電通という「聖域」
安倍晋三の「死」が可能にした逮捕と電通という「聖域」
随分と早い逮捕でしたね。高橋治之元理事やAOKI前会長らの逮捕の大方の予想は8月下旬でした。
東京地検特捜部は相当自信を持っている
AOKIの会長以下3人も「在宅起訴」ではなく逮捕でしたね。安倍・菅政権時代は元農水相の吉川貴盛みたいにどう考えても真っ黒な人物が「在宅起訴」ですませられていたのとは大違いです。
画像は吉川貴盛被告 5月26日東京地裁で執行猶予付きながらも懲役2年6か月、追徴金500万円の有罪判決が出た
安倍長期政権を可能にしたのは「カルトと電通」
高橋治之被告も安倍晋三が生きていて森喜朗がいる限り「俺の逮捕は無い」と思い込んでいたでしょうね。
森は85歳でもしぶといし安倍は未だ67歳という若さでした。逆に森喜朗には地検の逮捕を止めるだけの力は無かったと言うことです。
清和会の「絶対死」の始まりか?
2001年4月の小泉政権発足以来、清和会は政権維持の為に常に電通を頼りにし全面的に依存してきました。
理由は当時弱小派閥だったのでパフォーマンスによる支持率頼みの小泉純一郎は「劇場型政治」をやるしかなくその為にはCM料で民放キー局を抑えられる電通との共謀関係が不可欠でした。
法人としての電通が起訴されたら「国葬」は中止か?
画像は汐留の電通本社
電通OBによると安倍晋三の葬儀は「イベント」ですから仕切れるのは電通しかないと豪語しています。
しかし刑事裁判を係争中の企業に「国民の血税」を投入できるでしょうか?後は常識の問題です。
電通は倒産するのではないか?
飽くまでも占いの話ですが電通の持ち株会社の五十嵐社長の運気が非常に悪いのです。法人としての電通が起訴されたら「最悪のケース」は十分考えられます。
画像は五十嵐博電通グループ(持ち株会社)社長
「東京五輪」汚職事件 元電通専務の捜査に執念を燃やす「検察大物幹部」の存在感(現代ビジネス)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a23ccebf887a29d20d5a100f7d6c749a6d81a8a
捜査指揮を執るのは超大物検察幹部
森本宏次席検事だったんですね。驚きました。カルロスゴーンを逮捕した大物検事ですよ。
日本の捜査に「司法取引」を導入した大物検事
かつて警視庁捜査二課や特捜部が切り込もうとし幾度となく阻まれてきた日大のドン・田中英壽元理事長への捜査も指揮しました。
森本氏が声高にアピールして、2018年に導入された司法取引を活用する手法で、今回もAOKI側を口説き落とした」(現代ビジネス)
画像は森本検事
巨悪に挑む「超エグイ検事」
カルロスゴーンの逮捕容疑は金融商品取引法の有価証券報告書の虚偽記載でした。検事出身の知人の弁護士に言わせると非常に立証が難しい事件だそうです。
そこを敢えて突っ込むと言うのは相当えぐい検事です。「3兆円を超えるという五輪マネーの闇」を解明してもらいたいですね。
伏見の「深読み」
私の思考法の基本スタンスは懐疑主義(かいぎしゅぎ、英語: skepticism)です。
これは社会人のスタートがNECと言う会社の経理マンであったこと、転職後証券会社でも営業よりコンプライアンス(法令遵守)部門が長かった影響があると思います。
入社時の「経理部員教育」で「全てのものを疑え」と当時の本社経理部長から叩きこまれました。そして「最後は自分を疑え」と締めくくられました。自分が正しい判断をしているのか疑えと言う意味です。
自ずと「何事も自分の頭で考える」習慣がつきました。