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四柱推命鑑定|政治家
日本維新の会|橋下徹、人生のピークを過ぎて余生をどう過ごすか?
現在、日本維新の会の法律顧問、元大阪府知事、大阪市長の橋下徹です。
「大阪都構想」での権力闘争で、大阪市民の民意が得られず、「都構想」は、頓挫、本人も年末にあっさり、「政界引退」宣言しちゃいました。
私が、彼を初めて見たのは、サラリーマン時代の10年以上前、東京で、日曜の朝9時に「サンジャポ」という芸人の「爆笑問題」がMCをやるトーク番組にコメンテーターとしてレギュラー出演していました。
茶髪、色眼鏡、ラフな格好にジーンズ、「ヤンキー弁護士」と言うキャラ設定でした。
彼は、当時、同時に、後に「暴力団との密接な関係」で芸能界を引退に追い込まれた、人気司会者、島田紳介の「行列のできる法律事務所」にも出演していました。
橋下は、何故か。「サンジャポ」番組内で、出演番組としては「行列のできる・・」の方を重視していると公言して憚らず、そのうち、「サンジャポ」を降りて、「行列」一本に絞ってしまいました。
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既に「過去の人」ですが、大きな資金を動かして、「不動産投機」をしたり、自分がオーナーの料理店をチェーンで出店してみたり、副業を派手に展開し、先輩やお世話になった恩人への義理を欠く紳介が、吉本の芸人仲間からも嫌われていました。
紳介の「黒い交際」が頻繁に週刊誌を賑わせていました。しかし、司会者としての番組を「盛り上げる力」、無名の出演者を、「全国区」で売り出す「プロデュース能力」は抜群だったと思います。橋下自身も、こう言った紳介の「能力とパワー」を直感的に理解して、身を任せたのではないかと思います。
その甲斐あって、「行列」を通じて、「全国区」となった、橋下は、来る「大阪府知事選」に出馬を臭わせながら「出馬は200%有りません」など、嘘をついて、逆に府民の関心を「強烈に」引き寄せます。
そして、府知事当選、「都構想」実現のために大阪市長就任、「政界引退」までが「一連の「橋下劇場」」でした。
大阪府知事時代、「強烈な記憶」に残っているのが、2008年の、「大阪府の財政再建」の為に、府内の全市町を招集しての、各市の予算市立1千万円削減を通告する会議でした。
あまりにもドラスティックな通告に、橋下は、全市町の「集中砲火」を浴びて、「最後のお願い」の時に「大泣き」してしまいました。
TVやワイドショーで、「大泣きシーン」が繰り返し映される都度、私は、笑ってしまいました。
TBSの張本勲氏のように「男は何でもかんでも泣くな」とは言いませんが、先日、国会でポスト安倍の筆頭の稲田朋美氏が辻元清美の追及に泣いたように。政治家は泣いてはいけませんよ。
あれで、次期総理の「芽」は無くなったと言われていますが、私も橋下の「大泣き」を見て「ああ、この人は、地方の首長が限界の人だな」と確信しました。
しかし、you tubeにその一部始終が残っていますが、何度見ても面白いです。
大阪の知人達は、「大阪では笑わせたほうが勝ちなんや」と言う人が多いですが、それにしても、何度見ても「嘘泣き」には見えません。会議の後、市長さん方は「参ったな~泣かれるとは思わんかったわ~」とか「あれが演技やったら、大した役者やで(笑)」
等々言っていましたが、私も橋下が「泣くこと」により、「笑い」をとり自分を苛める市長さん達を「悪役」に仕立てる戦略だったら、凄い「戦略家」だと改めて感心しているところです。
≪彼は歴史に残る良いこともした≫
けなすだけではなく、私が感心した彼の「歴史に残る偉業」も評価したいです。
2007年、「光母子殺人事件」「安田弁護団」に対する「懲戒請求」呼びかけ
