米中「舌戦」合戦
《パンデミックを起こしたのはどちらが悪いかで激しい「舌戦」を繰り広げるトランプ大統領と中国政府》
アメリカ
トランプ大統領が「中国ウイルス」とツイート。米中の批判合戦の末に…【新型コロナウイルス】
https://www.huffingtonpost.jp/entry/covid19-trump_jp_5e701fdfc5b6eab7793b1665
中国
新型ウイルスは米軍が武漢に持ち込んだ、中国報道官が主張
https://www.afpbb.com/articles/-/3273177
【3月13日 AFP】中国外務省の報道官が12日夜、新型コロナウイルスは米軍が中国に持ち込んだ可能性があるとツイッター(Twitter)に投稿した。主張を裏付ける証拠は提示していない
騒ぎが大きくなってから中国は
「米軍の特殊部隊がコロナウィルスを生物兵器として使用した」と開き直って、責任をアメリカに「スライド」させました。
それ以降、トランプ大統領以下アメリカ政府高官と、中国の高官、報道官の間で「舌戦」が続いています。
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2020年3月18日時点での、「新型コロナ肺炎」の各国別の感染者数、死亡者数、死亡率を、エクセルでデータベース化して解析してみました。
国名 | 感染者数(人) | 死亡者(人) | 死亡率(%) |
中国 | 80,932 | 3,245 | 4.0 |
イタリア | 35,713 | 2,978 | 8.3 |
イラン | 17,661 | 1,135 | 6.4 |
スペイン | 14,769 | 638 | 4.3 |
ドイツ | 12,237 | 28 | 0.2 |
アメリカ | 9,439 | 155 | 1.6 |
フランス | 9,134 | 264 | 2.9 |
韓国 | 8,565 | 91 | 1.1 |
スイス | 3,115 | 33 | 1.1 |
イギリス | 2,626 | 104 | 4.0 |
オランダ | 2,051 | 58 | 2.8 |
オーストリア | 1,646 | 4 | 0.2 |
ノルウェー | 1,590 | 6 | 0.4 |
ベルギー | 1,486 | 14 | 0.9 |
スェーデン | 1,292 | 10 | 0.8 |
デンマーク | 1,057 | 4 | 0.4 |
日本 | 923 | 32 | 3.5 |
マレーシア | 790 | 2 | 0.3 |
カナダ | 727 | 9 | 1.2 |
ダイヤモンドプリンセス号 | 712 | 7 | 1.0 |
上位20国 | 206,465 | 8,817 | 4.3 |
インドネシア | 227 | 19 | 8.4 |
タイ | 212 | 1 | 0.5 |
フィリピン | 202 | 17 | 8.4 |
台湾 | 100 | 1 | 1.0 |
ベトナム | 68 | 0 | 0.0 |
カンボジア | 35 | 0 | 0.0 |
ブルキナファソ | 20 | 1 | 5.0 |
セーシェル | 6 | 0 | 0.0 |
小計 | 870 | 39 | 4.5 |
★ニュースを賑わせた横浜沖の大黒埠頭に係留された、クルーズ船のダイヤモンドプリンス号の乗客の感染者は、日本から除外しています。
理由は
- 船籍はイギリスのP&O社
- クルーズ旅行の企画・運営は、アメリカのプリンセス・クルーズ社
ですから。
しかし、奇妙な「縁」で、この豪華客船を建造するにあたり、P&O社は、日本の三菱重工に発注し、日本の長崎造船所で建造されました。
しかも2002年10月、工事中に火災事故が起きています。
私もニュースで見た記憶があり、あの時の船だったのか!と驚いているところです。
★「縁起の良くない船」だったのか、今回の「船内パンデミック」で7名の死者を出しています。
御冥福をお祈りします。
エクセルデータベース
3月18日現在、トップの80932人の感染者数を出している中国ですが、「死亡率」は4.0%です。
「中国の出すデータだから、信用できない」
「感染者、死亡者とも、桁が一桁違うんじゃないか」
等々、韓国のネチズンが匿名掲示板のNaverで言っていましたが、取り敢えずそれは置いておきましょう。
2位~4位のイタリア(8.3%)、イラン(6.4%)、スペイン(4.3%)の方が「死亡率」が中国より高いです。
患者数8位の韓国が意外と低い、1.1%です。
17位の日本は3.5%と低くはないです。
上位20国の「平均死亡率」が4.3%ですから、患者数の多い割には、1%未満の上から、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、ベルギー、スェーデン、デンマークは「医療体制」が充実しているということでしょうか。
★「新型コロナウィルス」によるパンデミック現象の特徴を明確にするために、「患者数上位20国」を抽出しただけですから、21位以下の、患者数も死亡者数も少ない国々もエクセルでデータベース化したら、WHO(世界保健機構)の公式コメント通りの、「致死率3%」前後に収まると思います。
《「食用コウモリ」の「容疑」を検証すると》
上位21位より下の8国は、中国同様に、普通に「食用コウモリ」を日常食べる国です。
加えて、上位20位以内に、18位にマレーシアがランクインしています。
しかし、マレーシア以外は、確認された患者数は、皆、3桁で、死亡者0人の国も多いです。
上位20位の国の患者数を平均すると1万323人なので、マレーシアを含めても9か国の患者数の平均は184人なので「食用コウモリ単独犯行説」は立件できそうにも有りませんね。
★中国から「入出国を繰り返す中国人」が国外にウィルスをばらまいたのは確かです。
このことは、西側で最も早い時期の1月下旬に、中国人からの入国を制限し、2月上旬に、「全面禁止」に踏み切った台湾の蔡英文総統の「英断」を見れば明確でしょう。
★この原稿を執筆中に、残念なことにイタリアの死亡者数が3405人となって、中国本土の死亡者数を抜いてしまいました。
続きます。