《歴史上の人物に見る 四柱推命と感染症》
拙ブログの読者の皆様の新型コロナウィルスからの「自己防衛」に少しでも役立てばとの思いで、「感染症で亡くなった歴史上の著名人」を洋の東西を問わずに、解析してみたいと思います。
「マラリア」で死亡した歴史上の著名人➀マザー・テレサ
マザー・テレサ
コルカタの聖テレサは、カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。またカトリック教会の聖人である。
「マザー」は指導的な修道女への敬称であり、「テレサ」は彼女の敬愛したリジューのテレーズにちなんだ修道名である。コルカタ(カルカッタ)で始まったテレサの貧しい人々のための活動は、後進の修道女たちによって全世界に広められている。
生前からその活動は高く評価され、ノーベル平和賞を受けた。
元々、心臓に疾患があり、「基礎的疾患」の上に、マラリアに罹患して死亡しました。
それでは、命式を見て見ましょう。
四柱推命鑑定命式 マザー・テレサ
1910年8月26日~1997年9月5日生まれ(87歳没)
上 | 中 | 下 | 宿命星 | 蔵干 | 12運 | 吉凶星 | ||
年柱 | 庚 | 戌 | 戊 | 印綬 | 正官 | 偏印 | 衰 | 魁罡(かいごう)、 寡宿、 |
月柱 | 甲 | 申 | 庚 | 傷官 | 印綬 | 死 | 劫殺、 紅艶、 駅馬 | |
日柱 | 癸 | 亥 | 壬 | 劫財 | 帝旺 | 劫殺、 孤辰、 天徳貴人、 月徳貴人、 | ||
時柱 | 戊 | 午 | 丁 | 正官 | 偏財 | 絶 |
【子丑空亡】
宿曜経 觜宿(ししゅく)
【総合鑑定】天徳貴人と月徳貴人のお陰で「2度の心臓発作」を乗り越えたが、外部からの攻撃の暗示の劫殺2個のパワーの為にマラリアで亡くなった。
日柱の天干は「癸(水滴)」で8月生まれです。
真夏の暑さで水滴は蒸発してしまいます。
癸は寒い真冬が旬の季節なので月令を得ていません。
それで、命式の構造は弱いです。
《印星殺の成立》
印綬が2個、偏印が1個あるので「印星殺」の成立です。
行運(大運、年運、月運、日運、時運)に「印星」が巡ってくると、運気が暗転する怖れが有ります。
《過去に2度心臓発作に襲われが貴人星のパワーでしのいだが最後はマラリアから逃げられなかった》
1983年、ローマで心臓発作に襲われ、1989年にペースメーカーを付けた。
天徳貴人と月徳貴人のペアがあります。
天乙貴人に昇格します。
この貴人星の力で、心臓疾患を抱えても、堪え凌いでいました。
外部からの攻撃の暗示の劫殺が2個も有ります。
これが、マラリアによる感染でした。
死亡した87歳の大運を見ると
86歳~96歳 乙亥―食神―帝旺・・・・血刃 劫殺2個
食神の大運で悪くはなく、十二運も帝旺で最強でしたが、病魔を暗示する血刃が巡ってきて、外部からの攻撃、感染を暗示する劫殺が2個巡ってきています。
死亡日の1997年9月5日の行運(大運、年運、月運、日運、時運)を見ると
上 | 中 | 下 | 宿命星 | 吉凶星 | ||
1997年 | 丁 | 丑 | 己 | 偏財 | 偏官 | 空亡、 羊刃 |
9月 | 戊 | 申 | 庚 | 正官 | 印綬 | 印星殺、 劫殺2個 |
5日 | 庚 | 戌 | 戊 | 印綬 | 正官 | 印星殺 |
亡くなった1997年は空亡の年で、加えて羊刃が巡ってきていました。
9月は、印綬の月なので「印星殺」が成立し、しかも「感染」を暗示する劫殺が2個も巡ってきています。
これで「感染」を暗示する劫殺は、命式中の2個、大運の2個と合わせると6個にもなります。
5日は印綬の日で「印星殺」の成立した日でした。