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四柱推命占い鑑定|アメリカ帝国の衰亡|ベトナム戦争史㉑ヘンリー・キッシンジャー

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《そしてアメリカが初めて「外交」というものを始めた》

もう亡くなりましたが、慶応大学の国際政治学の教授の神谷不二先生は、アメリカという国の行動様式を「ダイコトミー」(dichotomy)だと定義していました。

ダイコトミーとは翻訳すると「二分論」でそれは、「善悪二分論」にもつながります。

アメリカは常に、「絶対善」で敵国は常に「絶対悪」という考え方です。アメリカは建国以来常にその思想で戦争してきました。

西部開拓でお馴染みなように、西に西に進みながら、原住民であるインディアンを虐殺していきます。

その行為は自分たちが神から与えられた「明白なる使命」だと思い込みながら。隣国、メキシコの領土のテキサスに、勝手にどんどん移民を入れておいて、メキシコに言いがかりをつけて、米墨戦争(墨)はメキシコの意、を起こして、メキシコの領土の約半分を掠め取ってしまいました。

それが、今のテキサス州やカリフォルニアなどの、南部諸州です。

また、衰えたスペインに言いがかりをつけて、米西戦争を起こし、キューバとフィリピンを掠め取ります。

そして、太平洋をアメリカの海にし、中国に進出するために、「ハルノート」という、世界史上最悪な「言いがかり」をつけ、大日本帝国を挑発し日米開戦に追い込んだことは記憶に新しいところです。

この思想は、何に似ているかというと「十字軍の発想」そのものです。

キリスト教=絶対善で、イスラム教=絶対悪の「固定観念」です。13世紀の十字軍の歴史を調べてみると、異教徒トルコ人からの「エルサレム解放」をうたいながら

エルサレムでは「ユダヤ人の虐殺」をやらかしています。また、中近東への通り道に当たる、同じキリスト教の「東ローマ帝国」を滅ぼしたりもしています。

極めて、手前勝手で、独善的な発想です。私は、近年、ブッシュジュニアが起こした、アフガン・イラク戦争も「十字軍の発想」だと思います。

★しかし、第2次大戦後、この思想がうまくいかなくなります。典型例が、朝鮮戦争です。

38度線を突破して、奇襲攻撃をかけてきた北朝鮮軍に、韓国軍はほぼ壊滅、マッカーサー率いる国連軍(実体はアメリカ軍)が介入して、北朝鮮軍を中朝国境に押し戻すも中国人民解放軍の参戦でまた押し返されました。

人民解放軍の根拠地の満州に、原爆の投下を進言したマッカーサーは、トルーマン大統領から罷免されます。

裏に、戦後の「米ソの冷戦構造」と毛沢東と蒋介石(台湾)の対立構造がありました。

建国以来の、アメリカの単純な発想の通用しない、初めて勝てなかった戦争でした。

★そこにキッシンジャーという国際政治学者、ドイツ系ユダヤ人移民の男が政権に入り、様相は一変します。

ベトナム戦争を二つに分けるとしたら、ジョンソン大統領の時代は「ボクシングの時代」で、ニクソン・キッシンジャーの時代は「チェス」の時代といえましょう。

★ジョンソンの時代も北爆はやっていましたが、ソ連の軍事顧問団が北ベトナムにいたので、相手にダメージを与える、発電所やダム、兵器製造工場などの重要インフラは「聖域」となり

爆撃できませんでした。すなわちほとんど効果のない「戦略爆撃」だったのです。

本格的な「戦略爆撃」をすれば、北ベトナムとの国境を越えて、人民解放軍が、参戦する怖れがありました。ソ連空軍も参戦する怖れがありました。

★この複雑な「方程式」を解くにはどうすればよいでしょうか?

《解答》

アメリカと中華人民共和国が、国交を結び、朝鮮戦争以来の敵対関係を解消する。・・・これで中国の参戦はなくなります。
「中ソ対立の構造」を作る。これで、中ソは国境で睨みあい、ベトナム戦争に無関心になる。
この2条件が揃えば、アメリカは北ベトナムに対して、無制限で、もっとも効果のある「戦略爆撃」を心置きなくできるようになります。

それでは、命式を見てみましょう。

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四柱推命鑑定命式|ヘンリー・キッシンジャー

1923年5月27日生まれ(94歳)

