「人権派弁護士出身」の大統領が「権力を不正行使」して「検察を支配下に置き」民意を得て「文在寅独裁」が可能になった
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《「司法改革」とは名ばかりの尹(ユン)検事総長との私闘》
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/韓国「文在寅vs検察」攻防激化-反逆の検事総長は孤立状態に/ar-BBZgCtL
韓国「文在寅vs検察」攻防激化 反逆の検事総長は孤立状態に
2020/01/24 07:00
NEWSポストセブン
尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長は、文大統領の信頼が厚い曹国(チョ・グク)前法務部長官(法相)の妻や親族らの不正疑惑捜査で陣頭指揮を執った人物。
それ以外にも、「釜山市前副市長監察もみ消し事件」や「蔚山市長選挙不正介入疑惑事件」などを通じて、文政権に対決姿勢を示してきた。(*注)。
【*注/「釜山市前副市長監察もみ消し事件」は、収賄の罪で起訴された釜山市前副市長に対する監査を、大統領府が2017年に途中で打ち切ったとされる事件。「蔚山市長選挙不正介入疑惑事件」は、2018年6月の蔚山市長選で、大統領府が警察に野党の候補を捜査するよう指示し、逮捕・勾留させて落選させた疑惑がもたれている事件】
韓国で犯罪捜査の主体となるのは検察で、警察は検察の指示に従い補助をするに過ぎない。
捜査と起訴の権限を一手に握るため、検察の権力は絶大だ。韓国の歴代大統領の多くが、退任後に逮捕・収監されたり、自殺に追い込まれたりするのは、検察権力の強大さが影響しているとされる。
以上
政治家の不正と闘い、文政権と対立してきた、辣腕の尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長が孤立化した先には、何が起こるだろうか。
兄貴分の廬武鉉の怨念
文在寅は、反日・反米の初代左派大統領で、大統領退任後、検察から汚職を追及されて、事情聴取の予定された当日に自宅の裏山の崖から飛び降り自殺した故廬武鉉大統領の首席補佐官であったことは有名です。
彼にとって「人権派弁護士」で「民主化活動家」時代から二人三脚で行動を共にしてきた、兄貴分の廬武鉉が検察に自殺に追い込まれたのは怨念とともに「トラウマ」として消えることは有りません。
先に挙げた、大統領就任後の「権力の不正行使」について、尹検事総長が、狙いを定めていることに恐れおののいて、尹検事総長の手足をもぎ取るように、腹心の検察官数人を大統領権限の「人事異動」で、尹検事総長の元から、地方に左遷しました。
「人権派弁護士出身」の大統領が、「権力を不正行使」して、検察を支配下に置くことは、民主主義国の韓国で「文在寅独裁」を可能にする恐ろしいことですが、今回の総選挙の大勝で、「大統領の政権基盤」が強化されたので、それも杞憂では住みそうにありません。