書籍化しました
《ブレクジット(3)普仏戦争」の背景「ドイツ人の復讐主義」》
ドイツ人とはどういう「性格」の人たちか?
昨年3月のフィギュアスケートのシリーズで、四柱推命による「性格分析」について書きました。
命式の日柱の十二運が「沐浴」=行動型の人たちです。
繰り返しになりますが、四柱推命による「性格分類学」を確立した、長谷川博一先生が、いみじくも喝破したように、「沐浴」=行動型の人の性格は、ドイツ人の国民性とそっくりです。
★ナポレオンにより、国土を蹂躙、荒廃させられたドイツ人たちは、フランスに復讐し、宿敵の首都パリのエリーゼ宮で、「ドイツ帝国成立宣言」をすることが「ドイツ統一」の譲れない「象徴」だったのです。
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《ドイツ人の「復讐主義」を体現したタンネンベルヒの戦い》
プロイセンによる「ドイツ第2帝国」を崩壊に至らしめた第一次世界大戦ですが、東部戦線では、ヒンデンブルグ将軍が、圧倒的大軍のロシア軍をタンネンベルグの戦いで撃破しました。
この時、大勝利に快哉を叫んだドイツ人の言葉が「やった!500年前の復讐を果たしたぞ」でした。
え?500年前?
そうです、500年前にも同じ場所で1410年に「タンネンベルグの戦い」があったのです。
但し、この時は東欧に侵略した「ドイツ騎士団」が、ポーランド王やリトアニア王の連合軍に大敗しているのです。
★怖いですね~、怖いですね~、なんと500年前のことを根に持って「復讐」の機会を狙っていたんですね。
日本人なら、とっくに忘れてますよ(笑)
★「ドイツ人」は怖い人たち。
私の、飽くまでも個人的な印象ですが、イギリス人は、腹黒くてしたたかですが、基本、現実主義者で「無茶」はしない人たち。
フランス人は、どこか気取って変わった人たち。
アメリカ人は粗暴ですが、根は単純な「田舎者」。
ロシア人は、崩壊した旧ソ連とスターリンによる怖いイメージがありますが、ソ連という「共産主義帝国」はユダヤ人が、70年間、ロシア人を「奴隷」にした国家でした。
ですから、1991年の「ソ連崩壊」は、ボリス・エリツィンによる「ロシア人の解放」だったのです。
私の尊敬する元駐ウクライナ大使の馬淵睦夫先生が、著書でも動画でも言っていますが、多くのロシア人は素朴で嘘をつかない善良な人々だそうです。
そして「ロシア正教」も「性善説」に立っているそうです。
《頭脳明晰で戦闘能力にも長け逆境に強い恐ろしいドイツ人》
私は個人的に、ドイツ人やドイツ系の人たちに恨みは有りません。
しかし、現在の国際政治や、国際経済、歴史で知見を広めるたびに「ドイツ民族」とは恐ろしい人たちだとつくずく思うのです。
産業革命やニュートン以来の科学技術の発展、発見には少なからざるイギリス人を見受けますが、ノーベル賞受賞者や、哲学者、社会学者などの学問の分野でもドイツ人は抜きんでています。
《世界でどの人種が「兵士」として最強か?》
昔から、数多くの軍事評論家や、軍事学者の本を読みましたが、
未だに結論は出ないようですが、ドイツ人と日本人が甲乙つけがたいようです。
1・日本兵の強さ
「死」を怖れない敢闘精神。「私」を殺して「公」に徹する犠牲的精神による、軍団組織の「統一性」の高さ。
粗食に堪える身体的耐久力。
狙撃能力の高さ。
2・ドイツ兵の強さ
機械の操作能力の高さ。
伝統的に主戦場は、広いヨーロッパ平原ですから、機械化師団、戦車部隊が中心です。
所謂「メカ」の扱いにドイツ兵は長けているのです。
★ドイツ軍の残忍さ
現在でも、ロシアは人口構成の男女比は、4:6で圧倒的に女性が多いです。
男性不足のために、結婚相手が見つからず一生独身で過ごす女性が多いそうです。
何故、こんな歪んだ人口構成になったのか?
それは、第二次大戦の独ソ戦、ドイツ軍は最終的に、ロシアの「冬将軍」と補給不足で負けましたが、開戦当初は、破竹の連勝でした。
ヒトラーも、ドイツ軍首脳も、負ける気はさらさらなかったし、最終的にヨーロッパロシアを占領支配する予定でした。
加えて、ドイツ人=アーリア人は優越人種で、ロシア人=スラブ人は「劣等人種」という固定観念が有りましたから、降伏してくるソ連兵を捕虜として扱わずに片っ端から殺したそうです。
スターリングラードの戦いで、攻守逆転しても、ソ連領内から退却するまでのドイツ軍は捕虜の虐殺を続けました。
その為、戦後のソ連は、独ソ戦に召集された年齢の男性が極端に少ない。
特に1928年(昭和3年生まれ)の男性の生存者が極端に少なかったそうです。
端折りましたが
ドイツ第3帝国は、ヒトラー率いるナチスドイツです。
続きます。