書籍化されました。
無限拡散|身体検査は真っ黒(自民関係者)
舛添氏と同じ公私混同
ポータブルDVDも公私混同の疑い
舛添元都知事は、公用車を私的に使ったことを「公私混同」と責められましたが、小池も負けていません。
日刊ゲンダイ
公開日:2016/07/23 07:00
更新日:2016/10/17 04:37
「身体検査は真っ黒」(自民党関係者)という評判も納得だ。都知事候補の小池百合子元防衛相(64)が代表を務める「自由民主党東京都第十選挙区支部」。カネの使い方は非常識だった。
日刊ゲンダイは都選管に情報公開請求し、同支部の収支報告書に添付された領収書の写し(2012年~14年分)を入手。
スポンサードリンク
ポータブルDVDも公私混同の疑い おかしな買い物もある。
14年9月22日、「ヨドバシカメラ」発行の領収書の「お買上明細」には「Amika AMDPーF1000CK」との記載がある(資料2)。調べたところ、ポータブルDVDプレーヤーの商品コードだった。
事務所の備品なら据え置き型が定番だし、DVDは今どきノートPCで視聴できる。他の領収書を確認すると、同年5月27日に「ビックカメラ」で12万4200円を払い、富士通「FMV」1台を購入済みだ。
小池事務所に利用状況を聞くと、「自動車で移動中に制作した動画を確認するなどしている」と回答した。
小池氏本人が“旅のお供”に使うケースもあるのなら、舛添氏と同じ公私混同だ。
金で飼いならした豊島区議団
《小池百合子は「豊島区議団」と言う「私兵」を雇っている(怒)》
「小池百合子元防衛大臣の地盤である東京・豊島区と練馬区の区長、区議、都議など数名が、小池元大臣と若狭勝衆院議員の待機する議員会館に呼び出された」
若狭が「このメンバーで、小池さんに出馬要請したことにしてくれないか」と切り出した。
小池「豊島区議団の覚悟を決めた仲間が私をサポートしてくれている」
コラムその1 自民党豊島区議団が小池百合子・元防衛大臣(自民党) を支援する理由
〜6年間で計2390万円を受け取ってきた豊島区議団~
今回は、コラムです。
1 小池百合子元防衛大臣を選挙運動で支援する豊島区議団ら
「週刊新潮」(2016年7月7日号)は、小池百合子元防衛大臣の地盤である東京・豊島区と練馬区の区長、区議、都議など数名が、小池元大臣と若狭勝衆院議員の待機する議員会館に呼び出されて、都知事選に向けた話し合いを持ちかけられ、最後には若狭議員から“このメンバーで、小池さんに出馬要請したことにしてくれないか”と切り出したと報道しました
(「「小池百合子、自作自演の小芝居をTV局にリーク 都知事選出馬へアピール」
デイリー新潮 7月6日(水)5時53分配信。
その報道通り「自作自演の小芝居」がなされたのかはわかりませんが、
少なくとも「自民党東京都連に所属する議員ら」が小池元大臣に都議選出馬を出馬要請したと報道されている(自民党、小池百合子氏に都知事出馬要請「厳粛に受け止め、考えさせていただきたい」2016年6月25日6時0分 スポーツ報知)ので、その「議員」に、豊島区議や練馬区議らが含まれていることは間違いないようです。
また、小池元大臣は自らの所属する自民党に都知事選挙での推薦願を提出したものの、推薦を得られないとわかり同願いを取り上げましたが、告示日に小池元大臣は、「今回は私と共にこの東京を変えねばという思いで、豊島区議団の覚悟を決めた仲間が私をサポートしてくれている。」
等と発言しています(都知事選告示】小池百合子氏が第一声(全文)組織、しがらみ越えてまい進)。
なぜ豊島区議らは、小池元大臣に都知事選の出馬を要請しただけではなく、選挙運動で支援しているのでしょうか?
