書籍化されました。
《武藤正敏元駐韓国大使が知悉する「韓国人独特のメンタリティ」》
P12
「韓国人は、頭ではなくハートで考える。論理的には理解はできても、ハートで飲み込むことができなければ、問題を蒸し返してくる。義理人情に厚く、親しい人には随分と尽くしてくれるのだが、そこにロジカルな理由はない。
日韓貿易の対日赤字問題も、竹島問題や歴史問題も、日本側がロジカルに説明を重ね、韓国側が一度は理解してもしばらくすると再び持ち出してくる。しかも、一旦激昂してしまうと、得てして周りが見えなくなってしまう。」
ポイントは
「頭ではなくハートで考える。論理的には理解はできても、ハートで飲み込むことができなければ、問題を蒸し返してくる」・・・・ここでしょうね。
《北朝鮮が「同胞」の韓国にミサイルや「核爆弾」を撃ち込んでくるはずがないと思いこむ文在寅支持の「従北左派の韓国人」》
この「心理」について、武藤元大使はこう分析しています。
★「客観的事実を直視せず、「期待値」を優先させて判断する韓国人の性向は、対人関係や人物評価においても同様だ。」
「親中派」だった義理の叔父の張成沢(チャンソッテク)を、粛清するときに、高射砲で打って、ばらばらの「肉片」にした北のカリアゲこと金正恩も「良い人」だと思い込んでいるようです。
困りましたね。
《武藤元大使が非常に高く評価する「日韓慰安婦合意」》
結論から言うと
★日韓の外交関係において、初めて「双方」が譲歩した結果結ばれたものだから。
ポイントは
➀日本が先に10億円を拠出する。
②韓国政府は慰安婦像の撤去に「努力」する。
この「日韓慰安婦合意」に至るまで、朴槿恵前大統領は、「国内世論」と「元慰安婦達」を説得して納得させた。
日本政府との「合意」によって
➀10億円の拠出を受けて
②2016年7月に韓国政府が設立した、元慰安婦支援団体「和解・癒し財団」は
③元慰安婦で、現在生存している39人に対して、34人が支援金1千万円を受け取る意思を表明した。
④その中には「挺対協」とともに行動する「ナヌムの家」の元慰安婦5人も含まれていた。
★「現在生存している元慰安婦39人」とは「日韓合意」時点では、韓国側は46人と発表していたのですね。
集計間違いかもしれませんが、その後の韓国政府の「公式発表」では、39人で確定したわけです。
ですから、内34人が「支援金1千万円」を「受け取る意思」を示したということは、ほとんどの「元慰安婦」は「日韓合意」を受け入れたということです。
《「北朝鮮の工作員組織」の「挺対協」が最も恐れたのは「慰安婦合意」で自分たちの運動が存在理由を失うことだった》
★当時、日本国内で「先に金を渡すな(怒)韓国政府が慰安婦像を全部、撤去してからにしろ(怒)」と言う声も有りましたが。
それで交渉が決裂すれば「挺対協」にとっては、今後も、日本政府と当時の朴槿恵を叩き続ける根拠となるところでした。
《「日韓慰安婦合意」成立当時、既に韓国では「慰安婦問題」は国民の関心事ではなくなっていた》
★日本では日韓関係に何かあると「マスゴミ」はすぐに「慰安婦像=少女像」をクローズアップするが、韓国ではよほどのことがない限りもう大きなニュースにはならないそうです。
《大量生産され、インフレを起こし「価値」の低下した慰安婦像にはもう影響力は無い》
韓国国内には60体もの慰安婦像が立っているが、一般の市民の関心を集められていない。
挺対協(ていたいきょう)とは・・・・WIKIより
日本の慰安婦問題解決のために活動する大韓民国の市民団体である。旧称韓国挺身隊問題対策協議会(かんこくていしんたいもんだいたいさくきょうぎかい、)。
武藤元大使によると
挺対協は、女性運動を推進していた梨花女子大学関係者が中心になって設立した団体であり、その指導部は金大中元大統領夫人ともつながりがある人がいたため、政治力があった。
ということですが、「日韓慰安婦合意」成立以降は、新たに慰安婦像をいくら立てても、もはや「世論」はついてこないのが現状だそうです。
彼等の「売り」である「水曜集会」もよく目視してみれば、百人にも満たない人数だそうです。
まだまだ、続きます。