中曽根康弘国葬に絶対反対
菅義偉国家主席による「政権の私物化」を許すな(怒)
※出版化されました
既に政府と自民党からの「正式発表」により、昨年死亡した故中曽根康弘元総理の「内閣・自民党合同葬」が、下記の予定で行われる予定だそうです。
開催日時:令和2年10月17日(土)午後2時から
開催場所:グランドプリンスホテル新高輪国際館パミール(東京都港区高輪3-13-1)
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「内閣自民党合同葬」という名目ですが、既に世間の「大批判」を浴びているように、総費用約2億円のうち、一般会計の「予備費」という「国民のコロナ対策の為の血税」ですが、そのうちの約9600万円が「中曽根の国葬」の為に使用されるという許しがたい暴挙です。
国葬の総費用のうちの「国民の血税負担分」が約50%も有ります。
残りの、約2億円―9600万円=1億1000万円は、自民党が「党として負担する」と言っていますが、この約1億1000万円は「政党交付金」なので、我々日本国民の納めた血税からきているので、事実上の中曽根康弘の完全国葬と言えるでしょう。
そして、元毎日新聞記者の坂東太郎氏の記事によると、驚いたことに
国庫から中曽根元首相の葬儀費9600万円を支出は妥当? 金額にはやむを得ない面も
2020年9月28日の記事
私がエクセルの表にまとめた様に、中曽根を除く、直近4人の元総理経験者の葬儀にも、最低7千万円の「国民の血税」が使われていました。
私はこの事実に驚愕と「怒り」を禁じ得ませんでした。
《「内閣自民党葬」の度に投入される「国民の血税の額」は、その時の総理大臣の「私的感情」で恣意的に決められている(怒)》
わかりやすいのは、小泉純一郎が総理の時に、二人の総理経験者の「内閣自民党葬」が行われています。
鈴木善幸と橋本龍太郎です。
しかし、鈴木善幸の「内閣自民党葬」の時の「血税投入額」は、相場の約7千万円以上より、はるかに少ない5449万円です。
2年後の同じ小泉純一郎の時に行われた、橋本龍太郎の、7702万円より41%も少ないのです。
《鈴木善幸と橋本龍太郎の「血税負担額の差」に合理的な理由が見いだせるのだろうか?》
■結論から言うと見出せません。
総理在職日数で比較すると
鈴木善幸;864日
橋本龍太郎;932日
で、僅かに橋本が、68日長いだけです。
当選回数で
鈴木善幸;16回
橋本龍太郎;14回
で、鈴木の方が多いです。この当選回数2回の差というのは「日本的農耕コミュニティ」の自民党という組織では決定的な「序列上の意味」が有ります。
《鈴木善幸と橋本龍太郎の在任中の「業績」を比較すると》
橋本龍太郎・・・・「橋本行革」→中央省庁の再編
橋本行革とは・・・・Wikipediaより
橋本行革
• 1996年 橋本龍太郎首相により行政改革会議が、設置される。
• 1997年(平成9年)全閣僚による「公共工事コスト縮減対策関係閣僚会議」が設置される。
• 1997年(平成9年)「公共工事のコスト縮減対策に関する行動指針」が、関係閣僚会議で策定される。
• 1998年(平成10年)1月行政改革推進本部の下に規制緩和委員会を設置。
• 1998年(平成10年)6月中央省庁等改革基本法が、成立する。
いわゆる「橋本行革」とは、
いわゆる「橋本行革」とは、現状の省庁を単純に「半減」させることを目標とし一府十二省庁に再編することを目標としたものでした。
特筆すべきは霞が関の中央省庁に対抗して後の「官邸主導」を実現するために、「内閣府」を新しく設置したことです。
結果的に、「公共工事の削減」は「緊縮財政」に繋がり、同時に実施された消費税の3%→5%への税率のアップも有って「失われた二十年」の長期デフレのスタートとなりました。
そして「規制改革委員会」の会長には「政商」の宮内義彦オリックス会長が就任し、1998年の6月に、「売国奴」で「反日破壊工作員」の竹中平蔵が、規制改革委員会に潜り込んできました。
■華々しい「打ち上げ花火」の様な公約の割には、レガシー(遺産)の無い政権でした。
中央省庁再編についても未だ「縦割り行政の弊害」なんて言われています。
《派手さはないが、就任前の「自民党内の抗争」を鎮静化させて「安定政権」となった鈴木善幸》
自民党内の派閥対立から起きた「40日間抗争」に端を発した大平正芳総理の衆参ダブル選中の急死を受けて総理に就任しましたが、独特の「調整能力」と「和の政治」を掲げて「自民党内の融和」を達成しました。
何もしないとか「暗愚の宰相」などと言われましたが、極めて政権基盤の安定した内閣でした。
《鈴木善幸と橋本龍太郎で41%もの「血税負担額」の差をつけた小泉純一郎の「本心」を推測すると》
鈴木善幸が死亡した時の宏池会の会長は堀内光雄で、当時の政局となった「郵政民営化」の強硬な反対論者でした。
逆に橋本龍太郎が死亡した時の所属派閥「経世会(又は平成研究会)」の領袖は、青木幹雄自民党参院会長で、自分の派閥を裏切ってまで、小泉の為に「郵政民営化」に貢献しました。
■「私怨と感情の男」の小泉純一郎は「嫌がらせ」で鈴木善幸と橋本龍太郎に「差」を付けたのでした(怒)