2015年大阪都構想・2020年大阪都構想
今から遡ること約5年半前の2015年5月17日、「大阪都構想」に関する住民投票が行われましたが、激しいデッドヒートの結果、僅差で「反対派」が勝利して、「大阪都構想は否決されました。タレント市長の橋下徹率いる「大坂維新の野望」は「大阪の伝統・文化・歴史を守ろう」という「大阪を愛する市民」の投票行動によって、木っ端微塵に打ち砕かれたのです。
何故、今私が再び「大阪都構想」の話をするかというと、拙ブログの古い読者様なら、御記憶にあると思いますが、かつての「時を斬るブログ」時代に、2015年4月28日から「大阪都構想を斬る」というテーマで11回にわたって「都構想反対の論陣」を貼って連載したからです。
書籍化されました。
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連載をした理由は、2015年4月の中旬だと記憶していますが、ある大阪市民の読者様から「大阪都構想について斬ってください」というリクエストを頂いたからです。
今読み返すと、維新の会側には、あれから5年たってても、都構想の政策的メニューとして何の進歩もない、全く同じことを、再度ダメモトでやってみようという印象しかうけません。
2015年大阪都構想
2020年大阪都構想
5年前と違うファクターがあるとすれば、大阪府の公明党が、都構想賛成に回ったことです。
その理由は、衆議院選の時に関西地区の公明党議員の選挙区に、維新の会の対立候補を立てられると落選させられる恐れがあるからです。しかし、公明党の山口委員長、創価学会の原田会長、二人とも、子丑空亡で、今年と来年は最低の運気なので、期待できる援軍とはならないでしょう。
さらに、公明党上層部は、大阪都構想では、維新の会に対する支持を打ち出していますが、第二次安倍政権で6回もあった、国政選挙で、ベテランの創価学会員は疲弊しつくしており、安倍政権の安保重視の政策に、仏教平和主義の立場から、納得がいかない創価学会員も多いので、公明党と創価学会は股裂き状態であり、強力な援軍になるとは限りません。
5年前との違いの一つが、都構想の「大きな背景」が明らかになったことです
大阪都構想の深い背景が明らかになったことです。大阪ローカルを中心に、テレビに出演しまくっている維新の会の幹部、橋下徹、松井一郎、吉村洋文、らは、前面に出る一兵卒にすぎず、彼らを操っているのは、菅義偉国家主席と、竹中平蔵らの反日新自由主義者であることが明確になりました。
すなわち、今回の住民投票は、単に大阪都構想の問題ではなく、反日新自由主義者による、大阪の構造改革と、文化伝統慣習の徹底破壊であるという事実が明らかになったのです。形を変えた、反日破壊工作員(外資)による、大阪市を大阪城に例えた城攻め、中世欧州によくあった都市攻略戦、形を変えた侵略戦争です。
この敵側の兵隊が、府知事、大阪市長をしているのが笑えません。まさに、維新は、トロイの木馬です。
従って、大阪市の有権者様は、今回の住民投票を一大阪の問題として考えずに、大阪市民を代表として、日本を守る戦いととらえて反対票を投じてもらいたいです。
2020年11月大阪都構想再チャレンジの、大阪冬の陣を見てみましょう。