書籍化されました
ダイアナは1997年7月、亡き父スペンサー卿や継母レインが親しくしていた、エジプト人の大富豪のモハメド・アルファイドが所有する南フランスのサントロペの別荘に招待されました。
モハメドはロンドン老舗デパート「ハロッズ」のオーナーではあったものの、武器取引や詐欺、さらにハイチの独裁者のフランソワ・デュヴァリエと深い仲にあるなど色々と黒い噂があり、ダイアナの友人たちはこのような怪しい人物に関わらない方がいいと忠告しましたが、ダイアナは忠告に感謝しつつも聞き入れず、夏休み中の二人の王子とともに招待を受けることにしました。
アルファイド家所有のクルーザーで地中海クルージングを楽しんだが、この際にダイアナは、モハメドの息子ドディと親しくなりました。
ドディは当時41歳の映画プロデューサーであり、アカデミー賞受賞作品『炎のランナー』を手掛けた人物でした。
もう中年にも拘らず父親からも月10万ドルの仕送りを受けており、5台のフェラーリを所有するプレイボーイでした。
ドディとダイアナの交際が深まると、モハメドはイギリス王室と親戚関係を持つ野望を公然と口にするようになりました。
王子2人は7月20日にロンドンに帰国したが、ダイアナとドディは地中海のクルージングを続けました。
8月初めにはダイアナとドディのクルージングがマスコミによって写真に収められ、「ダイアナの新しい恋人」との報道が過熱しました。
★私は個人的にこの時期の報道をよく覚えています。元皇太子妃で「世界のアイコン」のダイアナが地中海のリゾートでドディとはしゃぐ
姿が、日本の写真誌にものりましたから。ただその時の感想は「また新しい男ができたのか」と言う程度でした。
その直後に、事故死するとは夢にも思いませんでした。そして、一緒に交通事故死したドディと言う男が、私が大学時代に見た映画「炎のランナー」の制作者だったことに驚きました。感動的な良い映画でしたから。
ドディの命式を見てみましょう。
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絶対に出会ってはいけない男だった。ダイアナの命を縮めたドディと言う男
ドディ・アルファイド
1955年4月15日生まれ~1997年8月31日(42歳)
・・・上 中 下 宿命星 蔵干 十二運 吉凶星
年柱 乙 未 己 印綬 傷官 印綬 衰 金輿禄
月柱 庚 辰 戊 偏財 食神 印綬 冠帯 血刃 寡宿
日柱 丙 午 丁 劫財 帝旺 羊刃
時柱 乙 未 己 印綬 傷官 衰 金輿禄
【寅卯空亡】
総合鑑定 普通の死に方のできない「地雷男」、死ぬ際は恋人や配偶者を巻き添えにする
日柱の午と年柱、時柱の未が、二重に支合します。
午―未の支合で、教科書的には「火勢強く、変動の予感」と言います。
どういう意味かと言うと、午=火、未=火で、両方とも火ですから、燃え盛る火になります。それが、2組もありますから、「波乱万丈でリスクの高い人生をおくる宿命」です。
印綬が4個もあります。
印星が3個以上ある人は、業界のNo1や高い位につきますが、非業の死を遂げる人が少なからずいます。
そして、その時が訪れるのは、行運(大運、年運、月運、日運)に印星(印綬か、偏印)が訪れる時です。
食神が一個、傷官が2個有ります。
食神と傷官が3個以上ある人は、病気や災厄に遭いやすいです。
病気や怪我に縁のある「血刃」が有ります。
「殺気」の星の羊刃が有ります。
★日柱の十二運が「帝旺」の人は、文字通りキングですから、「俺様主義」で、人の忠告に耳を貸さず、行動が暴走する人が見られます。
父親が大富豪だからと言って、40歳過ぎても大金の小遣を貰っていた男です。
正直、人間的にもどうかな?と思います。
彼の二十八宿は、危宿です。「色男金と力はなかりけり」のタイプが多いです。
ダイアナも同じ、危宿です。
これを【命の関係】と言います。同じ星なので、性格が重なり合うので気が合います。
短期間の交際でしたが、男女の仲だったでしょう。
★ダイアナは辰巳空亡です。彼の月柱にその辰が有ります。これを互換空亡と言って、離婚した夫婦によく見られます。
総合的に見ると、相性は中くらいです。
以上