竹中はUFJ銀行を潰した時と同じやり方をやろうとしている(怒)
小泉政権時代(2001年~2006年)竹中平蔵は金融担当大臣権限を悪用し、りそな銀行、UFJ銀行と健全なメガバンクを次々と潰していった
2004年小泉内閣の時の金融担当大臣だった竹中平蔵は不良債権を抱えていないUFJ銀行に「不良債権を隠していると言いがかり」を付けて大赤字に追込みました。UFJ銀行をアメリカのシティバンクに叩き売ろうとしていたのです。
【UFJ銀行は三菱銀行に救済合併されたが残された融資先には地獄が待っていた】
UFJ銀行は三菱銀行に救済合併されて間一髪で助かりましたがそこから融資先企業の地獄が始まりました。優良融資先も貸倒引当金を積まされて「倒産企業扱い」されました。竹中がシティバンクに「約束した儲けはどうしてくれるんだ」と叱られたからです。
【旧UFJ銀行の多くの融資先がサーベラス(ハゲタカ外資ファンド)の人身御供にされた】
画像はハゲタカ外資ファンドに食い物にされ今や見る影もない国際興業
一番酷かったのは国際興業です。日本のみならずハワイなどの一流リゾートホテル、ゴルフ場、バス会社等も経営しましたがメインバンクのUFJ銀行に見捨てられたところをサーベラスに買収されました。
サーベラスは正式名称はサーベラス・キャピタル・マネジメントです。
画像はハゲタカ外資ファンド サーベラスの正式ロゴ
サーベラスの意味はギリシャ神話に出てくる「地獄の番犬ケルベロス」です。趣味悪いですね。
画像はケルベロスのイメージ図 サーベラスはケルベロスの英語読み
ハゲタカ外資ファンドのサーベラスに「生体解剖(腑分け)」された国際興業
金融担当大臣だった竹中平蔵と事前に示し合わせていたサーベラスの常套手段はいつもステップが決まっています。
①国際興業がUFJ銀行とりそな銀行から受けていた総融資額の5000億円の担保物件を半分に値切って2500億円で買い取る。
②緊急融資を行って、同時に国際興業が抱えていた債務の株式化を強行します。
③帝国ホテル株(2007年(平成19年)三井不動産に売却、873億円超)
画像は帝国ホテル
④浜松町の遊休地(2013年(平成25年)日本生命保険に売却、800億)
⑤八重洲富士屋ホテル(2013年(平成25年)住友不動産に売却、300億)などの優良資産を次々と売却させられ、
画像は八重洲富士屋ホテル
その収益を特別配当の形でサーベラスに支払わせられました。
その他、ハワイの一流ホテルや日本の名門ホテルを取得価格の十分の一ほどの安い値段で叩き売らされました。
また数十億円をかけて開発した多くの名門ゴルフ場をたった数千万円で叩き売らされたのです。
サーベラスは勿論、売却代金の1678億円を特別配当として全部自分のポケットに入れました。
画像は当時の最高幹部のルイス・フォスター 西武HDを乗っ取ろうとしたが果たせずに最終的に日本から撤退した