IOC委員会「買収疑惑」
セガサミー里見会長が暴露したIOC委員会「買収疑惑」
画像は里見治会長
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/02121700/?all=1
森喜朗元首相の“五輪利権”財団めぐり… 今度は5億円「五輪買収」疑惑が浮上
2020年02月12日
ディリー新潮
嘉納財団は森会長の財団設立に際し300万円を拠出する「設立主」。嘉納財団と五輪との関係ではこんなエピソードがある。すでに東京五輪の開催が決定していた13年秋のことだ。
その日、東京・新橋の高級料亭では、政治家や広告代理店の人間が集う会合が開かれていた。場の中心にいるのは、「セガサミーホールディングス」の里見治会長(78)。
里見会長は政界のタニマチとして知られる人物で、出席者の一人によると、“東京オリンピックは俺のおかげで獲れたんだ”との自慢話をはじめたという。その内容は概ね次のようなものだった。
《菅義偉官房長官から話があって、『アフリカ人を買収しなくてはいけない。4億~5億円の工作資金が必要だ。何とか用意してくれないか。これだけのお金が用意できるのは会長しかいない』と頼まれた》
《菅長官は『嘉納治五郎財団というのがある。そこに振り込んでくれれば会長にご迷惑はかからない。この財団はブラックボックスになっているから足はつきません。国税も絶対に大丈夫です』と。それで俺は動くことにした》
菅長官の依頼を受け、里見会長は知り合いの社長の協力も取り付け、計4億~5億円を用意し、嘉納財団に振り込んだという。このスキームを作ったのは広告代理店だとも語っていたといい、
「広告代理店は『あのアフリカ人親子をターゲットにすればアフリカ票が取れる』とも言っていたそうです」(出席者の一人)
週刊新潮の取材に対し、里見会長はセガサミーの広報を通じ、件の会合での発言は「定かではない」と回答し、否定せず。一方、嘉納財団に寄付を行ったことは認めた。
また、その金の使い道などについて嘉納財団に取材を申し込んだが、期日までに回答は得られなかった。なお、嘉納財団の代表理事は、森会長その人だ。(週刊新潮)
転載ここまで
里見会長は「馬主」としても有名な人ですが、天真爛漫な正直さには驚かされますね。結局「買収資金」は5億では足りずに残りの約1億円は「某財界人」が拠出したと言われていますが、その某氏はこの記事の後半に出て来る著名なネオリベ(新自由主義)財界人ではないかと私は見ています。
「スキームを作った広告代理店」と言えば電通しかないし、司令塔は既に逮捕された高橋治之容疑者しかいないでしょう。
「被買収ターゲットのアフリカ人親子」からは所在地がシンガポールの法人の銀行口座に振り込むように指示があったらしいですが、新潮取材班がその所在地を訪れたところ、シンガポール市内のスラム街にあるアパートの一室でしかも空き家だったそうです。よくあるペーパーカンパニー、ある意味マネーロンダリング用の会社でしょう。
里見会長の娘婿は元経産官僚の鈴木隼人で現在は自民党衆議院議員(茂木派)、選挙区は東京10区で元小池百合子の地盤です。
結婚披露宴には安倍晋三と菅義偉も招かれたようです。
利権の塊と化した2020東京五輪
「金のかからないコンパクトな五輪」を売りにして招致活動を開始したのが石原慎太郎以来の招致活動です。
招致に成功した都知事の猪瀬直樹が「徳洲会グループからの5千万円問題」で失脚すると、総理の安倍晋三の推薦で2014年森喜朗は待っていたかのように五輪組織委員会の会長に就任しました。