書籍化されました
《石破茂の「衆議院」の地位に「公職選挙法違反」及び「違憲状態」の強い疑惑が有る(怒)》
【未だに解消されない石破茂の選挙区「鳥取1区」の「一票の格差」(怒)】
読者の皆様は、相当前、20世紀末から「一票の格差の問題」というフレーズをニュースでよく耳にしたことがあると思います。
一票の格差とは・・・・Wikipediaより
https://archive.is/FU1cj
同一の選挙の選挙区間で有権者数あるいは人口数が異なっていることで1票の価値あるいは選挙区民一人ひとりの価値が異なっていることを指摘する言葉。有権者への権利侵害を指摘する言葉として用いられる。報道機関では「1票の価値」とも表現され、裁判所の判決文や総務省発表資料等では「投票価値の較差」「投票価値の不平等」とも表現されている。
法的根拠の未整備による問題点
一票の価値が小さい選挙区では、価値の大きい選挙区で当選した候補者以上の票を得ていても落選するような事態が、一票の格差の象徴的事例のように取り上げられることがある。一票の格差が大きいほどある選挙区で当選した候補者以上の得票をしても別選挙区では落選するような傾向が起こりやすいことは事実ではある。一票の格差がない状態(日本の衆議院小選挙区では一票の価値の差が2倍以内)でも、有権者数や投票率、無効票による投票総数の違いや当落線上にいる候補者数の多寡によって当落選上の票数は変動するため、ある選挙区で落選した人より少ない獲得票でも別の選挙区では当選する事態が発生する可能性はある。
「一票の格差」における本質は、議会の裁量が選挙制度における一般的な合理性を有するものとは到底考えられない程度に達しているときや限界を超えている場合の、議会の権限と責任において解決すべき問題に対する不作為を指摘し、有権者への権利侵害を問題視するものである。通常は、人口や有権者数は常に流動するものであるから、選挙区を区分する選挙で一票の価値の差が完全になくなることはまずない。多くの国では一定の年数ごとに区割りを見直すことが法制化されている。
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非常に抽象的な解説でわかりにくいのですが
「小選挙区比例代表制」の国政選挙が開始された1996年以降の、衆議院選挙と参議院選挙の各選挙区の結果について、「地方の人口過疎地域の選挙区」と「大都市の人口過密地域の選挙区」の「有権者数」の比率で「有権者の一票の価値の平等性」が担保されているかどうかが議論されてきました。
国会議員以外の「地方議員」については公職選挙法の第15条で
「一票の格差」が生じないように常に配慮せよ。という趣旨の条文が有るので、各自治体市町村の人口の変動に応じて、選挙区は常に見直されています。
しかし、衆参両院の国会議員については、「一票の格差の是正」については名文化さていないので、一票の格差が有れば、その地域の選挙民が裁判を起こして、裁判所の判断を仰ぐことになります。
1994年に「小選挙区制」が導入されて以来、「一票の格差が2倍以上にならないことを目標」とされていますが、未だに実現されていません。
実行する組織は「衆議院議員選挙区画定審議会」で、内閣府に属する審議会です。
「限界を超えている場合の、議会の権限と責任において解決すべき問題に対する不作為」・・・・
「不作為」とは、
〘法〙 自ら進んで積極的な行為をしないこと。法によって期待された行為をしないこと。(大辞林)
以上
裁判所の言っていることは、衆参国会議員の「選挙区」の「一票の格差」「一票の不平等」については、国会が積極的に「公職選挙法」を改正して、解消しなさいよ。と言っているのです。
地裁や高裁レベルの判決では、国会が動こうとしないので、この裁判は常に最終的には最高裁判所まで持ち込まれます。
最高裁とは、端的に言えば、裁判で争われている「事案」が日本国憲法で「許容される範囲」か「許容できないか」の判断、即ち「合憲」か「違憲」かの判決を下すところです。
過去の判例では、全国の選挙区の中で、特定の選挙区の有権者数と特定の選挙区の有権者数に「2倍以上の開き」があるときは、当然「違憲判決」が出されてきました。
「違憲判決」が出されるということは、国会で「一票の格差」が解消されるように、選挙区を「増減させる」ように公職選挙法の改正を審議しなさいという意味です。
《「違憲判決」がでても、対象となった時の国政選挙の当選者は落選とはしない》
これは「国政の混乱」を回避するためですが、国会の審議に時間を有するので「一票の格差のある選挙区の当選者」は選挙区の改正が有るまでは「不当利益」を得ることになります。
参議院議員選挙では、さすがに「一票の格差」が酷すぎるので、2016年7月10日の第24回参議院通常選挙から、「有権者数が少ない」鳥取県と島根県、及び高知県と徳島県の参議院全県区が「合区」=鳥取・島根選挙区とされました。
法改正は2015年7月の国会でしたが、竹下派のオーナーで「参院のドン」だった青木幹雄の世襲議員(長男)の青木一彦は、今までの「ど楽勝選挙」が選挙区が世襲の島根県だけではなく鳥取県にまで広がるので逆切れして、参院本会議を採決前に退席して棄権してしまいました。
しかし、2016年の初の「合区選挙」の時に、土地勘のない鳥取県で地元の石破茂が親切にしてくれたので、その時の「借り」を返すために、親爺の青木幹雄が2018年の自民党総裁選で、竹下派を動かして石破茂を担いで「安倍降ろし」をやったのです。
《石破茂の選挙区の鳥取1区は今現在も「違憲状態」です(怒)》
鳥取1区とは・・・・Wikipediaより
日本の衆議院議員総選挙における選挙区である。1994年(平成6年)の公職選挙法改正(小選挙区比例代表制)で設置。
区域
• 鳥取市
• 倉吉市
• 岩美郡
• 八頭郡
• 東伯郡三朝町
歴史
保守勢力が極めて強い保守王国の1つ。防衛大臣・農林水産大臣、党幹事長を歴任し、マスメディアへの出演で知名度も高い自由民主党の石破茂が強固な地盤を築いており、小選挙区制導入後、対立候補に1度も比例復活を許さない安定した選挙戦を続けている。
第45回衆議院議員総選挙では、石破の元秘書の奥田保明が民主党公認で出馬し、民主党の圧勝によって民主党の復活当選の惜敗率は大きく下がったが、奥田は比例復活すら出来ず石破に惨敗した。
第46回衆議院議員総選挙では逆に民主党への逆風が吹き、全国的に自民党が圧勝。その中で石破は自民党幹事長として更に知名度・注目度を浴びたこともあり、対立する全候補を供託金没収点に追い込むほどの圧倒的な票数を得た。
また第46回の惜敗率14.06%は、過去の衆議院選挙の中で5番目の無風選挙であった。第46・47・48回では、民主党及びその後継政党は不戦敗となっている。
※続きます。