※この記事は9月2日の自民党両院議員総会終了後にXに連続投稿したツリーを分割してブログに纏めたものです。

【ノーカット】自民・森山幹事長、幹事長を退任する考え表明/石破首相がコメント 自民・両院議員総会終えて── ニュースライブ (日テレEWS
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速報;幹事長リスク消滅、森山幹事長事実上の続投

森山幹事長の参院選の責任の取り方は私の予想通り「進退伺いを組織の長に預ける」でした。
進退伺いと辞表とは違う
画像は「進退伺い」の文例のテンプレ 末尾の文章が「御指示賜りたい」となっているのがポイント

取材していた政治記者にも組織経験が浅く不勉強な者が多かった。
「進退伺い(しんたいうかがい)」とは
「私は○○の件の失敗について職責を痛感しているので出処進退をお預けします」と言う意味で人事権者(石破総理)が
「君は悪くないこのまま今の職を続けて欲しい」と言えば続投になります。
辞表とは
画像は辞表(退職届、他にも名称あり)のテンプレ 末尾で自分の意思を明確にしている所がポイント

本人が何らかの理由で会社や役所等を退職する「意志」が固まり所属長(人事権者)に提出する書面で
人事権者がその人物を「余人(よじん)を持って代え難し」と評価しているのなら必死で慰留します(辞表を預かっている状態)。
しかしそうでない場合はあっさりと受理されて人事部の給与課に回され退職の事務処理が始まります。
森山幹事長の真意は?
「石破総理は守りたいが執行部の誰か一人は責任を取らねばならない」と言う事だったのだと推察します。
両院議員総会の参院選検証報告の主旨が「総理以下自民党全体の連帯責任」としたので辞表にする必要はありません。
「責任は痛感しています」と言う意思表明の「進退伺」で組織論としての論理的整合性はきちんと取れています。
執行部、他の四役への波及は?
森山幹事長の記者会見によると無いと思います。鈴木総務会長は選挙には関係ありません。
小野寺政調会長は自民党が国会で成立させた法案には責任はあるが選挙責任は直接的には無いです。
木原選対委員長は選挙の元締めの幹事長が「進退伺」を出している以上屋上屋を架す様な辞表提出は不要となります。