書籍化されました。
「北朝鮮化した都庁舎」と「将軍様化した小池百合子」
週刊新潮 6月18日号の記事からまとめてみます。
「粛清人事」で幹部を黙らせる「恐怖政治」
4年間、都知事としてやった仕事は「粛清人事」のみ(怒)
該当記事によると、都庁の人事は「総務局」がまとめて「原案」として、都知事に承認を得るそうです。
小池百合子は都の「行政」については、局長クラスがレク(レクチャー;ご説明)に来ても、全く関心を示さないそうです。
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心は、自民党の二階派に戻って、「政局」で安倍総理を倒して「女性初の総理」になる「白昼夢」でも見ているのでしょう(怒)
代わりに、都庁の幹部の「人事案」には、局長はおろか、部課長級まで、「私情」でピンポイントで左遷・降格を繰り返すそうです。
《小池百合子のパワハラで「死」に追いやられた幹部もいる》
自民党時代から小池百合子の「天敵」だった五輪組織委員長の森元総理の右腕の都庁幹部を「パワハラ」で死に追いやりました。
五輪組織委員の「役員室長」として、都庁から出向していた平山哲也氏を森喜朗委員長から引きはがそうとして、出向を解いて、強引に都庁に戻らせようとしました。
悩みに、悩んだ平山氏は、小池百合子のパワハラに耐え切れずに、都庁を退職して病死しました。
2016年の都知事選の時は「自殺」した元都議の樺島氏の未亡人を選挙カーの上に立たせて、内田潔前都議を悪玉にして「小池劇場」を盛り上げましたが、自分も同じことをやっているじゃないですか(怒)
小池対森元首相の死闘 邪魔者は粛清
森喜朗「(小池都知事は)私の手足をもぎ、組織委員会の仕事を妨害することで、私がギブアップし、会長を辞めることを期待しているのでしょう」
森喜朗氏vs小池百合子氏の五輪闘争に翻弄されたキーマンの死
「本当に大変な衝撃で残念でしかたない」──7月24日に開かれた東京五輪組織委員会の理事会で、森喜朗会長は「ある人物」の突然の死を悼んだ。
平山哲也・組織委員会役員室長(享年49)である。親交のあった元都庁幹部がいう。
「7月上旬、プーチン大統領との会談で訪露した森氏に平山氏は同行。帰国後に体調を崩して入院し、同20日、帰らぬ人となりました」
平山氏はもともと都職員で、2014年に都が出資して組織委を設立すると、自らも出向。官民の寄り合い所帯で総務部長を務め、昨年、役員室長に昇進した。
「組織委と都庁の“つなぎ役”に徹し、森氏も『内閣でいえば官房長官』と重用してきた」
(前出・元都庁幹部)その役回り上、森氏と小池百合子・東京都知事の対立に翻弄された経緯もある。都政担当記者の解説。
「今年初め、都庁から平山氏に対して帰任するよう打診があったのです。IOCからこれ以上の大会準備の遅れを避けるため、組織委幹部を動かすなというお達しがあったにもかかわらず、都庁は出向期限満了を理由に戻れといってきた。
平山氏は都庁でも将来を嘱望される立場だったので悩んだと思いますが、2月末に都庁を退職して組織委に残る決断をしています」
東京都総務局は「ご本人の意志による『自己都合退職』です」と答えるのみ。
だが、森氏は4月に上梓した『遺書』で、この平山氏への帰任の打診について、〈小池都知事は本性をむき出しにし始めた(中略)私の手足をもぎ、組織委員会の仕事を妨害することで、私がギブアップし、会長を辞めることを期待しているのでしょう〉と綴り、小池氏の“政治的意図”に怒りを隠さなかった。
都と組織委のつなぎ役たり得たキーマンを死に追いこんだ小池
平山氏の急逝で〈手足〉を失った森氏。目の前には小池氏との対立が再び先鋭化しそうな状況がある。
「これまで組織委の理事ポストには都議会第一党の自民党から2人が就いていた。だが都議選大敗で都民ファーストの会など小池系勢力に早晩交代する」(同前)とみられており、組織委のなかで森vs小池が再燃するかもしれないのだ。
“火種”には事欠かない。小池劇場に伴う大会準備の遅れは深刻で、周辺自治体との運営経費の割り振りは決まらないまま。築地跡地に予定されている大規模駐車場や選手村からの輸送路となる環状2号線建設が間に合うのかも不透明だ。
都と組織委のつなぎ役たり得たキーマンの死は、大会準備のさらなる混迷につながりかねない。
前述の理事会で、森氏はこうも語った。
「すべてを犠牲にして五輪にかける判断をしてくれた彼(平山氏)の気持ちを大事にして、大会を成功させなければなりません」
平山氏の願いは叶うのか。
※週刊ポスト2017年8月11日号
サイコパス小池
私も、森元総理のこの著書に興味があったので購入して読みました。
小池百合子とその側近に対する「恨みつらみ」が具体的に書き連ねられていて「泣き言」かな?と思っていましたが、週刊新潮の記事と「女帝 小池百合子」を読んで、執念深く、残忍、冷酷、サイコパスな小池百合子ならやりかねないなと、森元総理に同情しました。
彼が総理時代は好感が持てませんでしたが「ガンと闘病」しながら、五輪組織委員長の重責と戦っている老人が気の毒になりました。