輸入インフレの到来が明らかにしたアベノミクスの失敗
輸入インフレの到来が明らかにしたアベノミクスの失敗
★来年1月1日から食パン、な、な、なんと!20%値上げです(うち10%は消費税)
【輸入インフレがやってきた】
食パン・・・・9・7%
テーブルパン・8・0%
菓子・総菜パン・6・7%
これに消費税10%がかかるから食パンだとなんと20%の値上がりです。
理由は、小麦、油脂など国際価格の値上がりとなっています。
小麦の輸入先を農水省のHPで確認すると
米国・・・・54・8%
カナダ・・・29・8%
豪州・・・・16・2%
日本の自給率はたった14%です。
日本の小麦価格はシェアで言うとほぼアメリカ産です。
パン類の値上がりをほとんど小麦が占めるとすると、
9・7%の輸入価格を下げるには、理論的には円を
米ドルより9・7%高くすればよいのです。
五輪が終わって円安傾向で現在1米ドル=113円です。
これを104円まで円高にすれば、輸入価格の値上がりを吸収できます。
円が安くなっているということは、
為替市場に日銀券がジャブジャブだぶついていることと、
日本の金利がマイナス金利だからです。
アベノミクス第一の矢「異次元の金融緩和」は即刻止めるしかありませんね。
スタグフレーションが来たら低所得層から餓死していきますよ。
【補足解説】
西側先進諸国が参加する「自由な為替市場」では、外国通貨は「通過であると同時に儲ける為の金融商品」です。
フローティングな為替市場(変動相場制)に参加する、各国中央銀行、機関投資家、FXをやる個人投機家が好むのは
基本的には「金利の高い通貨」です。何故なら「金利収入」が得られるからです。
目下「マイナス金利の日本円」を買う「酔狂な投資家」はいないでしょう。
黒田日銀総裁としては、「即刻」マイナス金利を止めるべきです。
以上