意表を突いた退陣表明は宮廷革命；岸田第三革命か？
孤立の独裁者が繰り出した秘中の奇策
岸田総理の実父の故岸田文武議員からの岸田番で総理を子供の頃からよく知るジャーナリストの泉宏氏の寄稿。
彼は今年春の報道番組で岸田総理を「孤立の独裁者」と上手い例えをしていた。側近にも腹の中が読みにくい人だと言う。
総裁選に向けて必勝の態勢が出来ていたのになぜ？
→アマゾン
長老たちを道連れにした宮廷革命
泉氏は「意表を突く退陣表明で総裁選を「出たとこ勝負の混沌」に落とし込み結果的に長老（麻生、菅、森、二階）達の影響力を削ぎ自分と「道連れ」にする為の「宮廷革命」だったのではないか？」と見るが目から鱗だった。
動揺する党幹部達
画像は森山総務会長
「党幹部の間では「まさかこの段階で退陣表明するとは予想もしなかった」との声が多く最高幹部の1人は「今退陣表明すれば総裁選も混乱するので必死で慰留したが聞き入れてくれなかった」と肩を落とした」
最高幹部とは岸田総理が麻生や茂木より信頼を寄せた森山総務会長だと思う。
最側近の証言「数日前に突然退陣に傾いた」
最側近の1人は「（岸田首相から）今日（14日）しかないとの連絡があった」と明かした上「前は強気だったが数日前に相談した時妙に冷静になっていたので半分以上辞めるほうに傾いたと思っていた」と岸田首相が考え抜いた結果であると強調した。画像は予想
総裁選の日程管理権を掌握したままの退陣
9月22～23日には国連総会の最大のイベントとなる「未来サミット」が設定されているため、「日本の首相が堂々と参加するためには、それまでに新首相を決める必要がある」（外務省幹部）ことになる。
総裁選日程の「大幅繰上げ案」
「9月20日～29日の間に投開票」の予定だった総裁選日程を大幅繰上げ「9月初旬告示―同中旬投開票」となるだろう。
「新総裁決定直後に臨時国会を召集し首相指名―組閣による新内閣発足」が前提で岸田首相が党幹部と協議し日程を決め野党の了解を得ることが必要となる。
注）その後、岸田総理、党執行部の判断により、自民党総裁選は９月１２日告示、９月２７日投開票の日程で確定した。
退陣することによりキングメーカーとなった岸田総理👏
但し従来の単なる「利権にまみれた老害の」キングメーカーとは違う。麻生、森、二階より２０歳以上、菅義偉より１０歳以上若く
①派閥を壊して純粋な「政策集団」にし
②政治資金規正法を不十分（麻生太郎の抵抗）ながらも大きく改正した総理だ👍
宏池会は結束し独自候補を立てるべき
私は林芳正官房長官しかいないと思う。私の従来構想では岸田さんにもう一期３年やってもらった後、林ー木原と繋ぐのがベストだと思っていたが国難だからこそ長州男児で能力的にオールマイティーな林さんに立って頂きたい。
その際は微力ながら応援させて頂きます。
木原誠二幹事長代理は有資格者だがまだ若すぎる
画像は財務省の後輩の鈴木馨祐議員を陰で操り規正法改正を黒子として成立させた木原政調会長代理（左）
文春の報道被害で官邸から去ったが私の予想通り幹事長代理、政調会長代行として「異常な能力」を発揮した。
あの維新を騙して政治資金規正法改正案を党首合意までもっていった。しかしながら５０代半ばの総理就任は最後が良くない（外国の謀略による冤罪や非業の死）
林芳正氏は覚悟は早く決めた方が良い
リスクとチャンスは常に背中合わせ。来年は２度の国政選挙のリスクはあるが東京地裁による統一教会解散命令がでれば手柄は新総理のものとなる。
８月２０日に統一教会元広報本部長の「懺悔録」が出版されたら（協会側は出版差し止め請求中）地裁の判断に大きく影響する。
史上稀にみる良好な日韓関係を維持しなくてはならない
尹大統領、独立記念館館長に日本統治時代肯定派を任命
画像はキムヒョンスク韓国独立記念館館長 日本統治時代が韓国の近代化をもたらしたと主張する「植民地近代化論」の歴史学者
その歴史観の為、就任後も議会で野党から攻撃されている
尹大統領はアメリカが韓国に植付けた反日感情を大統領が率先して除去しようとしています。
これも「岸田ー尹関係」極めて良好だった証左ですからこの関係を維持しなくてはならない。
超大物駐日韓国大使着任
画像は着任した朴喆熙（パク・チョルヒ）新駐日大使
https://www.sankei.com/article/20240809-WAKRMQRLWBMDDK5J6QZJRRCVR4/
産経新聞 2024/8/9
韓国の朴喆熙（パク・チョルヒ）駐日大使が９日、着任し朴氏は「来年は韓国と日本が国交正常化６０周年を迎える。
両国関係をより一層アップグレードさせ、新たな未来を切り開くチャンス」と意気込みを語った。
朴氏はソウル大国際大学院長や外務省傘下の政策研究機関、国立外交院の院長などを務めた日本研究者。尹錫悦大統領の選挙陣営では外交ブレーンとして対日政策の公約策定に深く関わった。（転載ここまで）
日本政界の人脈も広く１９９６年日本の小選挙区制度、平沢勝栄の選挙をフィールドワークした日本語の著作もある。
来年の日韓正常化６０周年までに期待される外交的成果
韓国の保守派の掲示板を見ると両国の首脳の関係が非常に良い間に「日韓の最後の懸案事項」である両国間で紛糾している「竹島の帰属」を日本にして決着させ日韓の領土問題を不可逆的に解決しようと言う動きがあるそうだ。
日韓領土問題の決着は林氏でなくては無理で高市早苗は論外
韓国政界では左右を問わず安倍晋三が死亡し政界から消えたことに安堵感が強く次の総理に「安倍臭」のする政治家がなれば日韓関係は一挙に後戻りする。
岸田政権が苦労して勝ち取った佐渡金山の世界歴史遺産登録も韓国内で再度蒸し返される。
林芳正氏は大衆との距離を縮める為に政権本を出版して欲しい
良い本を出されているが素人には手が出しにくい物や共著本。自分が総理になったらどんな日本にし何をやりたいのか？私は岸田ビジョンを呼んで３年前彼を応援することを決めた。
ポピュリズムは否定すべきだが大衆から遊離するのは良くない。
もっとSNSで発信して欲しい
Xを見ると２０２１年で休止しているのが残念。林氏に期待する人はどんな人かもっと知りたいはず。発信すると限界保守やバカが寄ってくるのがうざいのだろうが秘書に任せて上手に処理すればよい。
石破茂氏も発信している。一種の「露出」であり使わないのは損だと思う。
好評発売中
