前段からの続きです。

それでは、ジョン・F・ケネディの命式を見てみましょう。

四柱推命鑑定　命式　ジョン・F・ケネディ元大統領

１９１７年５月２９日生まれ

１９６３年１１月２２日PM１２時３０分狙撃（４６歳没）

・・・上　中　下　　宿命星　　蔵干　　十二運　吉凶星

年柱　丁　巳　丙　偏官　正官　印綬　　死

月柱　乙　巳　丙　偏財　正官　印綬　　死　　　血刃＆駅馬

日柱　辛　未　己　　　　偏印　　　　　衰　　　天徳貴人

時柱　乙　丑　己　偏財　偏印　　　　　養

【戌亥空亡】

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【総合鑑定】暗殺されないのが不思議なほど気の毒な命式

十二運を上から見ていきましょう。

死が２個、衰が１個、養が１個で典型的な「身弱」です。

身弱の人は、病気や災厄に対する「耐性」が弱いです。

月令を見てみましょう。

５月生まれの辛（金属片）です。５月末の初夏の熱さでは溶けてしまいます。

辛は秋生まれが旬なのです。その意味で月令は得ていません。

≪非業の死を呼び込む「自爆型命式」≫

「官殺混合の凶意」・・・正官２個と偏官が１個有ります。官殺混合が２組できます。

女性だと「浮気妻」と言うことになりますが、それを一歩超えて、官殺混合が成立するときには、命式に、食神や傷官が無いと、病気や災厄に遭いやすく成ります。

食神と傷官が有りません。幼少の頃からの多病と暗殺を呼び込みました。

「官殺混合の凶意」を強める偏印

官殺混合が成立するときに、命式中に偏印が有ると凶意が増します。偏印が２個もあります。

・正官、偏官同柱の凶意・・・正官と偏官が同柱にあると苦労の多い人生に成ります。年柱に同柱しています。

・血刃＆駅馬の魔のペア・・・一組あります。一組でも凶意は十分です。

幼少の頃からの、病弱、多病と暗殺を呼び込みました。

≪印星殺の成立≫

印綬が２個、偏印が２個有ります。印星殺の成立です。

狙撃された日時の行運を見てみましょう。

・６３年　　癸卯乙　食神　偏財・・・血刃

・１１月　　癸亥壬　食神　傷官―空亡・・・駅馬

・２２日　　己巳丙　偏印　正官・・・血刃２個

・１２時３０分　庚午丁　劫財　偏官・・・羊刃３個

１９６３年の年運は、血刃が巡ってきます。

１１月は傷官でけじめをつけられる月で更に空亡しています。駅馬が巡ってくるので、年運の血刃とペアリングして魔のペアができます。

２２日は偏印で印星の日です。血刃が２個巡ってきます。これで、血刃＆駅馬の魔のペアが３組できます。

命式に血刃と駅馬のペアのある人は、行運で同じペアが巡ってくるときに大惨事になると言われます。

まさに、その通りになったのです。

１２時３０分は羊刃が３個も巡ってきます。命を断たれる瞬間です。

父親の欲と野望の為に、犠牲となった人生です。御気の毒です。

ただ、幼少の頃から、脊椎の痛みで、大量のステロイド投与をしていますから、現在の医学では、ケネディの脊椎は壊死状態だっただろう、と言う医師の見解もあります。

彼が、政治家にならずに、アメリカの大企業のビジネスマンになっていても、同日に職場で急死した可能性もあります。

有名女優をはじめ、おびただしい数の女性と関係を持ちましたが、絶え間なく沸く性欲、これも、ジョンが服用していた薬の副作用だとする医師もいます。

ケネディの二十八宿は張宿です。

安倍首相と同じです。

正義感が強く、口が達者です。

演説のうまさによく現れていました。

次は悲劇のファーストレディ、ジャクリーン夫人をみてみましょう。