書籍化されました。
何故、保守与党から、親中、親韓、北朝鮮系の総理が誕生するのか?
《「発端」は昨年、参院選後の「ポスト安倍構想」の頓挫》
昨年、夏の参院選を無難に終えた安倍総理が有る日、官邸で二階幹事長と一対一で長時間会談したという報道が有りました。
当時は、会談の内容が分からなくても私は気にしていませんでした。
会談の内容を知ったのは、今年になって「武漢肺炎」や習近平国賓訪問阻止の動きが有った後です。
産経新聞の阿比留記者や、雑誌「Hnada」の花田 紀凱(かずよし)編集長によると
安倍総理「二階さん、そろそろ幹事長を岸田さんに代わってもらえませんか?」
二階幹事長「私を外すなら、「改憲」に協力しませんよ。石破茂を担いで党を割りますよ。公明党とのパイプが無くなってもいいんですか?」
こう開き直られて「改憲」が「使命」の安倍総理は折れたそうです。
安倍総理が以前から、自分の後任の「意中の人」が岸田政調会長であることは、「ポスト安倍」にも書いてきました。
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《自民党幹事長を外れたら東京地検特捜部に逮捕されるだけの二階俊博は死んでも幹事長職は手放せない》
現在、公判が開始されている、河井克行、河井案里夫婦、昨年逮捕後、保釈され、8月20日に「証人買収」で再逮捕された秋元司らの最後の本丸は「ずぶずぶの親中派」で「公共工事・旅行業の利権政治家」である自民党幹事長の二階俊博だからです。
《安倍総理と菅官房長官の「すきま風説」は二人の「岸田観の相違」のみ》
産経新聞の阿比留記者によると、今年年明け以降、永田町でさかんに流布された「安倍総理と菅官房長官の不仲説」は
安倍総理「次は岸田さんで行きたい」
菅官房長官「岸田では選挙は戦えません」
この一点のみだそうです。
その証拠に、年明け早々流布された「菅官房長官6月辞任説」はガセネタでした。
6月というのは「新型コロナのパンデミック」が無ければ、「秋篠宮殿下の立皇嗣の儀」が予定されていた時期です。
《アメリカのシンクタンクのCSIS(戦略国際問題研究所)のレポートの「親中派排除勧告」》
CSIS(戦略国際問題研究所)このシンクタンクは、元々アメリカの「民主党系」の研究所で、小泉進次郎が研究員として籍を置いたところなので、私は最初は信用していませんでした。
小泉純一郎とブッシュ・ジュニア大統領が「つるんで」日本を食い物にしていた時代の「ジャパンハンドラー」達の巣窟だったからです。
ジャパンハンドラーとは・・・・Wikipediaより
知日派(ちにちは)あるいは知日家(ちにちか)とは、日本の社会・文化などに対して深い理解を持つ言動を行う外国人を指す言葉である。日本文化を愛好する「親日」とは一般に区別され、対日強硬派の知日家もありうる。
また、特に国際政治において、日本政府の手法を知り尽くした政権スタッフやタフ・ネゴシエーター(手強い交渉人)、ジャパンハンドラー(日本を飼い馴らした人物。特にアメリカでの用法)を指すことが多い。この意味での知日派の代表としてリチャード・アーミテージ、マイケル・グリーン、ジョセフ・ナイ、カート・キャンベルらがあげられる。
問題のレポートは
「今井氏が長年の親中派とされる自民党の二階俊博幹事長と連携し、「二階・今井派」として首相に中国への姿勢を融和的にするよう説得してきた」
米有力研究所が安倍首相側近を「対中融和派」と名指し
古森義久
2020.7.27 18:03
米国の有力政策研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)が米国務省の支援で7月下旬に作成した報告書に安倍晋三首相の対中政策を大きく動かす人物として今井尚哉首相補佐官の名前が明記されていることが明らかになった。
報告書は、今井氏が長年の親中派とされる自民党の二階俊博幹事長と連携し、「二階・今井派」として首相に中国への姿勢を融和的にするよう説得してきたと指摘。米側の日本の対中政策への認識として注視される。
報告書は「日本における中国の影響力」と題され、CSISが国務省の「グローバル関与センター」の支援を得て作成され、公表された。中国の統一戦線工作部などの諸機関が日本に対し、どのように影響力を行使し、どのような結果を得ているかについての広範な調査に基づいている。
約50ページの報告書は、CSIS研究員やコロンビア大学教授を歴任した国際政治学者のデビン・スチュワート氏が主体となり、日米中3カ国などの専門家約40人との面接調査や広範な資料を基に、約2年をかけて作成したという。
コロンビア大学教授、国際政治学者のデビン・スチュワートのツィッターから、ダウンロードできるので、私も原文を読みましたが、内容的にはかなり大雑把なレポートで、今井隆哉補佐官まで「親中派」にしているところには、違和感があり、一部反論する記事を準備していたら、安倍総理が辞任してしまいました、
但し、アメリカの「対中政策」の障害となる勢力として、自民党幹事長の二階俊博と公明党=創価学会の存在を「糾弾」したところは斬新でした。
《「安倍総理突然の辞任」の狙いは、親中派二階俊博の排除と「石破潰し」》
自ら、「身を切ること」によって、安倍総理は「大きな勝負」に出たのだと思います。
《「米中貿易戦争」が「米中対立」、「冷戦から熱戦」に代わっていることを理解しない二階派と石破茂》
このレポートは、「再選確実(と私は見ている)」のトランプ大統領の腹心のポンペオ国務長官が非常に重視しているレポートです。
英文はおろか「まだらぼけ」で日本語の不自由な二階幹事長が読むはずも有りません。
「再登板」の「含み」を持たせた「余力」を残しての、安倍総理の「戦略的辞任」
だと私は睨んでいます。
《「家族」にも「本心」を隠して、8月28日に全ての段取りを終えた安倍総理》
昨日の午前中の官邸の会談で、麻生太郎副総理に「臨時総理代理」の無いことを納得させ、午後に自民党本部で、二階幹事長に「辞任」を伝えて「政治空白」を作ることなく、速やかに「自民党総裁選」に実施を一任する。
二階幹事長も驚いたでしょう。
《現職総理の「任期中の辞任」の場合は自民党総裁選は「事実上の国会議員投票」で決める「党則」が有る》
全国に百万人いる「自民党党員」の投票では、石破茂は「地方の党員」に人気はあるが、自民党内ではさっぱり「人望」の無い石破は、国会議員と各都道府県の党員幹部三人の選挙では、岸田文雄政調会長に勝ち目はない。
投票方法は、9月1日に、自民党総務会を開催して決めますが、19人しかいない「石破派」の主張が通ることはないでしょう。
《「安倍総理&岸田政調会長」VS石破茂の「最終戦争」》
となるでしょう。
他に「不確定要因」が有るとすれば、菅官房長官が名乗りを上げるかどうかです。
まだまだ続きます。