書籍化されました。
無限拡散|舛添要一・小池百合子の元カップルに共通する「セコさ」と「金の汚さ」
前の記事でも述べましたが、小池百合子は「しがらみのない新しい女性政治家像」を演じていますが「政治と金」については「昭和の古い男の金権政治家」そのものです。
しかも、金にだらしなく、管理ができない分、「昭和の古い男の金権政治家」よりたちが悪いです。
前回に引き続いて、「政治資金オンブズマン」から引用します。
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小池百合子・元防衛大臣(自民党)の政治資金問題その6
~ 宛名のない領収書問題、使途不明金問題、「裏金」収支疑惑 ~
2016年7月24日
(中略)
1 宛名も、ただし書きも、「空白」の領収書
「日刊ゲンダイ」(2016年7月23日)は、小池元大臣が代表を務める「自由民主党東京都第10選挙区支部」の政治資金収支報告書に添付された「領収書の写し」(2012年~14年分)を、東京都選挙管理員会に情報公開請求し、開示を受けたとして、14年分をチェックしただけでも不可解な領収書が山のようにあり、数万円単位の支出なのに、宛名も、ただし書きも、「空白」の領収書がザラだったと報じました。
(小池百合子氏の政治資金 使い道はあの“号泣県議”ソックリ・日刊ゲンダイ)
あの「号泣県議」とは
自宅に引き籠もり生活 “号泣県議”こと野々村竜太郎氏は今
日刊ゲンダイ
公開日:2018/05/02 06:00
更新日:2018/05/02 06:00
全世界に泣きじゃくる姿をさらし、地方議会の政務調査費の闇を世間に知らしめたのが、野々村竜太郎元兵庫県議(51)だ。2016年7月に、詐欺罪で懲役3年、執行猶予4年の判決を受けた。現在は、大阪市に住む「ののちゃん」に会いに行ってきた。
「ウワーん。ワァーん、ビェーん、ワァーん」
14年7月、大の男、それも地方とはいえ、れっきとした政治家が子どものように泣きじゃくる様子は、当時、日本中を凍りつかせたものだ。
この“キレ芸”を炸裂させた野々村元兵庫“号泣”県議は、結局、「カラ出張」で政務調査費を詐取した罪で、有罪判決を受けた。
彼は今、大阪市住之江区の集合住宅に住んでいる。
「宛名のない領収書を受け取ったのは、小池元大臣は、舛添前知事と同じ」
これでは、誰の支出なのか、何のための支出なのか、少なくともこれらの点で真実であることを証明できませんから、政治資金の透明性を確保する政治資金規正法の趣旨に反します。
舛添要一前都知事も、あえて宛名のない領収書を受け取っていましたから、この点でも、小池元大臣は、舛添全都知事と同じなのです。
「自由民主党豊島総支部女性部」が上記30万円を、何の目的で、いつ、誰に対し支出されたの、まったくわからない」
2 「自由民主党豊島総支部」の30万円の使途不明金(2013年)
「自由民主党豊島総支部」の2013年分政治資金収支報告書の支出欄には、2013年10月22日に「自由民主党豊島総支部女性部」に対し、30万円を「女性部補助金」として支出した旨、記載されています(2013年自民党東京都豊島総支部の政治資金収支報告書)。
しかし、「自由民主党豊島総支部女性部」は、「自由民主党豊島総支部」の内部組織であり、独立した政治団体として政治資金収支報告書を東京都選挙管理員会に提出していません。
それゆえ、「自由民主党豊島総支部女性部」が上記30万円を、何の目的で、いつ、誰に対し支出されたの、まったくわかりません。
つまり、30万円は使途不明金になっているのです。
「自由民主党豊島総支部」(代表・小池百合子)は、そのことを分かったうえで支出しているでしょうから、支出している時点で使途不明金になることを分かったうえで支出していることになります。
しかし、政治資金規正法は政治資金の収支の透明化を要求している法律ですから、使途不明金は同法の趣旨に反します。
代表(支部長)である小池元防衛大臣は、この使途を明らかにすべきです。
「補助金だけが使途不明金になっているだけではなく、それ以外の政治資金も裏金として集められ、支出されている、という問題」
もう一つ気になることがあります。
それは、「補助金」と明記されている点です。従来、自民党の使途不明金の典型は、「政策活動費」名目の支出です。「補助金」名目ではありません。
もちろん、「補助金」名目の支出は実質では「政策活動費」名目の支出と同じなのかも知れませんが、あえて「補助金」名目で支出していることには、重大な意味がある可能性があります。
それは、「補助金」を受け取った「自由民主党豊島総支部女性部」は、「自由民主党豊島総支部」とは別に独自の政治資金を有しており、その資金が不足するので、「補助金」を受け取っている、という可能性です。
これが可能性にとどまらず、真実であれば、受領した「補助金」とは別に、独自の政治資金を集め、支出しているにもかかわらず、政治資金として収支報告書を作成し、東京都選挙管理員会にそれを提出していないことになります。
これは、「補助金」だけが使途不明金になっているだけではなく、それ以外の政治資金も裏金として集められ、支出されている、という問題なのです。
小池元大臣は、この点も、きちんと説明すべきです。
「17万7001円を「裏金」として支出の疑い」
3 「自由民主党東京都第10挙区支部」の17万7001円の寄附の不記載とその「裏金」支出(2014年)
「自由民主党東京都支部連合会」の2014年政治資金収支報告書の支出欄には
「自由民主党東京都第10挙区支部」に対し
- 2月13日に16万円、
- 3月25日に14万7001円、
- 12月2日に30万円、
- 12月3日に3万円
の寄附(交付金)を支出した旨の記載がありました。
しかし、「自由民主党東京都第10挙区支部」の2014年分政治資金収支報告書には、「自由民主党東京都支部連合会」から
- 2月13日に16万円、
- 12月2日に30万円
の寄附(交付金)を受領した旨の記載はあるものの、
- 3月25日に14万7001円、
- 12月3日に3万円
の寄附(交付金)を受領した旨の記載はありませんでした。
「自由民主党東京都支部連合会」の記載の通りであれば、
「自由民主党東京都第10挙区支部」(代表・小池百合子)は、計17万7001円を収入として記載していない以上、17万7001円を「裏金」として支出したことにもなります。
この17万7001円の収支のいずれも記載しなかったことは、政治資金規正法の不記載罪に違反した疑いがあります。
金額は多くありませんが、代表である小池元大臣は、この点も、きちんと説明すべきです。