政治資金の流れを調べたところ、その理由は「カネ」ではないかと思えてきます。
小池元大臣がカネによる関係で豊島区議団とその議員らを「トリコ」にしてきた結果
2 「JF豊島区議団」への寄附計2390万円(6年間)
では、小池百合子元防衛大臣と「豊島区議団」との間の政治資金関係を紹介しましょう。
小池元防衛大臣が代表(支部長)を務める「自由民主党豊島総支部」は、その政治資金収支報告書を見ると、少なくとも2009年から2014年までの6年間だけを見ても、自民党の豊島区議団(JF豊島区議団)に対し、合計2390万円を寄附していました(下記の注1を参照)。
自由民主党豊島総支部の2009年から2014年末までの「JF豊島区議団」への寄附
支出の目的 金額 年月日 支出を受けた者の名称 支出を受けた者の所在地 寄付金 2,100,000 H21.7.31 自由民主党豊島区の各支部 (いずれも)東京都豊島区 寄付金 3,000,000 H21.9.10 JF豊島区議団 東京都豊島区南池袋2-12-5-403 寄附 3,000,000 H22.5.25 JF豊島区議団 東京都豊島区南池袋1-20-9-6B 寄附 1,500,000 H23.5.18 JF豊島区議団 東京都豊島区東池袋1-18-1 寄附 1,500,000 H23.12.20 JF豊島区議団 東京都豊島区東池袋1-18-1 寄附 3,000,000 H24.4.27 JF豊島区議団 東京都豊島区東池袋1-18-1 寄附 2,000,000 H24.12.5 JF豊島区議団 東京都豊島区東池袋1-18-1 寄附金 3,000,000 H25.12.10 JF豊島区議団 東京都豊島区東池袋1-18-1 寄附金 4.800,000 H26.3.31 JF豊島区議団 東京都豊島区東池袋1-18-1 23,900,000
2009年の自由民主党豊島区の各支部への寄附210万円は合計額です。10の支部に20万円ずつ寄附し、1つの支部に10万円を寄付しています。
「JF豊島区議団」の所在地は「東京都豊島区東池袋1-18-1」です。これは自民党の豊島区議会議員の連絡先と同じですので(参照:TOKYO自民党HP)、「JF豊島区議団」とは、自民党の豊島区議団だと思われます。
豊島区議らが都知事選挙の選挙運動で小池元防衛大臣を支援する理由は、幾つかあるでしょうが、以上の「政治とカネ」関係はその主要な理由でしょう。
つまり、小池元大臣がカネによる関係で豊島区議団とその議員らを「トリコ」にしてきた結果としか思えません。
「JF豊島区議団」の「主たる事務所の所在地」は「小池事務所内」
3 「JF豊島区議団」の「主たる事務所の所在地」は「小池事務所内」
そこで、「JF豊島区議団」が政治団体の届け出をして政治資金収支報告書を作成していないか調べたところ、東京都選挙管理委員会に提出していました(下記の注2を参照)。
2012年分から2014年分のそれを見ると、「JF豊島区議団」の「主たる事務所の所在地」は、なんと、「東池袋・・・」ではなく、「南池袋・・・」で「小池事務所内」と明記されていました。
つまり、「JF豊島区議団」は事務所まで小池元大臣に依存していたのです!
小池元大臣を都知事選で支援しているのも、頷けます。
小池元大臣は自民党の推薦を受けられず「1人」を強調していますが、実際は、決して、そうではなく、カネで構築した、自民党の豊島区議らとの関係を通じて組織選を展開しているのです!
「JF豊島区議団の主たる事務所」=「小池百合子事務所内」、家賃の支払いはなし
4 事務所費の不記載問題
上記のように「JF豊島区議団」の「主たる事務所」は「小池百合子事務所内」と明記されているのですが、「事務所費」の支出はなく、「JF豊島区議団」は家賃を一切支払っていません。
本来であれば、「JF豊島区議団」は、政治資金収支報告書に、誰から事務所の無償貸与を受けているのかを明記しなければなりませんが、その旨(金銭によらない寄附を受けたこと)を明記していませんので、厳密にいえば、政治資金規正法の不記載罪に違反する疑いがあります。
もし「JF豊島区議団」に事務所の無償貸与をしているのが「自由民主党豊島総支部」(支部長・代表 小池百合子)であれば、その旨を政治資金収支報告書に記載しなければなりませんが、その旨(金銭によらない寄附をしたこと)の記載は一切ありません。
これも、厳密にいえば、政治資金規正法の不記載罪に違反する疑いがあります。
小池元大臣は、これについても、きちんと説明すべきです。
※転載以上