栗本慎一郎の衝撃の証言 小泉純一郎裏口入学疑惑
この本は週刊現代に2005年末に連載された栗本による「小泉純一郎の実像論」を加筆、編集して書籍化したものです。
私は週刊誌の連載記事の方を読んで度肝を抜かれました。
1998年の自民党総裁選で小泉陣営の選挙参謀を務めた栗本は小泉が経済学に全く無知であることに気付き焦ります。
間違って総理になってしまったら国際的に恥をかくので栗本自らも小泉に経済学を基礎から教えても効果が無く、慶応の経済学部のベテラン教授を次々に呼ぶも匙を投げられ最後は当時経済学会で大御所と言われた斎藤精一郎立教大学教授までよんでも「う~ん、ダメだね」と匙を投げられて栗本は「経済学の家庭教師」をギブアップしました。
注)栗本は週刊誌の連載では慶応大学の旧知の経済学者として加藤寛(2013年没)を実名であげていたが何故か書籍では伏せている。タレント教授で有名だった加藤寛(ひろし;通称かとうかん)は2005年9月の郵政イカサマ選挙後、月刊誌に小泉が慶応大学在学中に自分のゼミナールに所属していたかのような寄稿文を掲載して多くの塾生の顰蹙を買った。
画像は斎藤精一郎元立教大学教授 千葉商科大学名誉教授
この時の総裁選は竹下派経世会の小渕VS梶山の跡目争いでしたから世間に公平な総裁選に見せる為と「反小渕票」が全部梶山に流れない様に分散させる為に竹下登元首相が「噛ませ犬」として直接指名し第三の候補に立てられたのが小泉純一郎でした。
ですから勝てるはずもなく三人中三位と言う惨敗でした。小泉は自身が所属する清和会の票すら満足に取れませんでした。
失意の栗本は翌年の1999年に脳梗塞で入院し議員辞職しました。
従って栗本の「私怨」で書かれたものではないので価値があります。病気が回復し気付いたら総理になっていた小泉の5年半で悪夢が的中した為に後世に警告を発する為に書いたと言う「公益性」の高い著書でレビュアーの評価も非常に高いです。
私は週刊誌は読後に廃棄しましたから経済学者が分析した「至近距離で見た小泉純一郎論」は是非お勧めです。そして私はこの週刊誌の連載記事の2005年から13年後に驚愕の事実を知ったのです。
A君が2018年にしゃべった訳
私がA君に「小泉が在籍記録が無いと言う話はどれくらい広まってるの?」と聞いたら彼は「気の利いた連中(情報に繊細な)ならほとんど知っているはずだ」と言いました。
メンバーの中に会社の同窓の先輩に慶応大学の事務方の幹部の息子さんがいてその人から酒の席で聞いたと言う人もいました。
私以外は2001年に小泉が総理になった時には既にみな何らかのルートで知っていたようで半ば「公然の秘密」だったようです。
それも小泉の犯歴などが全て隠蔽された個人情報保護法が施行された2001年前に私以外はみな「何らかの信頼できるルート」から「驚愕の事実」を知っていたのです。
D君が「大丈夫か?小泉の地元の横須賀は稲川会だぞ」とA君に聞くと「2010年に東京都で暴排条例が施行されたから問題ない」と言いました。
2010年全国の自治体に暴排条例が施行された
画像は菅沼光弘公安調査庁元第二部長(2022年没)とその著書
各自治体ごとの全国暴排条例が東京都で施行されることによって47都道府県で完全施行されました。
「戦前から小泉家の選挙は全て稲川会が執り行う」これは職務上、情報収集の為、暴力団幹部との接触が不可欠だった菅沼光弘公安調査庁第二部長(2022年末没)が著書で明言していることです。
選挙の準備から選挙運動、後始末まで一切合切、稲川会が取り仕切って小泉家には一銭も負担させないそうです。
だから進次郎の妻の滝川クリステルが結婚してもほとんど全く横須賀に近づかないのかもしれません。
C君は神奈川県の県立高校の出身ですが「大丈夫だよ(笑)横須賀の地元に行って取材しない限りは」と一笑に付しました。
B君が「息子が世襲してるじゃないか?」とC君に言うと「小泉本人は引退して9年になるし、息子はここでは言えないけど色々あるんだよ」と意味深な表現をしました。