像 南北戦争の古戦場、サウスカロライナ州チャールストンの墓地に翻る南軍旗
天才将軍に政治家としての資質は無く、国民的人気で当選した大統領在職中も失政続きで「史上最悪の大統領」と呼ばれた。
退任後の世界周遊旅行の最後の訪問地の日本をいたく気に入り明治天皇や政府高官との友好的な交流で「親日家大統領」と言う評価になった。
グラント大統領(南北戦争の北軍の司令官)は退任後、米国大統領経験者として初の国賓待遇で1879年に来日しました。
日本滞在中に明治天皇に外交政策を進講し、当時日露間で揉めていた樺太の領有権について「日本が購入すると言う解決方法がある」と明治政府に助言しました。
現にアメリカは当時のロシア帝国からアラスカを購入しています。
台湾は「アジアのスイス」永世中立国として独立させる
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20110905/
画像は在りし日の黄文雄氏 李登輝友の会から
元台湾独立活動家だが彼は安倍晋三ら清話会にすり寄った金美齢らと違い、日本の権力とは一定の距離を保った。
この案は私が文明史家として敬愛し、その著作の殆どを読んだ黄文雄(帰化台湾人、2024年没)の主張に同意したものです。
条約を締結するにあたり
①独立後の台湾はスイスの様にアジアの永世中立国にする
②日本とアメリカ、いずれの国の基地も置かない明記すれば中国政府も国民も納得するし台湾海峡は公海となり航行の自由は保障されます。
これで「台湾海峡と言う地政学的リスク」は完全に消えるのです。
その効果は絶大で日本の軍事費を際限無く膨張させるよりは遥かに安くなるし日中双方の軍事的緊張も起きなくなります。
「知中派」の林総理なら可能
※https://www.youtube.com/watch?v=6T1REbzC5p4
12月22日、裏金議員の萩生田光一らが訪台した。同日すかさず中国外務省報道官が猛烈に抗議した。
従来は、訪台するのは自民党青年局長までで、訪中するのは執行部以降と言う「線引き」と日中外交筋の暗黙の了解があったが
今回は幹事長代行と言う執行部の萩生田が訪台したことにより日中間の長年の外交努力の積み上げに大きな傷を残し、友好関係の修復までの時間をより長くした。
お調子者の「台湾版ネトウヨ」の頼清徳の支持率は低い。台湾国民は冷静に判断しないと台湾海峡の「現状維持」すら難しくなるだろう。
林芳正氏(現総務相)が私の意見を採用するかどうかはわかりませんが、採用してくれるなら彼が総理に成れば実現できると思います。
台湾民進党の現実派は旧安倍派政治家の対中強硬論一辺倒の姿勢にうんざりしているはずです。
中国から「永久出禁」を食らった高市早苗に台湾の①良くて現状維持②できれば独立の交渉ができるはずがありません。
台湾民進党の現実派は中国に「物の言える日本の総理」を求めている
画像は2023年4月訪中した林外相と李強首相(No2)
中国政府が外交ルートの門戸を開け、訪中を受け入れ率直に意見を聞く政治家は現段階では林芳正氏しかいないと思います。
中国にとって「くみしやすし」はむしろ高市早苗であって手強い相手は「知中家」の林芳正氏だと思います。
高市政権に既に衆院解散するエネルギーは残っていない
対中、対米の「二正面外交破綻」、高市自身の政治資金問題もあり、臨時国会の期末は12月17日でもう12日しか残っていません。
補正予算の審議に入るのがやっとだと思います。
「違和感を感じる程の政権の高支持率」は官房機密費を主要メディアに渡して買っているに違いないと睨んでいます。
週刊文春11月20日号のトンデモ記事
高市政権年明け早々の衆院解散で大勝???
来年1月の通常国会冒頭の衆院解散説ですが公明党が連立離脱して創価票と言う強い固定票が離れ今や「若者と無党派層」の票だけが頼りだそうです。
一年で最も寒い寒の内で今年は初冬から全国でインフルエンザが猛威を振るっています。投票率が上がる要因は皆無だと思います。
投票率が下がれば若者票や浮動票が無くなるので組織票頼みとならざるを得ません。
高市は「寒の内」の総選挙で全国を応援演説で飛び回れないだろう
画像は1980年の衆参ダブル選の遊説中に倒れて入院した大平正芳首相。投開票日前に急死した。
総理に成った以上、嫌いな議員の応援依頼も断れません。吹雪や寒風吹きすさぶ中、北は北海道から南は沖縄までの強行軍の全国行脚となります。
最近の記者会見では作り笑いをして話しても「息つぎ」に苦労しているように見えます。本人が言っているようにリウマチなどの持病を抱えていれば
石橋湛山や大平正芳の二の舞いになりかねません。
自民党は年明け早々にも簡易型の総裁選が必要
総理自身が対外信用と外交能力を喪失し官房長官が「嘘の上塗り会見」をし「嘘を閣議決定」する内閣は最早政権の体をなしていません。
誰の目にも明らかの様に自民党の「存立危機事態」なのです。64年間「ごめんなさい」を言ったことがない女には麻生太郎が自分の議員辞職と引き換えに退陣させるしかないでしょう。






