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無限拡散|「政治資金規正法」に抵触していなかった舛添要一は「道徳」と「空気」で都知事を辞任に追い込まれた
2016年3月に週刊文春で叩かれ始め、6月21日に辞職するまで、私も当時の「時を斬るブログ」で斬りましたが「世論」から叩かれ始めて「辞任」までの経緯を振り返ると
(公私混同として避難追及された事案)
「舛添の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」(解散)が、千葉県内のホテルに「会議費」名目で支出した約37万円が、「家族旅行だった疑いがある」と報道された」
これについて
2016年5月に政治資金問題で告訴され、2017年3月3日に東京地検にホテルの会議費用について政治活動とはいえないと判断して、虚偽記入を認定されたが、少額な点などが考慮されて起訴猶予となった。
2017年6月21日に東京第四検察審査会は「不起訴処分の裁定を不相当と判断できる事情が発見できなかった」として不起訴相当を議決した。
東京地検の判断は「起訴猶予」
検察審査会の判断は「不起訴相当」です。
まあ、37万円ですからね。
「2015年5月から2016年4月までほぼ毎週末の48回、神奈川県湯河原町の別荘へ公用車を利用していることが報道された」
これについて
約371万円の損害賠償を請求する住民監査請求が提出されたが、7月8日に東京都監査委員は、「世田谷区にある自宅と同じく活動の一つの拠点。私的な日常活動の拠点に不適当といえず、都庁から移動距離として長すぎるものとはいえない」として棄却した。
東京都監査委員会の判断は「不適当とは言えない」です。
「2015年12月23日に都主催のNHK交響楽団演奏会に、NHKホールに夫婦で公用車を利用した」
これについて
東京都監査事務局から私的活動の疑いによる経費の返還の勧告を受け、6万5029円を納付した。
「ヤフオク!を利用し3年間106点の浮世絵等の美術品にで約315万円の支出があった」
これに対して
公明党都議による「資産隠しではないか」などという質問に対して、本人は否定しました。
舛添は合計358万円でクビ、小池は「9030億円」+「テレビ報道代50億円」+「事前選挙活動費」に8552億円を私的利用で再選
舛添が「都民の血税」若しくは歳費「国民の血税」から「不適切な支出」をしたとみなされた額は、合計約358万円です。
これに比べて、小池百合子は、舛添が都知事時代に手を付けずに「都民の貯金」として取っておいた約9030億円の財政調整基金を、今年の2月以降、「新型コロナ」が流行するや、毎日テレビに出まくって、478億円まで残高を減らしました。
加えて、今回の都知事選中も、街頭演説は一切やらずに、毎日テレビに出まくって50億円使いました。
テレビ放映にかかる50億の金を福祉に使えば、助かる人も多かったでしょうし、公約の一つくらいは達成できたでしょう。小池は、都の資金を、自分の為だけに使った、前代未聞の政治家です。
従って6月18日の「告示日」前の「事前選挙活動費」として、8552億円を「私用」に使いました。
国会閉会後に、かねてから地検に操作されていた河井克行元法相が「買収」と言う公職選挙法違反で逮捕されましたが、河井が広島の選挙区の地元の県議たちに「陣中見舞いです」と言って、現金を渡したのは、妻の河井案里の参院選の「告示日前」でした。
公職選挙法で違反となるのは「告示日以降の買収」です。
地検が公職選挙法を「拡大解釈」して、河井克行を逮捕するのなら、都の有権者を告示日前に「8552億円で買収した」小池百合子も逮捕するべきではないでしょうか?
東京地検特捜部は小池百合子や二階俊博と言う「親中派議員」に「忖度」しないでほしいです(怒)
つまるところ、「不正選挙」があったとはいえ、東京都民は、舛添要一を358万円で首にして、小池百合子を8552億円で購入したことになります。
舛添要一は、例えは悪いですが「立小便」と言う「軽犯罪」で「打ち首獄門晒し首」にされたようなものです。
確かに「みみっちい」とか「せこい」とは言えますが。
《元彼舛添要一も真っ青の小池百合子の「セコサ」と「金の汚さ」》
前の記事でも述べましたが、小池百合子は「しがらみのない新しい女性政治家像」を演じていますが「政治と金」については「昭和の古い男の金権政治家」そのものです。
前回に引き続いて、次は、「政治資金オンブズマン」から引用します。