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小池百合子とエジプト諜報界
ハーテムは5年前の2015年に死亡していますが、生前「回顧録」を出版していたようです。ハーテムの死の翌年、自民を飛び出しました。
黒木亮氏のレポートより
「カイロ大卒業」を取り繕うエジプトの小池人脈
小池担当のサーレハ氏「小池氏はすごい。総理になれる」
百合子都知事の学歴が信じられない7つの理由(後編)
2020.6.3(水)黒木 亮
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60763
カイロ大学文学部日本語学科長のアーデル・アミン・サーレハ教授が、2017年に、ジャーナリストの山田敏弘氏の取材に対し「(小池氏は)1年時にアラビア語を落としているようだが補習でクリアしている
と回答したり、同じく石井妙子氏の質問に対して「確かに小池氏は1976年に卒業している。1972年、1年生の時にアラビア語を落としているが、4年生のときに同科目をパスしている」と回答した程度だ。
サーレハ氏が、カイロ大学における小池氏の右腕なのである。同氏は、カイロ大学文学部日本語学科を卒業し、一橋大学の大学院で7年間学び、社会学の博士号を得ている。流ちょうな日本語を話し、『エジプトの言語ナショナリズムと国語認識』という日本語の著書もある。
小池氏の熱烈な支持者で、4年前に筆者がカイロで会った際にも「小池さんはすごい。度胸がある。次の総理大臣になるかもしれない」と激賞していた。同氏のオフィスの廊下側の壁には、小池氏とのツーショットの写真が誇らしげに飾られていた。
日本のメディアが小池氏の件でカイロ大学に取材に行くと、本来出てくるべき文学部長や学生部長や社会学科長ではなく、職務としては担当外のサーレハ氏が出てきて、小池氏に有利な話をする。
最近、日本では、小池氏の元秘書が編集長を務めるビジネス系雑誌のウェブサイトにおいて、小池氏はカイロ大学を卒業したと力説する、無署名の(したがって信用もない)記事が掲載されたが、その中のエジプト人の発言が文藝春秋に送られてきたサーレハ氏の抗議文のトーンそっくりだった。
筆者は、「ああ、今はエジプトに取材に行けないし、これはサーレハ氏がメールで知恵を出して、それを小池氏と相談した上で、一生懸命まとめたんだな」と思ったものである。
外務省を私物化して、職員をこき使う小池
カイロ大の歴代日本語学科長と”お友達”
小池氏は、都知事になる以前の国会議員時代、しょっちゅうカイロにやって来ていた。
大統領との面会を要望し、カイロの日本大使館の担当者に「外務省の力を見せて頂戴」と強引にねじ込んでくるので、「小池のロジ担当はババ抜き」と言われていたそうだ。ある大使館員は、小池氏の父親の遺灰のナイル川やピラミッドでの散骨準備で大変な思いをしたという
(管理人注釈)「小池のロジ担当」・・・・「ロジ担当」、「ロジ」はロジスティックス(兵站;へいたん、軍事用語の輸送担当)で外務省の省内用語としては、在外大使館が、日本の政治家の訪問を受けた時の「接待係」のこと。
小池がカイロ大を利用する理由
その小池氏が、熱心に“お友達”を作っていたのが、カイロ大学日本語学科だ。サーレハ氏だけでなく、歴代の日本語学科長と親密で、前日本語学科長のハムザ氏(現在はアレキサンドリアにあるエジプト日本科学技術大学の日本研究科教授)も4年前の知事当選に際し、祝福の言葉を贈ったりしている。
小池氏は、自分にとって利用価値がないと思った人間には、尊大で無礼な振る舞いをすることで知られており、筆者の知人にも不快な思いをさせられた人たちは少なくない。
その小池氏が、頻繁にカイロに足を運び、日本語学科と親密な関係を作ってきた第一の目的は、今回のように学歴詐称疑惑が取りざたされたとき、助けてもらうためだろう。
