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無限拡散|小池百合子と野田数②都民ファーストと金
希望の塾で入塾者4000人から集めた金は1億6881万円
「女帝 小池百合子」より
小池は、自分の知事給与を半額にすると公約し、確かに実行された。だが、一方では特別秘書に野田を任命し、その野田に、都民ファーストの会代表や、希望の党の塾の運営を任せた。本来、そうした仕事をする彼の給与は、都税から支払われるべきではないだろう。あるいは、特別秘書ならば、そうした仕事を兼任するべきではないと思うが、そうした議論は一度もなされなかった。
希望の塾で入塾者4000人から集めた金は1億六千八百八十一万円。だが、受講生からは「内容があまりに薄い」、「資金集めに利用されたのか」といった不満の声が噴出していた。翌年の収支報告書では塾の運営に1億円以上かかったとされている。だが、運営にかかわった都議のひとり、音喜多駿は、「それだけの金額が塾運営にかけられたとは、どうしても思えない」と語っている。
野田は「オッサン」そのもの
野田を知る女性都議は、怒りを滲ませて、こう語る。
「小池さんが、本気で女性活躍を考えているとは思えない。『政治に新しい風を』『女性の登用を』『脱オッサン政治』と盛んに言ってますが、側近にしている野田さんは、まさに『オッサン』そのものじゃないですか。ふんぞり返って、えばって、恫喝して。キャバクラ通いのお金はどこから出ているのか考えてほしい。都議選の時も公認権を握って、気に入らないことがあると公認を取り消すと脅した。選挙では『きれいどころを揃えた』と女性候補のことをいう。女性蔑視そのものじゃないですか」
転載以上
週刊ポストより「小池新党」を牛耳る最側近の「六本木ハレンチ豪遊」撮
野田氏『オレが都議選候補者の公認権を持っている』
2017.05.22 07:00 週刊ポスト
「小池新党」を牛耳る最側近の「六本木ハレンチ豪遊」撮
「野田氏は『希望の塾』の事務局長も務めているが、この塾は彼が小池知事に進言して立ち上げた。『オレが都議選候補者の公認権を持っている』と豪語しています」(都政担当記者)
六本木クラブ『M』の豪遊
さすが人気絶頂の小池新党代表は遊び方も“ファースト”だった。客単価1万円はくだらない高級和食店から出てきたのが午後10時。赤ら顔の野田氏が連れの男性とタクシーに乗り込み、次に向かったのが六本木のクラブ『M』だった。
この店は“座っただけで5万円、ボトルを入れたら最低でも10万円”と言われる超高級クラブだ。しかしまだまだ遊び足りない様子の野田氏。『M』を約1時間で後にすると連れの男性と、同じく六本木にある『B』という店に向かっていった。
六本木クラブ『B』 ビキニギャルが来るとチップを束にしてパンツにねじ込む
『B』は水着や露出度の高いセクシー衣装を着た女性たちが、ショータイム時にポールダンスなどを披露するショーパブだ。料金は約1万円前後だが、女性たちにチップとして渡す“チケット(10枚括りで1000円)”が別途必要になる。
『B』は、野田氏が、都の関係者や懇意のマスコミ関係者らを引き連れて足繁く通う常連の店。入店したのは午後11時半。ショー開始の時間とほぼ同時にVIP席に腰を下ろした野田氏は、巨大なサイリウム(ペンライト)を振りかざして観賞。ショーが進むにつれテンションを上げていく。
「ショーの終盤、女の子たちが上半身の衣装を外して“手ブラ”になるのですが、その瞬間、野田さんは“フォーッ!”と雄叫びをあげ、ガッツポーズを決めていました」(居合わせた客)
その後、女性たちが客席を回って客がチップを渡す時間に。ここで野田氏は満面の笑みを浮かべ、チップを振る舞ったという。
「野田さんはバケツのような容器に入った大量のチップを用意していました。ビキニギャルが来るとチップを束にしてパンツにねじ込んでいました。気前の良い彼の前に女の子たちは列をなし、まさにハーレム状態でした」(同前)
2017.05.22 07:00 週刊ポストより
この日の豪遊資金はどこから拠出されたものなのだろうか
自身に疑惑が降り掛かっている最中の豪遊は、さらなる疑念が生じかねない。猪木氏は『週刊新潮』で〈クラブやキャバクラでかなりのお金(政治資金)を使っていることが判明〉したことから告発に動いたと説明している。果たしてこの日の豪遊資金はどこから拠出されたものなのだろうか。まさかビキニに捻じ込んだチップまで政治資金ということはあるまいが……。
野田氏に質問書を送ると、代理人弁護士が代わって答えた。
「野田が言うには、その日『M』は半年ぶりに行ったとのことですが、『B』は月に1度ほどの頻度で通っているようです。もちろん野田のポケットマネーで支払っています。『B』は猪木議員の秘書時代からマスコミの記者の方々と訪れ、そこで仕事の打ち合わせをすることもあったので、文書交通費で落とすこともありました。しかし、その後は自腹です」
※週刊ポスト2017年6月2日号
都民ファーストの会こそがブラックボックスだ!
再び、『女帝 小池百合子』より転載
小池を都知事選の前から支援してきた都議の音喜多駿と上田令子のふたりが、そろって会見に臨み、都民ファーストの会からの離党を表明したのだ。両氏は、人事、会見の不透明さ、所属都議の言論活動を制限しようとする体質を、離党の理由として挙げた。音喜多は会見で声を張り上げた。
「都民ファーストの運絵は、いつ、だれが、どこで何を決めているのかわからない。都民ファーストの会こそがブラックボックスだ!」
小池百合子の「人間性」や「品格」にぴったりの人物です。