イギリスの植民地経営の基本、官吏の現地女性との通婚を推奨
大英帝国の植民地経営の基本は「分割統治」です。インドの様に先ずヒンズー教徒とイスラム教徒を対立させる。
植民地政府の官吏と現地女性を結婚させて混血児を作りイギリスに留学させ英語を習得させて高等教育を授けて帰国させて現地下級官吏にする。
被支配民族の現地人同胞が嫌がるような「行政の汚れ仕事」を混血児下級官吏にやらせるのです。
植民地の原住民を徹底的に「分断」せよ
インドの場合は①宗教で二つに分断②人種でイギリス人支配階層、混血児の下級官吏、被支配の現地人に三分断する。
従って二分断X三分断=六分断=「六分割統治」です。
分断させ互いに相反目させ争わせた方が、植民地の頂点にいるイギリス人支配層に対する直接的な恨みを感じにくくなるので統治しやすくなります。
ビルマの場合は宗教で仏教も加わってきますから、「九分断」=「九分割統治」になります。
マレーシアとビルマ;現地経済を支配していたのは華僑ネットワーク
2018年現在ミャンマーには世界8位の約122万人の華僑が残存しているが世代を経てミャンマーに同化する傾向にある。
英語教育を受けたのはイギリスの植民地時代以前から旧ビルマに移住していたから。
ビルマはそれが特に顕著でした。それで1947年の独立後、政権を掌握したビルマの軍事政権は「民族の裏切り者」としてイギリス人と華僑系ビルマ人の混血を国外追放し多くは豪州に移住しました。
「民族の裏切り者」はどのみち旧イギリスの植民地に移住するしかなかったのです。
民主化要求と言う名の「再植民地化」;アジアの植民地奪還を画策するイギリス
不正選挙がばれて収監されたスーチーの英国在住の次男(イギリス人との混血;旧英国植民地では総督府の下級官吏)が日本とインドを名指しで批判。
インドと日本が国軍政府を支持していることが不満。
スーチーはイギリスとアメリカの二重指令を受ける工作員だからインドも日本も支援しないのは当然です。「民主化」と言う言葉を使えば誰も批判できません。
大英帝国が解体して軍事力を失ったイギリスはMI6と言う諜報部隊とアメリカの圧力を使ってスーチー政権を作り徐々に「再植民地化」を狙っていたが失敗したのです。
それを阻止するミャンマー国軍政府こそ愛国勢力です。
ミャンマーの民族主義者から見ても無理があるスーチー政権の樹立
画像はスーチー一家で左から夫でイギリス人のマイケル・アリス(1999年没)と二人の間のハーフの息子二人。
夫のマイケル・アリスは父親がイギリス外務省の外郭団体の職員で幼い頃から本国ではなくキューバやイギリスのアジア植民地を転々として成長した。成人してからはブータン王室の家庭教師も務めた。
表の顔の肩書は東洋文化研究の学者となっているが家族構成、実父の職業、自身のキャリアから実態はMI6の「対ミャンマー工作員」と見るのが妥当だし
ミャンマーの国軍政権が自宅軟禁されたスーチに会おうとしたマイケルを入国禁止措置にしたのは当然と言える。
ミャンマー国軍政府から見ればイギリスは不遇をかこつ「建国の父アウンサン」の一人娘を巧妙に篭絡して結婚した「ハニトラ」としか見えなかっただろう。
そのやり方はイギリスの植民地統治時代と全く同じ「混血政策」なので分かりやすく露骨な「イギリスのミャンマー再植民地化」工作だったと言える。
マイケルは妻のスーチーの「民主化運動と言うクーデター」をロビー活動までして生涯支援していた。
イギリスの巧妙な工作活動の隠蔽と映画化による宣伝工作
イギリスの「偽善」が「純愛」に昇華した迷作
画像はイギリスお家芸のプロパガンダ映画の「アウンサンスー・チー引き裂かれた愛」2011年制作、日本では2012年に角川が配給した。
主演女優は中国系マレーシア人のミシェル・ヨーで英国にバレー留学後に香港映画で活躍。夫役のデビッド・シューリスはハリーポッターシリーズで有名。
イギリス政府とイギリス外務省、MI6は自分達の「ミャンマー再植民地工作」が非難されるとスーチーとマイケルの「夫婦の純愛物語」を創作して映画化して世界中に向けて
宣伝工作を展開した。そこにはお決まりの「民主化と言う正義の為に奮闘する夫婦」とそれを阻む「悪の国軍政権」と言う極めて分かりやすい「勧善懲悪」の構図が描かれて
暗喩として国軍政権に理解を示す日本政府と日本外務省に対する批判が込められている。
スーチーのケースをそのまま韓国に当てはめるとよくわかる。韓国の次の大統領選に女性候補が出馬して夫が日本人外務官僚だとしたら韓国人は投票するでしょうか?考えるだけ愚問です。