カイロ大学の職員「小池氏の件は、政府の上層部が関与しているのではないかと思う」
カイロ大学は小池氏の一件については神経質になっており、カイロ大学の現文学部長アフメド・シェルビーニ氏は、「カイロ大学では2年前から小池氏に関する書類を出す場合は学長の承諾が必要になった」と言う。
カイロ大学の職員の1人は「小池氏の件は、政府の上層部が関与しているのではないかと思う」と話した。
エジプトの実態 貧しい国
経済全体を見れば、同国の動機は一層鮮明になる。エジプトは経済がきわめて脆弱で、慢性的な国際収支の赤字を外国からの経済援助、IMF融資、観光収入、スエズ運河通航料、在外エジプト人労働者からの送金で補っている。1人当たりのGDPは2907ドル(2018年)で、日本の17分の1、周辺国と比較してもトルコの5分の1、イランの半分以下、チュニジアやモロッコ以下という貧しい国だ。
IMFの勧告にしたがってガソリンや基礎食料品を値上げすると暴動が起きる(筆者が留学中の1986年3月にも、経済的不満を背景とする治安警察官の暴動が起き、外出が10日間禁止された)。
日本から援助を引き続きスムーズに得られるなら、1人の人間の不正な卒業を見逃すことなど痛くも痒くもない
こうしたエジプトにとって、小池氏のようにエジプトに多額の経済援助を供与している国の著名政治家が、実は卒業していないと言うのは簡単ではない。
元々腐敗が横行する国であり、日本から援助を引き続きスムーズに得られるなら、1人の人間の不正な卒業を見逃すことなど痛くも痒くもない。
そうした中で、小池氏を擁護する役割を果たしているのがサーレハ氏というわけだ。同氏にとっても、自分の仕事を学長にアピールし、将来の文学部長への布石にもなる。
カイロ大学文学部(オリエント言語学科ヘブライ語専攻、1995年中退)で学んだ経験がある浅川芳裕氏は2018年6月にツイッターで、小池氏とカイロ大学の学長、文学部長、学科長らは「同じ穴のムジナ」であると述べたが、これがエジプトという国の実態なのだ。
これが小池氏の言うことが信じられない7つ目の理由である。
小池百合子のエジプト時代の援助交際
2016年にカイロで出版されたハーテム氏のアラビア語の伝記『アブドル・カーデル・ハーテムの日記-10月戦争政府の首班』(著者はエジプト人ジャーナリストのイブラヒム・アブドル・アジーズ氏、邦訳未出版)には、「エジプトのための日本との友好」の箇所に、ハーテム氏は中曽根康弘氏と1954年以来親交があり、中曽根氏から友人の娘であるとして当時学生だった小池百合子氏を紹介され、面倒を見ていたこと、小池氏がハーテム氏をGod fatherとか心の父と呼んでいたこと、小池氏に毎月14エジプト・ポンドの小遣いをやっていたことなどが記されている(小池氏は『振り袖、ピラミッドを登る』の250ページに、エジプト政府から毎月12ポンドの奨学金を受けていたと書いている)。
以上
・ハーテム氏は中曽根康弘氏と1954年以来親交があった
・中曽根氏から友人の娘であるとして当時学生だった小池百合子氏を紹介され、面倒を見ていた、
媚韓、言論弾圧、名古屋五輪開催をソウルに譲渡、韓国語でスピーチ、等身大の中曽根康弘元首相を中心に、妓生接待の代償に、韓国の言いなりになり続け、国益を損ね続け、「弱国が強国を喰い続けた」昭和戦後の日韓外交を語る
・小池氏がハーテム氏をGod fatherとか心の父と呼んでいた、
・ハーテムは、小池氏に毎月14エジプト・ポンドの小遣いをやっていた
小池百合子の正体を知るうえで、諜報界のドンであるハーテム氏と小池百合子が、中曽根の紹介で知り合ったこと、諜報界のドンから毎月14ポンドもらっていたこと、大学入学や生活面で忖度をされてきたこと、ここが重要だと思います。
※「小池百合子の「偽造卒業証書」の刑事罰についての再検証」へ続きます。