書籍化されました
≪悲劇のファーストレディ、ジャクリーン夫人≫
この女性の姿が日本のTV映像に乗ったのは、1963年の故ケネディ大統領の葬儀の時の喪服姿。
そして、再び世界の注目を集めたのは、1968年のギリシャの大富豪、オナシスとの再婚。
オナシスはジャクリーンと再婚するために、愛人で歌手の、マリア・カラスと別れました。
印象の別れた再婚でした。
偶像視されていた夫人にていする「裏切られた感」と「ファーストレディから大富豪の夫人とは凄いなあ」と言う羨望の声。
私が若い頃、人相学で「後家相」と言うのがはやりました。夫を早死にさせる女性の人相と言うのが有り、代表例の双璧がジャクリーン夫人とオノ・ヨーコ
前者は眼の間隔が開いた女、後者はゲジ眉の女でした。
名門のうまれ、美人、金持ち、理想的な夫、理想的な子供たち、理想的な家族、若い大統領夫人。
全アメリカ女性の羨望であり理想像であり偶像だったジャクリーン。美人で優雅でファッションアイコンでもあり、大統領に献身的に尽くすファーストレディから、一見金目当てに見える再婚。もっとも権威と権力のある米国大統領夫人から、もっとも財産のある大富豪夫人へ軽々とチェンジ。
イメージは良くなかったです。特に再婚後は、パパラッチに追い回されていました。
ある時など、週刊誌のグラビアで、後ろ姿でさっさと通り過ぎるジャクリーンさんと、その後ろで尻もちをつきびっくりした顔のカメラマンのワンショット。
柔道を習っているジャクリーンさんが、うるさいパパラッチを投げ飛ばした写真だと言われました。
しかし、彼女も亡くなって評価が固まってくると、小さい頃から美少女、大人になって美女。有名大学出の才媛。敏腕女性記者。
ケネディと交際し始めて、父のジョー・シニアに紹介されると、一発で気に入られ婚約。
理由はケネディ家と同じカトリックであることと、彼女の実家が資産家であることだそうな。
結婚後は、夫の治らない浮気癖に悩みながらも、献身的に尽くす。ある時には、仕返しに、義弟のロバートを誘惑したとか・・・
彼女の人となりと、故ケネディ大統領との相性を見てみましょう。
Sponsored Link
ジャクリーン・ブービエ・ケネディ・オナシス
1929年7月28日生まれ~1994年5月19日(64歳没)
・・・上 中 下 宿命星 蔵干 十二運 吉凶星
年柱 己 巳 丙 正財 食神 病 天乙貴人 文昌貴人 亡神
月柱 辛 未 己 正官 正財 傷官 墓 寡宿
日柱 甲 戌 戊 偏財 傷官 養 天徳貴人 月徳貴人
時柱 丁 卯 乙 傷官 劫財 帝旺 羊刃 咸池 囚獄 白虎殺
【申酉空亡】
【総合鑑定】
十二運を上から見ていきましょう。
時柱に帝旺が有りますが、後は病、墓、養、総合的に見て身弱です。
月令を見てみましょう。
7月生まれの甲(大木)、暑くて、水不足です。甲の旬は春です。従って月令を得てはいません。
大して強い命式でもない彼女が、何故超大国アメリカのファーストレディになれたのでしょうか?
★答えは月柱にあります。月柱の宿命星に、正官と正財が並んでいます。これを「財官双美」と言って、滅多にない吉兆と見ます。
ファーストレディにもピンからキリまであります。その中でも超大国で軍事大国の大統領のファーストレディーですからね。大したものです。
月柱の未と日柱の戌が刑「けい」を形成するので、天乙貴人は死んでしまいました。しかし、天徳貴人と月徳貴人のペアが有るので天乙貴人に昇格します。
好色の星の咸池が有りますが、この星を持つ女性は美人が多いです。
文昌貴人が有ります。ワシントン・タイムズ・ヘラルド社の女性敏腕記者でしたからね
寡宿が有るので、何かと露骨な態度をとることもあったのでしょう。白虎殺は、一瞬にして夫を奪われた不慮の事故ですし、囚獄は、自分と子供たちの
身の安全を守るためにオナシスと再婚して、パリに立てこもったことにあるでしょう。
1968年にオナシスと再婚しましたが、申年で空亡の年でした。
早期に関係は冷却化し、1975年のオナシスの死で5年でピリオドを打ちました。
≪食傷過多の成立≫
食神が1個、傷官が3個あります。食傷過多の成立で、病気や災厄に遭いやすいです。
33歳で未亡人となり、最後は悪性リンパ腫で死亡しました。
彼女の二十八宿は婁宿(ろうしゅく)です。
ばっちりお化粧をすると美人に変身するタイプです。
ヒラリー・クリントンと同じです。
故ケネディ大統領とは、【栄・親の関係】で、ベストな相性でした。