新型肺炎コロナと有史以前から「疫病原産地」だった中華帝国
「新型肺炎」のコロナウィルスを生み出したものは「子年」にふさわしいものらしい。
新型肺炎が、中国でパンデミックとなって以来、現在は、アフリカのサハラ砂漠や、防疫の取りにくいジャングル地域で赤道直下の中部アフリカ以外は、厚労省のハザードマップでは、ほぼ世界全域が「ピンク色」以上の「渡航危険地域」となっています。
Wikipediaには、既に有志による「新型肺炎」の項目までできました。
SARS同様、今回も「感染源」はコウモリ
コロナウイルス
新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)
2019年12月下旬、中華人民共和国湖北省武漢市で原因不明の肺炎のクラスター(小規模の集団感染)が発生したことが保健当局によって報告された。
最初の患者群は主に武漢華南海鮮卸売市場との関連がみられたため、ウイルスは動物原性感染したものと考えられているこの感染を引き起こしたウイルスは、コウモリコロナウイルス、センザンコウコロナウイルス、およびSARSコロナウイルス(SARS-CoV)と密接な関連のある新たなウイルスとして、後にSARS-CoV-2と命名された。このウイルスはキクガシラコウモリ属のコウモリに由来するものと信じられている。
感染経路
初期の感染の中心地とされる武漢華南海鮮卸売市場は名目上水産物専門の市場であるが、記者の調査によると様々な野生動物も同地で取引・処理されていた。
鍾南山や中国科学院の研究グループによると、今回もSARSと同じく感染源がコウモリであり、タケネズミ・アナグマ・ヘビ・センザンコウなどの野生動物を介在して人に感染したと見られるとされている。
感染経路は他のコロナウイルスと同じく飛沫感染(結膜を通じて感染したケースあり)と接触感染であるが、エアロゾル感染の可能性もあるとみられる。
SARS(サーズ)とは
重症急性呼吸器症候群
SARSコロナウイルス (SARS-CoV) によって引き起こされるウイルス性の呼吸器疾患である。動物起源の人獣共通感染症と考えられている。
2002年11月から2003年7月にかけて、中華人民共和国南部を中心に起きたアウトブレイクでは、広東省や香港を中心に8,096人が感染し、37ヶ国で774人が死亡した(致命率9.6%)[WHO発表]
(なお、世界30ヶ国8,422人が感染、916人が死亡(致命率11%)とする報告もある)。
(略)
2005年には、中国のコウモリから多数のSARS様コロナウイルスが発見されたと報告された。
これらのウイルスの系統学的解析から、SARSコロナウイルスはコウモリ由来の可能性が高いとされ、コウモリから直接人間に感染したか、中国の市場で販売されていた食用コウモリをはじめとした食用動物を介して人間に広まったと推測された。
コウモリは感染しても不顕性感染となるが、SARS様コロナウイルスのリザーバーになっていると推測されている。
※転載以上
SARSパンデミックは、2002年末、もう20年近くなるんですね。
当時は「ハクビシン」が悪者にされて、広東省だけで1万頭以上が処分されましたが、後に、ハクビシンは、ウィルスの「中間宿主」に過ぎず、後になって「コウモリ」こそ「真犯人」だということがわかりました。
食用コウモリというのもあるんですね。驚きました。
食用コウモリ・・・・Wikiより
アジア・オセアニア・アフリカなどで食されるポピュラーな食材のひとつである。食用は、大型のコウモリであるフルーツコウモリ(フルーツバット、いわゆるオオコウモリ)がよく食される。
各地
多くの南の国や地域で、食用コウモリはレストラン、食堂、或いは屋台、そして家庭で利用されている。また、一部の地域では高級食材として扱われる。地域によっては、まるごと一頭の、串焼き、姿焼き、姿煮などで提供されるが、頭や内臓まで食べることができる。
中国の南部にもフルーツコウモリが生息するため、その食文化があり、広東料理では高級食材として扱われる。
※転載以上
とありますが、中国以外でも
インドネシア・・・・・・家庭料理
ラオス・・・・・・・・・・・屋台で串焼き、おやつ替わり
カンボジア・・・・・・・家庭料理、「滋養強壮」の為
台湾・・・・・・・・・・・・屋台
オセアニア地域・・・・・パラオ、バヌアツ、刺身の様に生食
パプアニューギニア・・・・・・家庭用スープ料理
アフリカ地域・・・・・ブルキナファソ
インド洋地域・・・・・・セーシェル
結構、多くの国や地域で普通に食されています。
※続きます。