※この記事は9月29日にXに連続投稿したものを10月12日時点の最新の情報を加筆しながらブログに纏めたものです。
水面下の大きな流れは林芳正新総裁誕生へ

この動画は大変参考になりました。著述家の宇山卓栄氏が「林芳正新総裁と言う着地点」について明快に解説してくれています。
①昨年の総裁選での石破票の動き
(a)地方の党員票、特に農村票は進次郎に行かない。農村とJAは今も進次郎が農水大臣である事に危機感を抱いている。「総理になられたらたまった物ではない」
(b)農村以外の地方票は小泉ー竹中構造改革とアベノミクスで「地方切り捨て」されたので小泉には行かない
(c)「安倍政治の復活」をイメージさせる高市にもいかない。
※宇山氏は昨年の総裁選で石破総理に入れた「地方党員の石破票」がどの候補に流れるかは「NG二人以外は見極める事が難しい」と言っています。
筆者の予測では勿論、願望も含めて昨年の総裁選の地方の石破票の多くは石破政権の政策を引継ぐと言明している林氏に行くだろうと見ています。
高市早苗なら衆院解散をやりかねない
大方の自民党議員はこう見ているので議員票は高市には集まりづらくなっている。
一番、解散しなさそうなのは林芳正氏。「安心・安定の芳正」なんか火災保険みたいだけど。
だから林氏は「当面、解散するつもりはない」と討論会では言い続ける事が戦術的に正しい。
高市早苗だと連立枠の拡大が出来ない
①国民民主;玉木代表との国家間の絶望的な相違、玉木代表は(a)夫婦選択的別姓の推進(b)女性天皇の容認。
②参政党;神谷代表のブレーンが連立を許さない。2大ブレーン、一人は「著名なヤメ共(日本共産党元党員)某氏」もう一人はネットで有名な元大蔵官僚。
③維新;自民党の「対維新窓口」の菅元首相が維新の事実上のオーナーの橋下徹らに高市早苗との連立を認めない。
高市早苗だと公明党が連立を解消する怖れがある
斎藤公明党代表の参院選後の発言
①石破総理の続投を支持する
②「石破総理退陣表明後」は新総裁は保守中道の人物でないと連立は組めない。→「ポスト石破」は高市早苗拒絶
公明党による事実上の「林芳正後継指名」だと私は見ています。
昨年の衆院選後、創価学会幹部(匿名)が「数年後には政党を持つのをやめようと言う意見が学会内に多い」とあるメディアの取材に答えていました。
「万が一、まさかの高市新総裁」ならば最悪、公明党の連立離脱が現実味を帯びてきますし、将来的に、もし公明党が解党なら当然自公連立自体が消滅します。
自公連立解消;杞憂が杞憂で終わらなかった大惨事 10月12日加筆
高市早苗と言う「災厄」
画像は斎藤鉄夫公明党代表が連立解消を通告した10月10日の三回目の自公連立協議

参院選の投開票日の7月20日に「石破おろし」が始まって以来、ソフトな人格者で鳴る、斎藤代表は自民党に再三再四「高市忌避の警告」を発してきた。
10月4日の自民党総裁選の結果は「公明党にも悪夢」であったのだ。
2021年の岸田政権発足以降、公明党に対し、散々な「無礼発言」を繰り返してきた「麻生太郎ー茂木敏充ライン」の政権復帰は公明党の忍耐の限界を超えていた。
私も公明党は高市執行部に「厳しい条件を呑ませる」と言う条件闘争で最終的には連立には残ると見ていた。
高市ー麻生ー茂木ー萩生田ラインは「公明党の覚悟」を甘く見ていた。
「温厚な人格者」の斎藤代表の強張った表情と「位打ち」に遭った高市の無邪気な表情が物凄いコントラストを醸し出している。
画像は連立協議三回目の開始の「頭取り」で決裂後の高市の記者会見はいつもの様に「被害者コスプレと他責思考」で終始したが表情は強張っていた。
※「自公連立解消」についての詳細な検証についてのレポートは後日行います。
宇山卓栄氏の連立方程式通りになるだろう
この番組収録は9月19日なのでそれ以降に起きた事
①小泉ステマ事件&シャインマスカット事件
②高市「奈良鹿、外国人誹謗捏造事件」
等々を今後の「変動要因の変数」として織込むと投開票まで今日を入れて未だ5日間あるので小泉&高市の勢いの加速度は確実に落ちていくと見ています。
高市陣営の窮状?麻生太郎への恨み節
画像は京都の「裏金税理士議員」の西田昌司

西田昌司の動画を視に行きました。西田の話はいつも言っている事は非論理的なのですが感情だけは正直に吐露します。裏金議員なので今回は推薦人に入れて貰えませんでした。
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ttps://www.youtube.com/watch?v=2nSG27psP08
やはり議員票の目途が立っていないたない様だ
西田の言い分は
「直近の調査(9/26)の党員・党友票は高市1位、小泉2位だが僅差なので話にならない。これでは一回目の投票で過半数を取れない」
議員票の取りまとめがデッドロックに乗り上げていると言う事を訴えたいようです。つまり行き詰っていると言う事でしょう。
彼が高市陣営でどれだけ重用されているか不明ですが陣営のキーマンが「麻生詣で」を繰返し「麻生派の議員票を纏めて下さい」と頼んでも麻生は確約をせず言質も与えず黙っている様です。
西田は後半は現時点で既に麻生に対する恨み節を並べていました。彼の口調では高市は一回目投票で3位になりそうなのかな?と言う印象を受けました。