書籍化されました
次は、もう一人のマクジョージ・バンディです。
バンディは、マサセーセッツ州ボストンの名門家庭に生まれ、エール大学を卒業し、ハーバート大学の教授になりました。
1953年には最年少34歳で教養学部長になっています。。
彼の頭の切れ方に対する面白いエピソードが有ります。
第二次世界大戦開戦時に、徴兵検査を受けました。彼はド近眼なので、視力検査で落とされました。
一念発起した、彼は、視力検査表の、穴の方向、記号の位置を完全に丸暗記して、次の徴兵検査では見事合格しました。凄いですね。
それでは、命式を見てみましょう。
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四柱推命鑑定 マクジョージ・バンディ
1919年3月30日生まれ~1996年9月16日(77歳没)
・・・・上 中 下 宿命星 十二運 吉凶星
年柱 己 未 己 偏印 偏印 衰
月柱 丁 卯 乙 偏官 偏財 絶 血刃&駅馬 囚獄 白虎殺
日柱 辛 巳 丙 正官 死
時柱 甲 午 丁 正財 偏官 病 天乙貴人 月徳貴人 咸池
【申酉空亡】
【総合鑑定】超エリートの割には、弱く、「地雷」を多く抱えた命式です。
十二運を上から見てみましょう。衰、絶、死、病で身弱です。月令を見てみましょう。3月生まれの辛(金属片)です。
辛は秋が旬なので、月令を得ていません。1個の正官と2個の偏官が有ります。官殺混合が2組できるわけですが、この時、吐き出す星の、食神や傷官が無いと病気や、災厄に遭いやすく成ります。
また、偏印が3個あるので、官殺混合と混在すると凶意が強くなります。
血刃&駅馬のペアが有ります。こ
の人は、最後は、突然の心臓発作で死にました。
未だ77歳の若さでした。
この人が、災厄に遭わなかったのは、天乙貴人と月徳貴人のお蔭かもしれません。
何も良いところが無いようですが、日中の十二運に死が有ります。
このタイプの人は、他の十二運より、非常に記憶力が良いです。
当然、学校の成績も良いわけで、著名な学者によく見られます。
≪印星殺の成立≫
偏印が3個、印綬が1個あります。印星殺の成立です。
この人は、超頭が切れるので、ベトナム本格介入が始まって、たった3年で、見切りをつけて、止めてしまいました。
その辞任した日の行運を見てみましょう。
66年 丙午丁 正官 偏官
02月 庚寅甲 劫財 正財
28日 戊午丁 印綬 偏官
28日には、印綬が巡ってきました。このように印星殺のある人が、何か良くないことが起きるときは、印星が巡ってきます。
それでは、心臓発作で亡くなった日の行運を見てみましょう。
96年 丙子癸 正官 食神・・・白虎殺
09月 丁酉辛 偏官 比肩―空亡・・・白虎殺、羊刃
16日 丙辰戊 正官 印綬・・・血刃 羊刃
1996年は、丙子の子が命式時柱の午と冲「ちゅう」を形成します。不吉な年です。おまけに白虎殺も巡ってきます。
白虎殺が行運に巡ってくるときは、不慮の死か病気の暗示です。
9月は空亡の月です。16日は、病気の血刃や、羊刃が回ってくると同時に、お約束の印綬が巡ってきます。
この人は生前、ベトナム戦争を扱った、日本のドキュメンタリーで、インタビューを受けていましたが、「原爆を使えば勝てたんだ」
と言っていました。私には、自己弁護にしか聞こえませんでした。