参院選「反岸田派」による悪質な印象操作
参院選党首討論の印象操作に注意
本日のフジテレビ系日曜報道the primeの党首討論で「印象操作ではないか？」と思われる報道が有ったのでご注意ください。内容は「これって参院選の争点だっけ？」と言う非常に奇妙な討論テーマでした。
私が「悪質な印象操作ではないか？」と言う強い疑念を抱いたのはこの画像です（怒）
あたかも岸田首相が「終身雇用を止める」→「正社員を廃止するかのようなグループに嵌め込まれていますがこれは違うんです。
動画を御覧ください。
２１分から岸田総理が発言していますが、事前に聞いていなかったのか？一旦手を挙げて降ろしています。「見直すべき」と言っているのです。
「終身雇用を止める」→「正社員制度を廃止する」とは一言も言っていません。
岸田発言のポイント
①正社員に副業、兼業を認める
②転職しやすくする
③成長性の高い分野に移動しやすくする為に職業訓練をする
等で特に何も目新しいことは言っていません。
竹中平蔵らネオリベ（新自由主義）持論の「解雇規制の緩和」にも触れていません
岸田さんははっきりと「金銭による解雇ルールはいけない」と言っています。
誘導尋問による悪質な印象操作
岸田さんの後に山本太郎が怒っていますが「そもそもこういう前提の設問がおかしい」のです。
フジテレビの番組プロデューサーは事前に岸田総理に討論テーマを教えていなかった可能性が有ります。
他党の党首がすぐ手を挙げて立場を明確にしているのに、岸田さんは「え、え」とびっくりして周囲を見回しています。赤丸で囲んだのが「誘導尋問」による前提。
このテーマは経済産業省の「未来人材会議」の討論テーマです。黄緑で囲んだ部分。
未来人材会議の設置の要旨を読んでも「終身雇用の廃止」とは一言も書いていません。「労働需要の有り方」とあるだけであり岸田総理がよく口にする「人への投資」が本来のテーマです。
職業訓練ですね。事務局は「大臣官房未来人材室」なので岸田さんが総理になって設置したものでしょう。
未来人材会議のメンバーチェック
DeNAの会長の南場智子がマッキンゼー出身なので要注意ですが他のメンバーは「普通」で特にネオリベ（新自由主義）らしき人物は見当たりません。
委員に対する要請
議論の方向性に対して事務局から要請が有りますが「長期雇用を前提とした制度に問題はないか？」と言う程度です。
荻生田経産大臣の考え
彼自身は「日本型雇用システム（終身雇用＋年功型賃金）」を「見直す」方針の様です。
求められている方向性は非常に抽象的な表現ですが「日本型雇用システム」と「採用戦略」をどう繋ぐかと言うもので一気に「終身雇用の廃止」と言う結論には跳んでいません。
南場智子の会議での発言をチェック
会議は年初から計五回開催されています。第二回分は見つけられませんでしたがそれ以外の回は資料と議事録をチェックできました。要注意人物の南場は一度だけ「微妙な発言」をしているだけでした。
「解雇規制の緩和」の事かもしれませんが、「終身雇用の廃止」までは踏み込んでいません。画像は南場。
経産省サイドの島津室長の日経ビジネスのインタビュー記事も読みましたが「終身雇用の廃止」などは語っていません。
共同通信が煽情的なタイトルで報道
文中に「終身雇用に象徴される日本型の雇用体系との決別を宣言し」と有りますが「決別を宣言した」と言うエビデンス（確証）は経産省が公開している資料の中には見当たりませんでした。
戦後に日本で共同通信がよくやる「飛ばし」記事
共同通信は戦後、特に「皇室関係」などで微妙な問題を先に報道して「既成事実にしてしまう」と言う怪しからんことをよくやります。前科は沢山あります。
最後はフジテレビが「聖域なき改革」
と「小泉ー竹中構造改革」以来多用した「雇用破壊」の刺激的な表現を使ったのです。これでは「聞いてないよ～」と岸田総理が吃驚するのも当然です。
相当悪質なので週明けにも「放送倫理」の問題でフジに苦情を入れるつもりです。
番組は「上海徹」がレギュラーのいわくつきの番組。
安倍元総理の仕掛けた政局か？
フジテレビのドンの日枝久会長は「安倍友」の一人。画像右端が日枝会長。
岸田さんは派手さは無いけど着実に国民の為になる事はやっている
地元の総合病院に勤務する看護士の女性に聞いてみたら公約通り「賃上げ」は有ったそうです。
そう大きな額ではないそうですが。エッセンシャルワーカーさんの賃上げの公約は立派に果たしているのです。
以上
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