書籍化しました
続きです。
日本が核武装することは現行憲法上、全く問題ない
前の記事を補足しますが、日本が核武装することは、日本国憲法上全く問題ありません。
これは、今に始まったことではなく、現行憲法が施行された1947年5月3日以降からも全く変わっていません。
何故なら、現行の日本国憲法を隅から隅まで目を皿のようにして読んでも、
核兵器を保有してはいけないとは一切書いていません。
これは、「皇族の逮捕は可能か?」過去記事でも書いたように、日本国憲法は英米法由来なので、条文で禁止していないことは、やっても問題ないからです。
但し、例の9条で「戦争の放棄」をうたっていますから、昔から左翼が「自衛隊が合憲かどうか」について、ぎゃあぎゃあ言っているのです。
武器の保有については、全く問題ではないわけで、しかも、現実に「核兵器を保有」した段階になっても、国家存亡の有事の際に「核発射ボタン」を押すのは総理大臣なのですから、総理大臣は「軍人」ではないのですから、なんら躊躇うことなく普通にボタンを押せばよいだけです。
日本の「核武装」の問題について述べると、長くなり本題からそれますので、ブレクジットに戻ります。
英国のECC接近と世界史の大きな転換点
《イギリスがチャーチルの前言を翻しEEC(欧州経済共同体)に擦り寄ったのは何故か?》
チャーチルは発言通り、復興に向かう欧州主要国とは距離を置き、かつての植民地の豪州やニュージーランド、カナダと「英連邦」として、独自の経済圏を作ってやっていこうとしました。
しかし、うまくいきませんでした。
《第2次大戦で「実質的」な敗戦国だったイギリスと離れていった豪州ら旧植民地》
ベルリンが陥落し、ヒトラーを自殺に追い込んだ。
日本に無条件降伏を飲ませた。
しかし
- ドイツや日本から賠償金を取れなかった。
- 新しい領土を獲得することももできなかった。
これでは、戦勝国とは言えませんよね。
続きます。