日本のアメリカ向け3月の駆込み輸出が如何に凄まじかったか

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250507-OYT1T50160/
アメリカの3月貿易赤字、過去最大の20兆円…トランプ関税の本格化前「駆け込み輸入」か
読売新聞オンライン 2025/05/07
【ワシントン=田中宏幸】米商務省が6日発表した3月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易赤字額は前月比14・0%増の約1405億ドル(約20兆円)で、単月として過去最大となった。
トランプ米政権による高関税政策の本格化を前に、「駆け込み輸入」が増えたとみられる。「自動車や部品、半導体などトランプが追加関税を課すと表明した品目が伸びた。日本は(対米貿易赤字に占める比率が)30・5%増の62億ドルだった」(転載ここまで)
トヨタにはまだ足元の「カイゼン」とコストダウンの余地が大きい

昨年の豊田章男会長の年棒(役員報酬)は16億22百万円、昭和の財界人として政界からも尊敬された住友電工会長の亀井正夫氏は年間で額面5千万円しかもらっていなかった。
手取りは所得税、住民税や社会保険料等が引かれて2千万円ほどだったらしい。亀井正夫氏の当時の昭和の所得税率は極めて公正な累進税率で70%だった。
豊田章男会長一人で15億円のコストダウンの余地がありますよ(笑)
豊田章男氏は政商ではなく財界人として余生を送って欲しい
画像はUSスティール買収でバイデン前大統領を激しく非難した橋本英二日本製鉄会長

豊田会長には国家観と歴史観が無い。「鉄は国家なり」の日本製鉄の橋本英二会長と随分違う。関心があるのは家業と自動車の運転と世襲のみ。
「モリゾウ」とか呼ばれて悦に入っているのが堪らなくイタイ。義塾の後輩として非常に辛いものがある。
今のままだと楽天の「三木谷浩史レベルの政商」と言う評価で終わるだろう。
画像は左、国鉄民営化に体を張った亀井正夫住友電工会長

交渉に不利になるサインをアメリカに送ってしまった赤沢大臣

赤沢大臣の発言を全国紙やTV局の記者が「トヨタの話」として既に報道拡散してしまっている。トヨタは有名な「カンバン方式」と言って主要部品の在庫は保管しない。
戦後80年近く製造ラインを動かす時にその都度必要なだけ下請けに納入させるシステムを貫いている。従って主要部品の購入は銀行借入で払わないので部品倉庫などの在庫管理費用も銀行の借入金利も一銭も発生しない。
ジョセフ・クラフト氏によると「ああ日本は困っているんだなイヒヒ」とアメリカがほくそ笑んで自信を持ち圧力を更に強めるだけだ。
画像は政治アナリストで東京国際大学副学長のジョセフ・クラフト氏

「国内向けの発言」も瞬間的に英語に翻訳されてアメリカ大使館やホワイトハウスに送信されているので要注意

ベッセント財務長官は次回の交渉で日本は完全に屈服し全条件を呑むと見ているだろう。