・・・上 中 下 宿命星 十二運 吉凶星

年柱 癸 亥 壬 正財 食神 病 文昌貴人

月柱 丁 巳 丙 正官 偏官 長生 暗禄 劫殺 駅馬

日柱 庚 子 癸    正財 死 月徳貴人 咸池

時柱 乙 酉 辛 正財 劫財 帝旺 羊刃 天徳貴人 咸池 囚獄 白虎殺

【辰巳空亡】月柱の巳が年柱の亥と冲「ちゅう」を形成するので、月柱は解空する。

 

【総合鑑定】総合的に見て、「並み」だが、典型的な学者の命式

十二運を見てみましょう。病、長生、死、帝旺、微妙なところですが、月柱に長生があるので、身旺でも身弱でもなく、「中和」といったところでしょうか。

月令を見ますと、5月末生まれの庚(斧)です。庚は秋が旬ですから、月令は得ていません。

四柱推命ではIQまでは見れませんが、知能の推測はできます。

日柱が庚子―死となっています。これが性格を表しますが、「労働型」と分類します。名称のようによく働きます。

働くために働く人です。日本人の国民性に似ているといわれます。そして、記憶力が抜群にいい人が多いです。

稗田阿礼が6百年の日本史をそらんじていたように日本人は記憶力が良いです。

麻雀でも記憶力を生かして、配牌を整理しないでやるので相手は手の内を読めません。

キッシンジャーは、大戦中は、欧州で対ドイツ軍の情報将校をしていましたが、戦後はハーバート大学に入学し、論理学のB評価以外はオールAだったそうです。

奇しくも日本有数の政治学者の神谷教授も「死」ですし、ケネディが選抜した「神童グループ」のマクジョージバンディも「死」でした。

月徳貴人や天徳貴人、暗禄もあるので、そこそこ良いバランスの取れた命式です。

彼の後天運、大運の流れを読むと、27歳を大底として、その後は上昇一辺倒なので、46歳の政権入りは、「時を得た」抜擢だったでしょう。

 

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2 件のコメント

  • キッシンジャーの若い頃の写真、はじめて見ました。
    目が怖いですね。この目力、占い師としても大成功しそう。
    何もかも見透かされそう、嘘ついてもすぐにばれそう、
    つけこむスキがない、好悪では動かされなさそう、
    ハニートラップとかきくのかなあ、とか、戦争体験がなかったら
    学者としてどの分野で大成していたのかなあ、とかとかとか色々
    考えてしまいました。いつまでも見飽きない人物写真は
    貴重で稀少ですね。写真集や映像集があれば欲しい~。
    替え玉は顔の輪郭からしてダランとして覇気がないですね。

    ダヤン氏の記事に影響されて、小室直樹さんの著作を
    集め始めたのですが、小室さん、アインシュタイン他
    学者シリーズもお願いしたいです。
    湯川秀樹は、数年前にノーベル賞をとった
    (けばい奥さんがいる)ヒトよろしく、
    所属していた研究所の若手チームのノートなどごっそり盗んで、
    自分一人の手柄にしたとか最近何かで読んで驚きました。
    野口英世、国語辞典の金田一ファミリー、小保方さん(笑)、とか
    濃くて面白い人材の宝庫ですね。

    「ダイコトミー」(dichotomy)という言葉、初めて
    知りました。ありがとうございます。
    フランス革命のスローガンの「博愛」って、実は、
    同志愛ってことで、自分とお仲間だけが身内、それ以外は敵
    という過激な概念みたいですね。「コーランか剣か」の
    イスラム教と同じじゃん、と。目なんとかが鼻なんとかを
    笑うというコント的様相ですね。
    ヨーロッパの森は、ちょっと油断すると居住圏にはびこるから、
    宮崎駿の描く優しい森とは違うんですよね。
    教会とお城を中心とする砦の中だけが我らの世界で、「外」は
    すべて敵がひしめく魔境。
    大航海時代、探検、地図、地政学、すべて怖がりの弱虫ちゃん達の
    行動の産物と思うと、可哀想にも思えてきます。
    「聖☆お兄さん」なんてマンガが生まれる日本はすごい。

    • 草もちさんへ

      いつも丁寧なコメント有難うございます。キッシンジャーは陰険で怖い上司だったらしいです。
      小室直樹さんの著作の収集は良いことだと思います。絶版になったら、転売屋が入ってアマゾンで
      1万円台になると思います。読み終わったら高値で売るのも手ですよ。
      貴重な情報有難うございました。

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