書籍化しました。
四柱推命占い鑑定|政治家|
石原伸晃と滅亡へ向かう「石原王朝」
今回は、石原伸晃を取り上げます。
慶応大学の先輩でもあり、付き合いは有りませんでしたが、1990年の議員初当選の頃から関心を持って見ていました。
私の様に、大学から経済学部(慶応でいうところの「外部進学者」)ではなく、「下から」(「内部進学者」)来て文学部ですから正直、付属高校まで成績不振だったか、頭が悪かったのか、どちらかだろうと内心思っていました。
少林寺拳法の主将をやっていたとはいえ、普通に勉強していたら、政治学科には進学できたと思います。
日テレに就職(恐らく父のコネ)しましたが、大手メディア担当の記者時代も、仕事ができなくて有名でした。
バブル崩壊直後の1990年、私と同じ業界の大和證券の役員の娘でタレントの田中理佐と結婚しました。
当選後、自民党に入り、キャリアを積みましたが、大方の評価が
「チャンスで打てない中軸バッター」
「お坊ちゃま特有の「打たれ弱さ」」
「のん気さ」
に終始し、安倍総理が、再選した2012年の、自民党総裁選では、幹事長で有りながら、上司の現総裁の谷垣氏を裏切るように出馬、「平成の明智光秀」=「主殺し」と言うレッテルを貼られた上に、落選しました。
その年が2012年ですから、彼にとって壬辰で「傷官」の年、文字通り見事にけじめをつけられてしまいました。
★前回の、「自民党総裁選」で、私は彼にとっては「総理」の芽は完全になくなったと確信しています。
★この人は、所詮「石原慎太郎の長男以上でも以下でもない」人だったんだな~と言う印象です。
★大企業のサラリーマン時代「バリバリ」仕事ができた人は、政治家になっても、当然それなりの評価は残せると思うんですが・・・
★「唯一の砦」だった「自民党都連会長」の座も、すぐる都知事選で、小池百合子に惨敗して、責任を取って辞任してしまいました。
小池の様に「凄まじくしたたかな女」から見れば、伸晃氏は実に組みしやすい相手だったでしょう。
≪もうすぐ議員の座も失う≫
私の「見立て」だと、「脳梗塞」で議員辞職した親爺の慎太郎は、2017年、けじめをつけられる「傷官」の年でしたから、非常に危ないと思っていました。
実際、都議会百条委員会で証人喚問されました。
同時に、長年の都知事としての勤務状態(週に一度しか出勤しない。のこりの日はホテルで執筆)や、息子のために特権を乱用(息子のためにアトリエをつくってやった、東京銀行に息子の選挙区の後援者に融資させたなど)していたことなども拡散しました。
石原は冒頭で「2年ほど前に脳梗塞をやり、患部が海馬で記憶の箱がうまく開かない。全ての字、ひらがなさえ忘れた」とも証言してます。病気を理由に逃げ切ろうとしたため政治家生命が終わりました。
そして、気になるのが石原慎太郎の健康状態です。彼は2015年の6月に島根県で2度目の発作を起こして救急搬送されています。私の身内にも「脳梗塞」で闘病中の人がいますが、「脳梗塞は3度目の発作でアウトだ」と聞いています。いつなんどき、何があってもおかしくない健康状態です。
★「石原王朝(ダイナスティー)」と言うものは、慎太郎と俳優の裕次郎の兄弟が、「底辺から、手段を選ばずに作った「幻の王朝」」です。
伸晃氏の「ブランド価値」は3人の弟もそうですが、「慎太郎の息子で映画俳優の裕次郎の甥」と言うだけでした。
裕次郎は既に30年前に死亡し、万が一、父、慎太郎が亡くなれば、政治家をやっている伸晃氏と三男の宏隆は「只の慶応でのお坊ちゃん」です。
伸晃氏は政治家になって、年功序列でそこそこのキャリアを経験しましたが、誰もが認めるこれと言った実績は皆無です。
三男の宏隆は、父親の地盤を継ぎながら、当選と落選を繰り返している。
★私は、万が一慎太郎がいなくなれば、10年もたてば、伸晃氏も三男の宏隆も落選していると思います。
東京都の有権者は「移り気」だし、大企業の社員などは転勤で、4年たてば、都の有権者の4分の一、25%が入れ替わるそうです。
地方選出の代議士の様に、土木工事の利益誘導もできない。
★慎太郎全盛期に、「フル稼働」した、裕次郎の遺産「石原軍団」も物故者が増えているでしょう。
★いつになるかは、わかりませんが、私は慎太郎没後10年たったら「石原ブランド」は無くなっていると思います。
その時に、東京8区と3区に、フレッシュな候補者が立てば、石原兄弟は落選するでしょう。
なんせ「山本太郎」ですら当選させるところですから。
それでは、命式を見てみましょう。
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四柱推命鑑定命式 石原伸晃
【総合鑑定】政治家の資質や、迫力の全く感じない命式。26年間の議員活動はサラリーマンの延長だったのか?
・比肩が2個もあります。干合されていないので、K・Yです。事実、彼の過去からの発言に、多くの奇妙な発言が記録されています。
・偏官と印綬がパワーラインを形成します。
・男の色気星の紅艶が2個あるので、選挙演説はそれなりに「華」は有ったでしょう。
・1個の辰と2個の酉が二重に支合を形成します。大吉の暗示です。運の強さが「能力不足」を補っていたのでしょう。
★如何に、下駄履かせても、「大企業の中間管理職」によく見る程度の命式なんですよ。
大運を見てみましょう。
54歳~64歳
戊戌―印綬―冠帯
印綬の大運ですから、ツケを払う厳しい10年です。
戊戌の戌と命式の辰が冲「ちゅう」を形成します。不吉な十年です。ろくなことが無いでしょう。
年運を見てみましょう。
コメントなしは問題の無い年です。
2016年
丙申 正官
2017年
丁酉 偏官
この年、実父が都議会百条委員会に召喚され、長年の悪事が拡散し「石原ブランド」は終了しました。
2018年
戊戌 印綬
ツケを払う厳しい年です。
2019年
己亥 偏印
悩みぬく一年でしょう。
2020年
庚子―劫財―空亡
疲れ切る年が空亡しています。選挙が有れば落選。政治生活の終了です。
2021年
辛丑―比肩―空亡
体力は回復します。64歳なので、翌年からは、厚生年金がもらえるでしょう。
★そう言えば週刊誌で、慎太郎が「伸晃は金が欲しい時だけくる。本当に俺を心配してくれるのは良純(次男)だけだ」と怒ってました。
以上