【閑話休題】新型肺炎と中国発世界疫病の歴史
新型肺炎に関する情報を集めていたら、「チャイナウォッチャー」の大御所の黄文雄先生がタイムリーに出版してくれました。
私が信用する何人かのチャイナウォッチャーの中で、黄文雄先生は「文明史」(特に中国の)に造詣が深いので、今、世界中を震撼させている「中国発新型肺炎」について、最初に本を出されるのは黄先生だろうと予想していたらその通りになりました。
購入後、あまりにも面白いので、一気に完読してしまいました。
以下の記事は、黄文雄先生の著作を読み、私が「自分の頭で考え咀嚼(そしゃく)」し、極力自分の言葉で書いたものなので、特に「引用箇所」の注記はしません。
《編集方針の変更について》
拙ブログの読者で、大学時代の級友の一人から「Wikiからの転載の文字数が多いと、スマホで読んでいて目が滑る」というクレームが来たので、今後は記事の根拠として、Wikipediaの魚拓のリンクは貼りますが、その内容を極力、自分の言葉で簡潔に書いていくつもりです。
《コロナウィルス増殖の「真犯人」は食用コウモリではなくネズミか?》
前の記事で、「新型肺炎」は湖北省武漢市の「華南海鮮卸売市場」で取引されていた野生動物から「人人感染」が始まったと書きました。
http://akimasa-fushimi.sakura.ne.jp/wp/2020/03/17/閑話休題3月%ef%bd%9c新型肺炎と令和の因縁/
私は、当初「食用コウモリ」が真犯人ではないかと書きましたが、現時点では違うのではないかと思っています。
理由は、野生のコウモリを「食材」とする国々は、主に亜熱帯の国々で普通にあるにもかかわらず、それらの国で、今回の新型肺炎の患者の発症者が非常に少なかったからです。
食用に供する「野生のコウモリ」の体内には、かつてのSARS大流行の時にわかったことですが、普通に「コロナウィルス」は居るそうです。
従って、中国の武漢市の「華南海鮮卸売市場」で野生動物を食材として購入した人が、コウモリだけでなく、同市場で、一緒に購入した他の野生動物と同時に調理することにより、中国人の体内で、ウィルスが「変異」してパワーアップしたのではないかと見ています。
ちなみに、コロナウィルスには7種類あるそうで、「強毒性」のものから言うと、SARS,MERS,と今回の「武漢肺炎ウィルス」で、それ以外のものは、冬に「鼻風邪」の症状を起こすぐらいらしいです。
《「真犯人」はネズミではないのか》
タケネズミ・・・・・Wiki
哺乳綱齧歯目メクラネズミ科タケネズミ属に分類される齧歯類。
分布
中華人民共和国南部(安徽省、雲南省、甘粛省、広東省、貴州省、江西省、湖南省、湖北省、四川省、浙江省、陝西省、福建省、広西チワン族自治区)、ベトナム北部、ミャンマー北部[1][2]
生態
標高1,219 – 3,962メートルにある主にタケ類からなる山地林に生息するが、農耕地でみられることもある[1]。
人間との関係
生息地では、食用とされることもある
竹林でよくみられることから命名されたようです。
※続きます。