2007年、かの有名な、「光母子殺人事件」で、2審、広島高裁がだした「無期懲役」の判決を最高裁が、高裁に差し戻して、「審議のやり直し」を指示しました。
★要するに「量刑は無期懲役じゃあ不足だよ、「死刑」の判決を出しなおしなさい」と言う暗黙の指示です。
そこに登場したのが、「悪名高き安田好弘弁護士」です。彼は凶悪少年犯罪で、「死刑相当」の凶悪少年を第一審(地裁)で「死刑判決」が出た物を第二審(高裁)で「無期懲役」に「ひっくり返す請負弁護士」です。
1988年の「名古屋アベック殺人事件」で凶悪な主犯少年を「無期懲役」にして命を救っています。
この事件は、同年に起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」に勝るとも劣らない、むごたらしく人間の所業とは思えない凶悪殺人事件です。「死刑」を期待していた遺族はショックで、被害者のアベックの双方の両親は、数年もたたぬうちに、急死してしまいました。
安田弁護士が、命を救ってやった「糞餓鬼」達は、アベック2人とその両親の合計6人を殺したことになります。
弁護士業界でも「悪魔弁護士」と呼ばれている男です。
その安田が、「少年法を知り尽くして母子を殺した「大月(福田)孝行」を「死刑」から救おうと、大弁護団を組んで乗り込んできたのです。
橋下はご存知のように「たかじんのそこまで言って委員会」で、「安田大弁護団」の弁護士全員の「懲戒請求」を行うように視聴者に向けて呼びかけたのです。これに答えて、「懲戒請求」が殺到し「安田軍団」は大打撃を受けました。
その後、安田弁護士が最高裁の弁論を欠席したこともあり、信用を失い、広島高裁は改めて、福田孝行に「死刑」判決を出しました。
橋下のTVでの、「懲戒請求」の呼びかけが無かったら、安田の策略で、福田孝行は「死刑」を免れたかもしれませんでした。
★私は「少年法廃止論者」ですので、橋下の呼びかけで、最低でも「死刑」しかない福田孝行の死刑が確定したことは今後、世論が「少年法廃止」への大きな「流れ」に代わることが期待できて良かったと思います。
それでは、命式を見てみましょう。
四柱推命鑑定 命式 橋下徹
四柱推命 総合鑑定
大企業の役員か、高等専門職業科の命式、政治家の命式ではない。
・年柱が空亡しているので、「生家からの援助」を受けにくい人です。
その辺はブログにも書きましたが、彼の幼少期の複雑な家庭環境が影響していると思います。
・しかし、年柱が空亡したお蔭で、偏官、囚獄、白虎殺と言う凶星が死んでしまいました。かえってよかったです。
・天徳貴人と月徳貴人のペアが天乙貴人に昇格します。TVに出る著名人は、ほとんどの人が持っています。
・凶星がほとんどなく、「一般的な「勝ち組」の命式です。
さて、橋下も、「政治家」が対して儲からない稼業だという事を学習したでしょう。
現在充電中のようですが、今年と来年まで空亡なので、ゆっくり休んで、新しいことははじめないほうが良いでしょう。
大運を見てみましょう。
38歳~48歳 丙寅―傷官―帝旺
48歳~58歳 乙丑―比肩―衰
58歳~68歳 甲子―劫財―病
2008年、39歳で大阪府知事に初当選しました。
上記の大運を見ればわかるように、その前年38歳から「傷官」の大運に入っています。
十二運が帝旺だから、勢いが有りましたが、彼の最終政治目標であった「大阪都構想」は実現できませんでした。
傷官の大運とはそう卯10年何です。たかじんにすすめられて、39歳で政界を目指したようですが、48歳から府知事を狙ったほうが良かったでしょう。
今後の大運も十二運を見れば、帝旺→衰→病と緩やかながら一直線の下り坂です。
思えば、平松現市長との一騎打ちに勝った2011年が「人生のピーク」だったでしょう。
今後はタレントや言論人で生きていくと思われます。
以上